もうやんのカーメンテナンス&カーライフメモ!
メンテナンスからちょっと気になることまで、車に関するもうやんのメモ帳。
 



マイ・アコードワゴンCF6、平成10年式と言ってもピンとこなくなってきたので西暦表示することにした。w 
現在の走行距離は134,106km。

  • きっかけ
まだスタッドレスを履いていた頃だから、かなり前にふと気が付いたのが、走行中に手放しで運転すると右に徐々にハンドルが持っていかれる症状。
多分長い間アライメントを取っていなかったので、徐々にか或いは何かの拍子に狂ったのかな…と思っていた。
運転中、右に右に曲がっていこうとするのでとても気になるし、右コーナーではスッと曲がれるが、左コーナーでは逆方向へ力を加えることになるためアクションが大きくなりギクシャクする。
いつかそのうちにアライメントを測定・調整してこの症状を解消したいと思っていた。
 
  • 安くアライメント測定・調整できるお店を探す

安くできるお店をいろいろと検索して、岐阜県柳津町にある「ピットワンタイヤーズ」というタイヤショップでアライメントを見てもらうことにした。
一応キャンペーン中ということで、国産車の測定と調整、アライメントデータをもらって1万円+消費税ということで、とにかく安い。
岐阜県下最安値・・・とショップのサイトにうたい文句がある。
そのせいか5月前半に電話をしたら、予約がいっぱい詰まっているとのこと。
このコロナ禍で空いているものとばかり思って電話したのに、自分の休みの日を候補日として上げていくとことごとくダメ、6月の21日、日曜日にやっと予約が取れた。
ほぼ1ヶ月待ちである。

ピットワンの足回り・タイヤ・車検のピットワンタイヤーズです! タイヤの取り付けは当店にお任せください! タイヤのご購入、お見積りドンドンお待ちしております。持ち込みタイヤの取り付けのみでも喜んでお受けいたします。 インターネット通販やオークション等で購入したタイヤでも取付大歓迎です。 また、ピットワンタイヤーズは車検もお請けしております。
 
  • 2020年6月21日(日)「ピットワンタイヤーズ」に入庫

↑ピットワンタイヤーズ(岐阜県岐阜市柳津町栄町151)。
きれいでおしゃれなお店である。
タイヤショップの対面には自動車修理、販売、板金などのピットワンがある。
 
10時開店の1番手の予約で、少し前に入庫し早速測定してもらう。
「手放しで運転すると、右に曲がっていってしまうんです。」
と言って見てもらうと、すぐに「EPS」に異常があるんじゃないかと指摘された。
車の移動から作業するリフトに乗せてテスターを準備するほんの短い間にわかったそうだ。
ハンドルに負荷がかかっていない状態でエンジンをかけると、すぐに右に切れていくとのこと。
エンジンをかけた途端になるので、まず間違いないとの指摘。
う~ん、なるほど…。
ちょっとネットで調べたら、同じような症状のケースがありますねって言われた。
さすがプロ、症状の分析力がすごいな。
いやはや脱帽である。
 
  • そういえば思い当たる節が…
 

↑アコードワゴンはEPSスイッチでパワステのアシストの強弱を調整できる。
 
そういえば、EPSスイッチを「-」位置(アシスト大=ハンドルが軽い)にしてクリープ現象で動き出すと右方向へどんどん曲がっていってしまっていたのを思い出した。
仕方がないので中立か「+」位置で使用していた。
アシストが小さいと右へ切れていく力も小さいのだ。
それはアライメントのせいではなく、EPSの不具合だったわけだ。
確かに思い当たる節があったのに、それをアライメントのせいにしてEPSと結び付けられなかった自分の愚かさに幻滅した。_| ̄|○
 
  • 調整はどうします?

↑最新式の3Dアライメントテスターにて測定、調整される。
 

↑調整前のデータ…右前輪がトー(トゥ)アウトで、規定値を外れて赤くなっている。
 
EPSの異常があるのはほぼ間違いないので、調整はどうしましょうかって聞かれた。
まぁ、右前輪がトーアウトで前が開いているガニ股のような状態。
このままでは内べりするとのこと。
通常車輪は前側から後ろに常に力がかかりタイヤの前側が外に開くので、どちらかと言えば微妙にトーイン(内股)に調整するもの、トーアウトは調整してもらった方がいいに決まっている。
こちらは乗りかかった舟なのでキッチリ調整してもらいたい。
 
EPSの不具合で右に切れていくのは修理することを前提に無視してもらって、アライメント単独で基準値に調整してもらうことにした。
右に切れていくのを打ち消すように調整してもらっても、EPSの不具合を直したときに今度はアライメントにずれが出てしまうからだ。
 
  • タイロッドが固着していて荒療治

途中ピットからガンガンとハンマーで打撃を与えるような音が…。
何かトラブっているのかなと思ったら、トーを調整するタイロッドの調整部が固着していたそうだ。
アライメントを測定するか、車検のサイドスリップで落ちない限りは調整する機会がないからね。
長期に渡って触ってないので固着は当然のこと、荒療治は致し方ない。
これもプロ任せで見ているだけなのでありがたい。
DIYだったら青くなっているところだ。


↑蛍光灯が当たるときれいに見えるな、マイ・アコードワゴンよ。
 
 
ブログに載せたいので写真を撮らせてくださいと頼むと、保険の関係上ピット作業中は立ち入り不可だそうで、アライメント調整後に撮影させてもらった。
ピット環境の安全もしっかり担保されていて、非常に好感の持てるショップだ。
 
↑前輪調整後のデータ。
右前輪のキャンバーがネガ側に規定値ギリ、サスかスプリングにヘタリがあるかもしれないとのこと。
(そんなことまでわかるのか…)
トーは±0にキッチリ調整された。


↑こちらは後輪の調整後。
キャンバーは調整不可(かなりのネガティブ、ただ…わざとじゃないっすから…)。
トーは基準値にキッチリと調整してもらえた。

調整後、担当されたメカニックさんに試運転してもらったけど、やっぱり右に微妙に切れていくのは気になりますねとのこと。
アクセル踏み込んでスピード出てくると全然気にならなくていいですけど…。
EPS修理してまたセンター出しとか、またなんかあったら寄ってくださいって言ってくれた。
待ち時間にちょっとググったけどEPSのコンピューター交換するにしても、また巨額の出費かな~ってちょっとブルーになった。

その後ピットでしばし雑談に…。
ナンバーが古いですけど何年ですか…から、オイル漏れてますよ…とか、ベルサス・スパーダの当時すごく売れていたこと、17HEXで当時珍しかったこととか。。。
こちらは一応頑張って乗り続けている口だから、そんな風に声をかけてもらえてとてもうれしかった。
もういつまで乗れるかわかりませんが、だましだまし乗りますよって締めくくって帰ってきた。

帰り道、EPSの不具合さえなければ、もっとスッキリ気持ちよく走って帰ってこれたのにと、ちょっと残念だった。
しかしメカニックさんのEPSの不具合の見立てはお見事でした。
 
次回はEPS不具合の考察&解決編。
果たして解決できるのか⁉


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