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monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

個人的な範囲以外での画像の無断使用を禁じます。
 



3月のダイヤ改正で定期列車としてはなくなったものの、東日本の客車のみの組成となり臨時列車として復活した北斗星ですが、今夜走っている列車を含めあと2往復で過去のものとなってしまいます。「ブルー」トレイン最後の寝台特急として頑張ってきましたがいよいよ最後ですね。

出張や夏休みを利用し、この1か月でちょこちょことお別れのために駆け込み撮影をしてきました。東京では暑さに悩まされ、北海道では天候に恵まれず満足な撮影とはなりませんでしたが、最後に撮影に行けたという事で満足です。
惜別・北斗星シリーズの中から、第1弾はまだおさえていなかった推進回送です。

2週連続の週末東京出張を利用し、上野口での撮影を行います。その中でも今回のテーマは推進回送。これまでそのうちにと思いながら撮影していませんでした。
推進回送と言えば、最後部の貫通扉を開け、操作ボックスをブレーキ管につないでゆっくり最後尾から近づいてくる姿が思い浮かびますが、この姿が撮れるのは、札幌行が上野に入線する時だけになってしまっていました。カシオペアと上野着後の北斗星は開けられる貫通扉がなく(必要なく)、外のブレーキ管と接続する必要がないため窓から外を注視するだけでOKだったのですね。ですから、乗務員はこの暑い夏も比較的快適に推進回送を担当する事が出来ます。ただ、撮影する側としては窓越しに乗務員が前方注視しているだけでは面白くありませんから、扉を開けてくる、下り列車の上野入線を狙いに行く事になります。客車の推進運転を見るのは、天理臨の天理留置線引き上げを見学して以来で久々でしたが、この時は操作ボックスはなく、係員が窓越しに前方注視しているだけでした。構内を少し走るだけだから省略可能なのかもしれませんね。

1週目の土曜日夕方は、札幌行カシオペア運転日。意気込んで14時ごろには上野駅へ行ってみますが撮影者の姿は無し。近くにベンチがないため少し離れたところのベンチで時間をつぶします。カシオペア入線前最後の13番線の列車が出る頃になっても端部に撮影者の姿はわずかで拍子抜けするほどでしたが、スタンバイ。徐々にこの日の乗客と思われる人々を中心にカメラを持った人が集まってきます。柵にクランプでビデオを固定し、カメラ手持ち撮影を行うも、上野駅地上ホームは屋根があり昼間でも薄暗く写真撮影にはやはり不利。メインの北斗星は外で撮影する事に決定となりました。

翌朝、上野到着列車は宿でのんびりしすぎて間に合わなくなってしまい、直接尾久車両センター出入り口近くの回送線へ直行。すでに数名待っておられました。午前中は東北本線の高架影となり快適に待機する事が出来ます。定刻になると、本線をくぐったトンネルからカニを先頭に進入してきました。扉は無いためもちろん開いているなんてこともなく、デッキに立つ乗務員の姿が窓越しに見えます。


とりあえずそんなカニを撮影し、留置線へ押し込んで行く銀釜を見守り、入替のためにもう一度顔を出す機関車を待ちました。実は朝の尾久回送のメインイベントは回送よりもこちらですね。その様子はまた別項で。

翌週の土曜日は、北斗星人気も考慮し、尾久出庫の1時間以上前に現地入りとしましたが、すでにベスポジは先客がおられました。キャパが少ないのです。先客の方が大変親切な方で、場所を融通していただき、何とかカメラをセット。今回もやはり動画がメインです。西からの太陽を遮るものがなく、うだる暑さの中を待つ事1時間。ただ立っているだけで汗が噴き出してきてしまいます。奥の方には列車が停まっている姿が見え、定刻の少し前には扉が開き、発車スタンバイOKの様子。定刻にゆっくりと列車が動き出しました。渡り線をうねりながら近づいてきた列車は客車からゆっくり近づい追てきます。客車が正面を向き画面いっぱいとなったところでシャッターを切りました。光線状態は決していいものではありませんが、撮りたかった画が撮れて大満足。扉が開いているため、「北斗星」のマークは見えません。そのまま列車が通過して行くところまでお見送り。証拠としてHMと尾灯を点けた釜を撮影し終了。こちらは見事にバリ順です。とにかく暑いのでさっさと撤収としました。


2015.07.26. 2015.08.01.
Nikon D700




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コメント
 
 
 
名物光景が見おさめ (レイルファンにっしー)
2015-08-24 21:24:05
monさんこんばんは。

ついにブルトレ終わりましたね。本当に寂しい限りです。上野~尾久の推進運転は日暮里界隈の日常の光景でしたが、ブルトレとともにこの光景も過去のモノに・・・。

ブルトレが無くなる事で、EF510もどんどん貨物会社に転属し、富山EF81ももうすぐ消えるだろうし、尾久の客車留置線も再開発で消えて行くでしょうね。ブルトレ客車を使う乗務員訓練とかの有無も気になります。
 
 
 
レイルファンにっしーさん (mon)
2015-08-26 00:27:17
こんばんは。
ついに定期的にブルーの客車を見る事はできなくなってしまいましたね。
東日本は商売上手ですから、全廃はせずに少しだけ置いておいて、今後は不定期な臨時列車でたまに見る事が出来るでしょう。ただ走れる区間が限られますから、見れる種別も限られるでしょうね。
 
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