「東京新聞」2025年7月12日
たくさんの外国人や外国ルーツの人たちと共に日々の暮らしがある。「多文化共生」といってしまうと少し距離のあるもののように感じるかもしれないが、それは、すでにここにある。私たちはすでにその中を生きている。
◆私たちも日本を出れば外国人
私の職場にはさまざまなきっかけで日本に暮らすようになった外国出身の同僚がいる。一人一人の顔を思い浮かべれば顔がほころんでしまうほどに苦楽を共にしてきた。母は近くのコンビニにいる南アジア出身の店員さんが贔屓(ひいき)だ。レジでモタモタしまった時に「大丈夫です、全然問題ありません」と言ってもらえたのがとても嬉しかったらしい。定期的に通う飲食店にも外国人従業員がいる。高齢者をとても大切にする文化だからか、店長さんは帰り際に必ず祖母に何かを持たせてくれる。
私たちも日本を出れば外国人となる。観光客となり、留学生となり、一時的に働く社会の一員となり、その国の永住権や国籍を取得する人たちもたくさんいる。私もこれまでいくつもの国で暮らしてきたが、その国ならではの研究環境の恩恵を受けたり、奨学金をもらったりした。その社会で必要とされる税金を納め、その代わりに社会福祉や医療、公共サービスを享受した。はじめは文化やルールの違いに戸惑いながらも、間違った時には現地の人たちに教えられ、少しずつ溶け込んだ。そしてそのような経験を通して得た言語力や知識、人脈をいかして、いま日本社会で仕事をしている。
だからこそ、今回の参議院選挙で排外主義煽動を競い合うような動きがあることが耐えがたい。
◆排外主義の煽動にNGOの緊急共同声明では…
以下有料記事にて、失礼いたします。
社会がよくないのは「外国人」のせいではありません。
「自公」政治のためです。
変えましょう!
今日は30℃超え。
しばらくこの氣温が続くようです。
最低気温も20℃超え。
ミニトマト初収穫。