モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

真夏の栗駒山・花レポート。前編。(2020年7月24日)

2020-07-31 | 栗駒山/春、夏

7月24日はてんくらA予報の乳頭山か栗駒山のいずれかに行こうと思い、未明に家を出たものの、外は雨降り。
大曲まで南下しても雨は止まなかったので、乳頭山を諦め、栗駒山に賭けようと更に南下。
すると横手を過ぎたら雨があがり、
それより南の方は少し日が射していた。
栗駒山はあいにく雲を被っていたが、近づくにつれ、雲が切れ出し、
須川湖に着いたら、このように秣岳が全容を現わしてくれた。

無風なので湖面は波ひとつなく、久々に水鏡を見る。

早朝の須川湖


この日は須川温泉からうぶ沼コースを経て、栗駒山頂へ、その後、天馬尾根を通って秣岳へ行き、須川湖に下山する周回登山の予定。
行きは須川湖から須川温泉まで舗装道路をテクテク(30分近く)歩かなければならないが、
下山後を考えると、須川湖に駐車するのがベターだと思った。


今回の非合法マップ





 
柿の種号は須川湖に駐車。               須川温泉まで舗装道路をテクテク。

今回、栗駒山に来た目的・ミッションは夏場に咲く花を確認することだった。
栗駒山はこと紅葉に関しては東北一とか日本一とも言われているが、花(高山植物)に関しては何も言われていない。というよりも情報が無いようだ。
そういう場合は自らの足と眼で確かめてみることにしている。
その結果、夏場の栗駒山は「花がとても貧弱」だと分かった。
東北の1500m以上の高山としてはおそらく最も少ないかなと思う。

何故そうなのか理由も考えてみた。それは追々語るとして、まずは登山口から見かけた花を列記してみる。

最初に見たのはノリウツギ、クロヅルといった低木の花。次いで名残ヶ原のキンコウカ。


ノリウツギ                                                                                               クロヅル

 


名残ヶ原のキンコウカ。




三途川を渡った以降、やたらと多かったのはヤマブキショウマ。

ヤマブキショウマ



花は終わっていたが、サンカヨウも数が多かった。

サンカヨウ(実)


タケシマランの実


産沼の手前辺りから山頂にかけて、登山道の両側はササや低木林となり、見晴らしは良くなったが、花は少なかった。

低木で今咲いているのはハクサンシャクナゲ、ミヤマホツツジなど、
産沼では遠目に湿地性のヒナザクラが少し咲いているのが確認できたが、
イワカガミは終わっていた。
そこから先、他に咲いていたのは、白花のニガナ、マルバシモツケ、ノギラン、ネバリノギランなど地味な花ばかりだった。


ハクサンシャクナゲ




オノエラン(咲き残り)                                                                             ニガナ

 


コメバツガザクラ                                                                                    マルバシモツケ
 



今咲いている花で色のある花はナンブタカネアザミが少々。
他の山に多いハクサンシャジンもここには少ししかなかった(他の山で多いトウゲブキも見い出せず)。


ナンブタカネアザミ                           ハクサンシャジン

 

ミヤマホツツジ


色が有っても、緑だと地味だ。

タカネアオヤギソウ。一緒に咲くセリ科はハクサンボウフウか。                        ホソバノキソチドリだろうか。
   



ノギラン                                                                                                   ネバリノギラン
 

この山にはニッコウキスゲやチングルマ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、クルマユリと言った
目立つ色やスター的なキャラクターが欠けている。

季節が進めば、ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)やエゾオヤマリンドウなども加わり、少し賑やかになるかもしれないが、他の高山に較べると草花はとても少ない。

草花の少ない理由は、当初は花の豊富な焼石岳(一応、火山)に比較して若い火山のせいかなと考えていた。
ところが、活火山でも秋田駒や蔵王、磐梯山などでは花の種類が豊富だから、安易に火山活動のせいには出来ない。
今回歩いてみて感じたのは、
山肌が山頂までササや低木にびっしり覆われていて、草花が生えるスペースが無いという点だ。
ササは紅葉しないが、カエデ類やナナカマド、ミネザクラ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、ハナヒリノキなどの低木(落葉広葉樹)は綺麗に紅葉する。

この山は低木(落葉広葉樹)が多いおかげで、秋の紅葉が華麗になるのだから、
草花の少ないことは痛しかゆしと言ったところか。

今日の栗駒山、山頂は雲に覆われ、自慢の展望はさっぱりだった。
しかも宮城側からの登山者が多く、三密に近かったので、さっさと通り過ぎた。
途中、少しだけ雲が晴れたが、次の写真の程度。

天狗平手前から南側の眺め。


展望岩頭から昭和湖を見下ろす。



北側、西側の展望が素晴らしい筈の展望岩頭もガスで視界が効かなかったので、
さっさと天馬尾根を下りて行くことにした。

こちらも途中、花はさっぱり。ツルリンドウが少し咲いていたくらいだった。


コメツツジ
                                                                                                  ツルリンドウ
 

後編」へ続く。

モウズイカの裏庭(トップ)へ。


コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 真夏の薬師岳と和賀岳のお花... | トップ | 真夏の栗駒山・花レポート。... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (ねも)
2020-07-31 18:04:13
モウズイカさん お互いまずまずの4連休でしたね。
そう、予報になかった24日朝の雨は驚きました。秋田駒ヶ岳周辺では、9時前くらいまで降っていましたよ。路線バスの私は選択の余地ないので、どうしよう!?とうろたえるだけでしたが(笑)
栗駒山、私も花が多くないと思います。2年前の6月に歩いて、そう感じました。
続編も期待しています。明日から北アルプスに行こうと思っています。
ねもさんへ。 (モウズイカ)
2020-07-31 19:36:06
コメントありがとうございます。
栗駒山は田中澄江の「花の百名山」で取りあげられているせいか、花が多いように思われていますが、
実際に行って見ると、イワカガミやキンコウカは少し多いものの、それ以外はタイヘン少ない、北隣の焼石岳とは比較にならないレベルです。
そのくせ、紅葉は素晴らしく、これは東北一と言ってもいい水準なのですが、どうしてそうなのか、
その辺を検証、再確認すべく、あえてこの時期に登ってみました。
「後編」までご覧いただければホンの少し救いが有るかもしれませんが、
このお山はやはり花が少ない。しかし景色や紅葉は素晴らしい。不思議なお山です。

コメントを投稿

栗駒山/春、夏」カテゴリの最新記事