ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

アド街ック天国・代々木上原

2005年02月26日 | テレビ
この番組は、
メジャー繁華街の近辺にある、ちょっと小じゃれた感じの街を見つけ、セレブ・マダム・ギョーカイ・隠れ家
といった月並みな言葉で飾り、バブル感あふれる俗な場所にしてしまうのが得意だが、今回は久しぶりに見る
その度合いの高さだった。辺見えみりや山本未来が誕生パーティーをしたり、結婚式の品物を調達したりした
からって何なんだ。しかも何だこの微妙な人選は。ギョーカイ関係者が出入りする店だからってエラいのか。
単に芸能関係の仕事が多いエリアが近いから近辺に住んでいる芸能人が多く、少し高め→ヨゴレ度の低い飲食店が
多く、しかも対外的に知名度が低いし、郊外電車の始発・終点でもオフィス街でもないからサラリーマン客が少なく、
ギョーカイ的に利用しやすいだけだろう。要するに便宜上の問題にすぎない。
この番組的に一番偉いのは、地域の有名店からVIP扱いされているギョーカイ関係者で、おまえら庶民はそういう
ボクたちを見てありがたがれってことか。芸能方面によくすると見返りが大きいので、広告塔として使われている
面が多々あるだけだろう。そもそも日本国内では「芸能人」の社会的地位が高いとも思えないが。

まあ、今回くらいわかりやすい内容(社交界に出入りしていることだけがアイデンティティの田舎貴族が、社交界の
新入りを品定めしつつ、内輪ウケの会話をしているような)だとむしろ笑えるからいい。


サイバーエージェント

2005年02月26日 | 時事
イマイチ盛り上がりに欠けるゼロックススーパーカップ。今年はJリーグ王者マリノスと天皇杯王者ヴェルディが対戦。
ヴェルディの新戦力ワシントンが中澤すら翻弄する大活躍を見せて追いつき、PKまで持ち込んでヴェルディの勝利。
今季からヴェルディ入りした戸田はすっかり普通の選手っぽくなってしまっていた。ヴェルディの新スポンサー名は、
背番号の上に、本当に無愛想な単なるゴシック体で「サイバーエージェント」と入れられているが、これが意外に
目を引く。カニトップと同じ理由か。ああ、奥菜…

メロン記念日/日本青年館

2005年02月26日 | アイドル
2/20、メロン記念日レビュー&ライブ9デイズ最終日の昼公演(13:30)を観る。レビュー部のゲストになっち。
30分程度のレビュー(寸劇)があり、5分の休憩をはさんだのちにメロンのライブ、トータルで2時間ほどという構成。

アミケット(オリコンウイークリーの主催によるアイドル同人誌即売会)が、青年館の上のフロアで行われたことが
'90年代前半に数回あったのだが、この会場に行くのはそれ以来… と感慨に浸るも、考えてみたらタンポポの
イベントで数年前に来たことがあったのを思い出す。駅や街の喧噪から適度な距離があり、ステージと客席が
遠すぎないこの会場は、アイドル系のコンサートをやるには最も適した場所のひとつなのではないだろうか。
そして、大メジャーもしくはドマイナーに二極化されたアイドル歌手業界にあって、メジャー側ではありつつも、
たたずまいはマイナー側に近いメロンのライブは、俺がかつて観てきた「アイドルのコンサート」の熱をそのまま
現在に再現していた。まとまった形で彼女たちを観るのは初めてだが、まずは何よりも会場にみなぎるパワーが
すごかった。最終日だというのもあるのだろうが、言うなればカラメルのようなドロッとした濃さだ。

レビューは、メロンの4人+なっちによるダンススクールのチームが、ダンスコンテストに向けてひと騒動…
というストーリー。今回のショーのタイトルが「むらたさ~ん、ごきっ?」というものなだけに、ボケやオチは
たいてい村田に収束する形になっている。特にドラマチックな盛り上がりやお約束展開もなく普通に終わる(笑)。
セラミュを知っている人なら、第一部の冒頭の、話がまだ進んでいない段階でのドタバタ劇、といえばわかって
もらえると思う。ボケやオチは村田が持っていくものの、ストーリーの主役はどう見てもなっち。すぐヘラヘラ・
チャラチャラする方向に流れがちなメロンの役に対し、説教したり諭したりする役目。逆もまた真なりということか。
「出てくるだけ」だと思っていたのでちょっと意外。なっちは、アドリブなど機転を必要とするものに関する適性は低いが、
与えられたものをこなす・再現することに関しては能力が高いと思う。観客の側もさしたる期待をしていないであろう
レビューとはいえ、もうちょいストーリーを練ったほうが良かった。発注の際に「愛・地球博」に関するネタを
入れてくれというのがあったのか、無理矢理エコロジーという語が登場したりしていたが、ああいうのはいらないと思う。
客が、「(擬音としての)こんこん」というセリフに対し、「(紺野あさ美の得意フレーズの)完璧でーす」
という声を飛ばしていたが、こういう無粋なのはダメだろう。全員集合の客の子供が「志村うしろー」と叫んでも、
志村はそれを参考にして危機を回避してはいけないのである。斉藤のローライズから見える肌にとても萌えた。

休憩時間。それまで静かにステージを見守っていた客席がやおらざわめき出す。緑色のサイリウム。腕まくり。
俺の周辺では、おもむろに屈伸運動など始める者も多数。

場内が暗転し、怒声に近いトーンの歓声が満ちるとライブ開始。はっきり言って怖い(笑)。
何も起きないし何もされないのはわかっているのだが、頑丈なオリの向こうにいてもライオンはやはり猛獣である、
ってのと同様の怖さ。怖いのだがこの感じは悪くない。これがモーニング娘。本体やWだったら、客席には適度に
家族客や小中学生の姿も見え、なんとなくソフトなのだろうが、見る限り客の大半は歴戦の勇士系男ヲタ。
そのヲタの群れが、メンバー名をコールしたり、曲中にあるお決まりフレーズを大合唱したりするのである。
そりゃものすごい迫力だ。メロンのメンバーも場数を踏んでいるだけに、こういう連中を御す術を心得ているのが
心強い。ライブ部分は1時間半ほど。MCはちょくちょく入るが、全力疾走感あふれる内容。俺はメロンの曲は
シングルしか知らないのだが、それでも十分楽しめた。「ああこの元ネタはあれなんだろうな」と気付きやすい
のが目立つメロンの曲(わざとやっているのだろう)を、深く聞き込んでいればさらに楽しかっただろう。
大谷の声が結構キレイだというのに気付いたのは収穫。

さすがにライブハウスだとフィジカル的にキツい(俺は小さいので質量で圧倒的に不利)ので、きちんと座席のある
会場で、次はコンサートオンリーのメロン記念日を観てみたい、と思わせるには十分過ぎるショーだった。
モーニング娘。には新日本プロレス臭があるが、メロンはゼロワン系の匂いがする。
当人たち的にどうかはわからないが、傍から見ているぶんには、「やりたいことを、やりたかったような形で、
のびのびとできている(ように思える)」という点に関しては、ハロプロではこのメロンが随一なのではないだろうか。