晴れない釜谷3日目はＳ字で

懲りず3日連続で釜谷へ。さすがに2日続けてストレートへ行ったので、この日はS字に挑戦。明るくなってから三脚を担いで撮影地へ。多くの鉄が通って出来た「道」をたどると、すんなり撮影地へ到達できました。すでに数所場所取りされていますが、足場の比較的マシなところはすでにいっぱい。しかし、その場所は思っているような構図になりそうにありません。噂に聞いていた通り、ベスポジはわかりにくいたね、シンキトさんに指南頂いてポジションを確定。カメラをセットするにも難儀しますが、何とか設定し、滑り落ちないように斜面にへばりついて列車を待ちます。

前日に現地入りされた原形大窓ヒサシ付さんも来られ、前走りの貨物を撮影して構図を確認。貨物は尻切れてしまいますが、斜面の草でコンテナは隠されてしまうためあまり気になりません。カマが目一杯強調される構図で、後半はお添え物程度にしか写りませんが、海をバックにくねらせる長編成は迫力があります。構図確認と言いながらも新幹線開業後はここを走る事はできなくなる金太郎の貴重な記録です。露出がないなりに最大限明るく撮影しました。


カシオペアと釜谷ですれ違う貨物が先に撮影地脇を通過して行きましたが、この日の運転士さんは、撮影者に向かって大きく手を振って通過して行かれました。知り合いがこの中にいたのか、鉄道がお好きな方なのでしょう。

遅れることなく、定刻に奥のカーブから姿を現しました。S字を描いて近づいてきたのは2日前にがっかりさせられた帯が剥げ剥げの20号機。がっかり天気なのでまあいいかと簡単に諦めもつきますが、何ともついていない海峡線撮影の締めくくりにふさわしい内容でした。

2015.08.09. 釜谷 - 渡島当別 8009レ
Nikon D700 AiAF NIKKOR ED 200-400/4.5-5.6D