『暮らし歳時記』より
今日は立春から数えて15日目。今日から啓蟄までの期間を「雨水」と呼びます。
「雨水」とは、雪が雨に変わり、氷が溶けて水になる頃という意味。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。もうじきひな祭りを迎えますが、ひな祭りの由来には水が関係しているので、雨水にひな人形を飾り始めると、良縁に恵まれるといわれています。
また、七十二候では「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」。これも、雪がしっとりとした春の雨に変わり、大地が潤い始める頃という意味で、「雨水」と同様、春はもうすぐそこまで来ているよ、と教えてくれます。
昨年の秋に植えたチューリップの鉢を覗いたら、小さな芽がひとつ、ちょこんと顔を出していました。チューリップは植えて、冬越しをさせないと咲かないと聞き、ひと冬楽しみに待っていたので嬉しくなってしまいました。春の足音が近づいてくるのを感...じます。
本州と北海道では全然気候が違いますが、こちらも雪融けが始まり、大きな水たまりが道路のあちらこちらに出てきました。まだ2月です。本来なら一番気温の低いころなんです。今日もプラス気温。昨日もうちの温度計は最高気温7℃でした。