(本頁は「八塩山は花がいっぱい。前編」の続きである。)
八塩山の山頂台地はブナの美林に覆われている。
この林は二次林で、スラリと高く、ブナと言うよりも白樺のような感じだ。
山頂台地のブナ林
山頂台地のブナ林
この木は落雷に遭ったのだろうか。
八塩山神社はピサの斜塔のように傾いている。
山頂台地は樹林に覆われているため、眺望は効かない。
しかし鳥海山に関しては、二箇所、専用の眺望所が設けられている。
昔から有る眺望所は東屋のすぐ近くだが、木が繁って来て、だんだん見えにくくなってきた。
三年ほど前、深山林道側に少し下ったところに倒木を撤去して新たな眺望所が出来た。
こちらはとてもいい眺めだ。個人的には、最高の眺め=絶景ではないかと思っている。
新眺望所から鳥海山を望む。
鳥海山をアップで。
鳥海山以外の山は山頂台地の東縁、東屋付近や八塩神社付近から、
出羽丘陵の北側や奥羽山系が望まれる。
視程が好ければ、秋田駒や岩手山、南側は栗駒山まで見えるが、今日は残念、見えなかった。
先日登った保呂羽山を望む。
樹林越しに丁岳方面が少し見えた。
山頂台地は雪が消えたばかりなので、草も木も花はまだ咲いてなかった。
これから咲くオオカメノキの展葉の様子などを。
なお帰り道、風ぴらコースを下り始めたら、
深山林道近くの杉林の中でオオイワウチワがいっぱい咲き残っていた。
とっくに終わったと思っていたところでの出会いなので、
なんか儲かったような気分だった。
オオイワウチワ
帰り道は風ぴらコースを歩いた。
これは或る友人から二日前、風ぴらコースを通ったら、アズマシロカネソウが咲き出したと聞いていたからだ。
今日は三株ほど見つけたが、まだちっこくて、撮影には苦労した。
このコースのもうひとつの名花、サンカヨウもまだ開花してなかった。
風ぴら谷の春はまだ浅かった。
ミヤマカタバミ
スミレサイシン
アズマシロカネソウ
キクザキイチゲ
生育中のサンカヨウ
下山後、もしやと思い、山麓にある鳥居沢の下流に入り込んでみた。
すると有った。有った。こちらのアズマシロカネソウは大きくなっていた。
アズマシロカネソウ
サンカヨウも開いたものがあった。えがった。えがった。
今日の八塩山はいつになく花がいっぱいだった。
サンカヨウ
オオバキスミレ
今日はこの後、もうひと山と言うことで、秋田市の岩谷山に向かった。
「岩谷山で意外な花を見た。」へ続く。
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