里の家ファーム

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唐辛子

2015年02月24日 | 野菜・花・植物

唐辛子の効果は?

       Medウエッジより http://www.mededge.jp/c/a/gast

 米国ワイオミング大学の研究グループが、メリーランド州ボルチモアで開かれた米国生物物理学会の第59回年次総会で2015年2月8日に報告した。

 世界保健機関(WHO)の推定によると、世界人口の3分の1が過体重か肥満という。肥満は糖尿病、高血圧、心筋梗塞に関連する。

 高カロリーの食事を取って、運動をしないと、「白色細胞」が偏って存在するようになって肥満につながる。白色脂肪は、皮膚の下や内臓にあり、余分なエネルギーを脂肪として蓄積する。一方で、褐色細胞は、鎖骨や胸部にあり、脂肪を燃焼して熱を生成する。

 肥満対策の研究を続けていた研究グループは、食事にカプサイシン(唐辛子の活性成分)が含まれていると、カプサイシンの受容体を作る「TRPV1」という遺伝子が作動して、高脂肪食でも肥満にならないというデータに目を付けた。

 普通のマウスとTRPV1遺伝子が欠損したマウスを用いて、高脂肪のエサにカプサイシンを0.01%加えた場合と加えない場合、運動させた場合とさせない場合で肥満効果を比較した。

エネルギー消費が増大

 その結果、エサにカプサイシンを加えたマウスでは高脂肪食による体重増加が抑制された。代謝活動とエネルギー消費も増大した。

 一方で、TRPV1欠損マウスではこの効果がなかった。カプサイシンを含まない高脂肪食のマウスでは、運動してもしなくても同様に体重が増加した。

 研究グループは人での臨床試験に向けて、また肥満の予防/治療薬として「TRPV1作動薬」の開発に向けて取り組んでいる。