…をようやく見る。
期待しつつ見ているからバイアスがかかり、いっそうそう感じるというのはあるものの、それがなかったと
しても確実に面白いと思う。なぜそう思えるのか、見ながら考えてみた。
やはり作品から「希望」が垣間見えてくるのが楽しいのだ。人類の未来だとかいった大きすぎるものではなく、
生活に即したふとした幸せ。仕事を終えたあとに飲む缶コーヒーのおいしさだとか、デパートの屋上から見る街の風景、
待ちに待ったものが発売されたとき、それを買いに行く途上の気持ちだとかそういう類のもの。
「響鬼」にはそういった生活感があるのがいい。学校物のドラマを見ていると、生徒には援助交際女、ギャル、
ギャング気取り、そしていじめっ子かいじめられっ子しかいないような描写ばかりだが、多くの子供は「響鬼」に
出てくるような感じで、ささいなことに一喜一憂しつつ、別に道を外れることなくまともに暮らしているはずだ。
妙な先入観で中学生を描いていないあたりがいい。この調子で最後までいってくれることを強く望む。
童子や姫、魔化魍より、響鬼が余裕で強いのもいい。性能がいいから未熟でも結果的に勝つ、というのではなく、
元々の力と鍛錬、そして積み重ねてきた経験をもって獲物をハントする感じ。「ベテランをなめるなよ」感あふれる戦い。
今の世の中あまりにケジメがないが、大人と子供の違い・住み分け・役割といったものをきっちり表現していってほしい。
俺は大人としては全然ダメなんだけど(笑)。
期待しつつ見ているからバイアスがかかり、いっそうそう感じるというのはあるものの、それがなかったと
しても確実に面白いと思う。なぜそう思えるのか、見ながら考えてみた。
やはり作品から「希望」が垣間見えてくるのが楽しいのだ。人類の未来だとかいった大きすぎるものではなく、
生活に即したふとした幸せ。仕事を終えたあとに飲む缶コーヒーのおいしさだとか、デパートの屋上から見る街の風景、
待ちに待ったものが発売されたとき、それを買いに行く途上の気持ちだとかそういう類のもの。
「響鬼」にはそういった生活感があるのがいい。学校物のドラマを見ていると、生徒には援助交際女、ギャル、
ギャング気取り、そしていじめっ子かいじめられっ子しかいないような描写ばかりだが、多くの子供は「響鬼」に
出てくるような感じで、ささいなことに一喜一憂しつつ、別に道を外れることなくまともに暮らしているはずだ。
妙な先入観で中学生を描いていないあたりがいい。この調子で最後までいってくれることを強く望む。
童子や姫、魔化魍より、響鬼が余裕で強いのもいい。性能がいいから未熟でも結果的に勝つ、というのではなく、
元々の力と鍛錬、そして積み重ねてきた経験をもって獲物をハントする感じ。「ベテランをなめるなよ」感あふれる戦い。
今の世の中あまりにケジメがないが、大人と子供の違い・住み分け・役割といったものをきっちり表現していってほしい。
俺は大人としては全然ダメなんだけど(笑)。