(本頁は「真夏の薬師岳と和賀岳のお花畑。中編。」の続きです。)
山頂には12時半到着。今回は甘露水登山口から6時間と少しかかった。
昨年秋の四時間半とはえらい違いだ。
和賀岳山頂は、噂には聞いていたが、お花畑だった。特に北側は花の密度が高かった。
何だか天気が急速に怪しくなって来た。
冒頭で「この日の天気は晴れ時々曇りで午後から雨・・・山頂まで持ったら儲けもんだ。」
と述べたが、その通りになった。
南側、真昼岳の方向から黒い雲が張り出して来たので、山頂では休憩無しで花の撮影だけ行なう。
和賀岳山頂北斜面のお花畑
バックの山は大荒沢岳、畚岳、沢尻岳、根菅岳など。
トウゲブキも咲き出していた。
ニッコウキスゲは一週間前くらいが盛りのようだった。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ) ハクサンフウロとハクサンシャジン
ウスユキソウとネバリノギラン
ウスユキソウとムカゴトラノオ
和賀岳山頂で一番、期待していたのは、
ムカゴトラノオ。この花、地味だが、秋田ではここだけの珍しい花。
ムカゴトラノオ ノギラン(前列)とネバリノギラン(後列)
本格降雨直前の小鷲倉。
撮影後、パラパラ雨が降って来た。雨具を着込んだら、蒸れて汗びっしょり。
カメラはリュックに仕舞いこんだので早く歩ける。下山はちょうど三時間。上りの半分以下の時間で済んだ。
なおこの日の登山者は私も含めて二名だけだった。
前編で端折ってしまった薬師岳ブナ帯の花を報告して終わりとします。
ヤマブキショウマ トリアシショウマ
タマガワホトトギス
タマガワホトトギス
エゾアジサイ
以上。
さて薬師岳、和賀岳ですが、先週の豪雨で林道が崩れ、通行止めになってしまいました。
ここは以前もたびたび通行止めになり、三年間にわたって立入りが出来なかったこともありました。
今度はいつ開通するものやら。