里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
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つるかめ、カタツムリ。

2013年02月20日 | 本と雑誌

『つるかめ助産院』というTVドラマだある。以前NHKで放映されていたが、仕事の都合で見ることができずにいた。今回BSで再放送されたので見ることができたが、ドラマが終わって、字幕が出ると、作者が小川糸さんであることに気がついた。どうりで!
 かって、『食堂カタツムリ』という本を読んだ。(近年映画化もされたが残念ながら見ていない)主人公、倫子は恋人と家財道具を失くし、声を失ってしまう。どん底の状態で、10年間一度も帰らなかった故郷へ戻り、物置小屋を改修して『食堂カタツムリ』を立ち上げる。そこは音楽もない世界。1日一組のお客様を迎える。メニューはお客さんが来てから決める。この人には、こんなものを食べさせてあげたい、と思う料理を出す。その味に、幸せになり、希望がわいてくる。人生はよい方向へ向かう。美味しいものを食べると幸せな気持ちになる。食べてくれる人のことを考えながら作る料理。好きな人と食べる。知らない人とワイワイガヤガヤと食べる。「食べる」ことの意味を問いかける。
 この2編に共通しているのは、主人公の母親に対する確執、そして「生命」、「食」。
食事って、やっぱり生きるってこと、そのものなのです。


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