鶴岡の高館山に初めて行ったのは、
一昨日報告した(こちら)ように2017年3月19日だった。
その後は翌年2018年が翌20日だった以外、2019年も2020年も3月19日に行っている。
コロナ禍二年目の今年(2021年)も3月19日だった。
この日は高館山の特異日なのか。
個人的にはこの日を特別に意識しているわけではないのだが、
秋田では殆んど見られない野生の雪割草を今年も是非見なきゃ・・・
との強烈な思いと行動が、 (´π`;)私の場合、不思議とこの日に収束してしまうようだ。
今回、一番綺麗だった雪割草(オオミスミソウ)は ↓
花の径は3センチくらいか。
それが朝8時にはこうだった。
その時の天気は曇り。オオミスミソウは日が射さないと開かない花のようだ。
オウレンはちゃんと開いていたが、キクザキイチゲもこの通り。
キクバオウレン キクザキイチゲ(白タイプ)
秋田から二時間以上もかけて来たのに、開いた花を見ないで帰るのは残念だ。
昼近くなって日が射して来たら開くだろうと、山頂へ行ったり、間道に入ったりして時間を潰してみる。
雪割草(オオミスミソウ)など花だけ見るのならば、わざわざ高館山山頂まで行かなくとも、八森山など中腹で十分だ。
そのため山頂に行くのは2017年初めて登って以来のこと。
参考マップ(破線のルートは私の勝手な推測なのであまり当てにしないで下さい。)
途中、自動車道路に出たりしながらも到着した山頂は平坦でクロマツ林に覆われ、展望はほとんど無し。
林立するテレビ塔の間に何やら灯台のような建造物を発見した。
中に入るとそこには螺旋階段が有り、自力で上がれる設定になっていた。
折角来たので登ってみる。
最上部の窓が汚れていて、思ったほどの展望ではなかったが、 (´π`;)まあ、よしとしよう。
山頂の東屋で超早い昼飯を10時前に済ませ、同じ道を下山。
今度は雲が切れて日差しが出て来た。
途中で花を閉じていたオオミスミソウはこのように開花していた。
以下、近隣のあちこちで見たオオミスミソウ。
オオミスミソウの花はサイズがまちまちで径1センチに満たないものから、4センチくらいまでとかなりの幅がある。
更に花色も白をベースとしながらも、紫がかったものやピンクと多彩だ。
特徴的な常緑の葉っぱは皆同じでも、花の形やサイズは同じ植物とは思えないほどバラエティーに富んでいる。
場所によってはキクザキイチゲやカタクリと混生している。花のサイズを比較して欲しい。
オオミスミソウとカタクリ
オオミスミソウのバックでキクザキイチゲ白が咲いていた。 カタクリ
右上のカタクリ以降は今日見かけた他の花たち。
キクザキイチゲ青紫タイプ 咲き出したばかりのシュンラン
シュンランやオオイワウチワ、ショウジョウバカマのシーズンにはまだ早かった。
マルバマンサク
ヤブツバキ コシノカンアオイ
下山途中、大山公園から高館山と下池を望む。
大山公園から鳥海山を望む。中腹に雲が懸かってよく見えなかった(月山も雲に覆われていた)。
帰り道、県境を越え、にかほまで来たら、鳥海山の全体が見えるようになっていた。
わざわざ高速を降りて撮影した。
にかほ市平沢郊外から。
以上。
野生の雪割草が、この山に自生しているのですね。
色がきれいですね~。色々な花の咲く場所を良くご存知で驚きです。
知人から頂いた、雪割草をプランターに植えて7~8年
すっかり消えてしまいました。管理が悪かったのです(^-^;
雪割草は秋田の山にも有るのですが、人が近づけないような急傾斜地や道の無いところばかりであり、
しかも綺麗どころはひと昔前の山野草ブーム時代に盗り尽くされてしまいました。(T_T)
よって今は鶴岡の高館山に見に行くようにしております。ここは盗掘監視パトロールもされています。
それでも雨の日や黄昏時など監視の目をくぐって盗掘されているそうです。
困ったもんです。