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向かいのお家で

外装やら屋根やらの、大規模リフォーム中です。

今日になって、大工さんの中に、やたらと大きな声で――ヤッ! とか、ハッ! とか、叫ぶ人が加わりました。

最初は――ああ、屋根に新しい瓦を放り上げているんだな――と、思っていました。
だから、大して気にもせずに今日一日を過ごしていました。

午後になって、家人がお向かいさんから聞いてきた話によると、その大声の主は、聴覚障害の職人さん、だそうです。

ただ、気になったのは、普段は使わないのだけれど、忙しいから連れてきた、というひと言でした。

――別に聴覚障害があったって、やたらと威勢の良い声を出したって、それはそれで、その人の個性だと思うんですよ。

向かいで、仕事をしていても、別に不愉快とは思わなかったし……
――なのに、普段は使わない――という、ことが気になりました。

多分、ご本人は、仕事をするときは、張り切って頑張っているんだと思うのです。
それが、場合によっては、誤解されてしまうこともある――知り合いに、視覚障害を持つ人が何人かいる私にとっては、ちょっと寂しい気持ちにさせられました。

ちなみに、先日このブログに書いたスカイプを、私に教えてくれたのは、全盲の知人です。
彼は、若いけれども、私とは親友と言ってもいいほどの、仲です。

私は健常者ですが、見る人によっては、かなりの変わり者に見えると思います。
障害があっても、無くても、人それぞれ、その人なりの個性を大事にする――改めて、そんなことを感じました。
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