モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

青白き山脈を愛でながら(2024年1月20日)

2024年01月27日 | 和賀岳・真昼岳

(本頁は「大寒の日、横手実家はいかに」の続きである。)

横手実家から秋田市自宅への帰り道、
かつて六郷町と名乗っていた辺り(現・美郷町)に差し掛かったら、

東側に青い、いや厳密には青白い山脈(やまなみ)が連なって見えるようになって来た。
奥羽山脈は日本一長い脊梁山脈だが、山脈をもろに実感できる場所はそれほど多くない。
個人的には山形県の村山盆地の東側、そして
この秋田県美郷町から大仙市、仙北市角館あたりにかけての
二箇所が
それに該当するエリアではないかと思っている。
どちらも真っ平らな盆地からいきなり千メートルかそれ以上標高差のある山が立ち上がり、
屏風のように連なっている。



このような地形がどうしてできたかの議論はさておき、
個人的には、石坂洋二郎原作の小説『青い山脈』
(曲の方は、作詞・西條八十、作曲・服部良一)とは

この美郷町から大仙市、仙北市角館あたりまでの奥羽山脈を指すのではないか
と勝手に思っている。

詳細は、拙ブログ『秋田県南の白いお山と青い山脈?』の下半分に譲るが、
石坂洋二郎氏は作家になる前、10年以上にわたって横手の高校教員だったと聞く。

今日は大寒なのに朝から概ね晴れていたが、
午後以降はしっかりとクリアーな晴天となり、この屏風のようなやまなみがよく見えた。

しばしの間、青白き山脈をご覧頂きたいと思う。

真昼岳のやまなみ



冬場は特にそう思うのだが・・・
真昼岳はこれが1060mの低山とはとても思えない。

冬は北西からシベリア季節風、夏は三陸から冷たいやませの雲が懸かるため、
真昼岳の山頂稜線には高木が生育せず、高山のような景観となる。

山麓の善知鳥集落から



真昼岳のすぐ北のやまなみ。




更に北には1400mを超える和賀岳や白岩岳が連なる。




和賀岳をアップで。




ちょっと北に移動して、山座同定。




山麓に近づき、大神成付近から大甲を望む。




白岩岳(左)と小滝山。




北上するにつれ、
白いお椀を伏せたようなお山、秋田駒ヶ岳が見えるようになって来た。




反対側(南西)には・・・

鳥海山に再登場いただく。




めざすは秋田駒。




神代で国道46号線を横切り、旧・西木村へ。

ここに来ると、鳥海山や秋田駒は見えなくなるが、かわりに
白岩岳の北に羽後朝日岳が見えるようになる。




羽後朝日岳をアップで。




今日はこの後、国道105号線を北上し、
潟野から田沢湖に入る。

詳細は次の頁でも報告するが、

羽後朝日岳と和賀岳は田沢湖湖畔からもよく見えた。

羽後朝日岳






こちらは和賀岳。




以上。

冬の田沢湖は・・・」に続く。


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