佐川特貨電・日の出の瀬田川橋梁で撮る

先週に引き続き、朝3時半起きで佐川の貨物電車を撮影してきました。
今回は滋賀県内の名所・瀬田川橋梁です。通過予定は4時40分頃と、日の出と同じ時刻と推定されます。
3時45分に暗い中、家を出ます。暗闇に目を凝らしてみても雲がありません。この時期の休日に快晴に近い日の出がかち合うかどうか当日にならなければ分りません。夏至は2週後ですが、これ以上の条件は今年度巡ってこないかもしれません。

4時20分頃に瀬田川橋梁のたもとに到着、うっすらと明るくなってきましたが、まだ露出があるという状態ではありません。朝露に濡れた草の上に三脚を広げ開店準備を行います。
ここからの撮影の場合、この時期の日の出撮影は逆光となりシルエットとなります。本日の朝焼け茜色を強調するために、露出は不利ですが、PLフィルターも使用することにしました。前走りの列車ではISOを2500まで上げてなんとかシルエットが判別できる状態です。
撮影後かなり加工することを覚悟で撮影に臨むことにしました。
撮影者は3名ほどですが、集まりました。

予定通り、背景が赤く染まる中を日の出時刻の少し前に列車は通過して行きました。わかってはいましたが、流し撮りでもしない限りは、夏至の頃でもきついですね。しかし、気になっていたことが実行できたのですっりし、その後のロクロク貨物まで撮って撮影地を後にしました。
他の撮影者はきたぐに狙いでしょうか、私が帰ろうとする頃にぱらぱらと集まり始めました。

画像をいじくる中で2種類の『現像』を行ってみました。


1枚目は、原画に忠実に背景の茜色空をさらに強調しました。シルエットは出ていますが、窓がないため、あまり効果的ではないかなとも思います。ライトとパンタの特徴はよく出ています。広角寄りで1/640でしか切れず、しかもISOが異常高値のため、やむなくアンシャープマスクをかけてシャープさを無理やり出させています。


2枚目は明るさ重視で佐川のロゴが見えるまでトーンカーブをいらって明るくしています。風情のかけらもなく、暗くぼけただけの写真のようですが、記録としてはこちらが優れているでしょうか。こちらもアンシャープマスクをかけています。

皆さんはどちらがお好みでしょうか？
以上、無理矢理に補正したお見苦しい写真で失礼しました。

2010.06.05. 4:37 瀬田 - 石山 51M
Nikon D300 AiAF NIKKOR 28-70/2.8D mm f3.2 1/640sec ISO 2500 PL（各種補正済）