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チャングム

テレビのシリーズが終わったからではありませんが、ブックオフで見つけたハヤカワ文庫版の「チャングム」全3巻を買ってきました。

あまり期待はしていなかったのですが、これが読み始めると結構面白いのです。あっという間に第1巻を読み終えてしまいました。

――第1巻の裏表紙から
美しく聡明な少女オンニョニは、彼女を妾にと企む宦官により、宮女に登用された。華やかだが陰謀渦巻く宮廷社会に足を踏み入れた少女は、チャングム(長今)という新しい名を与えられ、王の食事を作る厨房で働くことに。だが、料理や学問に天賦の才を見せる彼女に先輩たちは冷たい。さらに、宦官の魔の手までもが忍び寄ってきて……

テレビシリーズとは若干ストーリーに違いがあるようですが、面白さは変わらないようです。また、宮廷の中のことも細かく説明されるので、テレビではよく分からないまま、聞き流していた韓国名の地位や地名についても、立体的に分かりやすくなりました。

テレビでは出てこない、エロチックなシーンもあり、当時の女性たちが置かれていた立場も良く分かります。

チャングムというのは実在した女性だそうですが、こんな封建的な時代に女性が王様の主治医にまで上り詰めたというのは、凄いことなんだなあ、と改めて感じました。

残り2巻を読むのが楽しみです。
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