年2回ほど行われている衣浦臨海鉄道への凸の入線訓練ですが、毎回理解ある現場関係者のご厚意で内容の濃いイベントとなっていました。
訓練入線では、現場の要望が強いとの事で原色機が優先して貸し出されていたとのこと。今回、春の訓練の時期となりましたが、風前の灯である853号機入線が濃厚でした。3月には落ちるとの噂の動機が生きながらえていたのもこの訓練での貸し出しを考慮しての事だったのかもしれません。
有難い事にいつも週末を中心に行われる訓練ですので、ホキにもコキにも充当される4/22(土)に出撃してきました。その中での私にとって一番関心があるのは、原色凸とタブレットの組み合わせ。塩浜自動化でもう見れないと思っていたこの組み合わせが期間限定で復活です!
光線状態や編成をすべて入れるなどの条件を考えると、半田埠頭でコキが出発する際の光景が最も良いと思われます。普段は立ち入る事など不可能な場所ですが、訓練の日は撮影者に開放されることも過去の事例から把握していました。今回もおそらくそうなると考えて、コキ便到着から半田埠頭で待ち構えることにします。
期待通り到着後は撮影会が実施され、折り返しコキが発車する際は近くで観察する事が可能でした。
朝は曇りがちだった天気も午後になって回復し快晴に。申し分のない光線状態でコキを従えた原色凸が出発の時を待っています。現場の職員の方からタブレット授受の予定時刻のアナウンスがあり、期待に胸を膨らませてその光景が行われるのを待つ事しばし。タブレットを肩に下げた職員が登場します。通過授受で使い込まれている影響か、持ち手は変形して緑のビニールテープで補強されています。タマの部分を持ってタブレットを掲げて窓の下に立つと、車中から機関士が身を乗り出してきて持ち手を掴みます。今回は撮影しやすいように、受け渡しの状態で数秒間ポーズをとって下さいました。
至近距離からの観察である上に、素晴らしい光線下で、しかも原色凸での光景・・言う事なしのおなか一杯状態。
おそらくこれが原色入線の最後の機会でしょう。今回立ち会えて本当に良かったです。現場関係者の至れり尽くせりの神対応に感謝です!
希望的観測が飛び交っていますが、今のところ凸(もちろん原色)を導入する具体的な話はないようです(導入希望はあるようですが)。実現するとすれば、検査を通したうえでの無償譲渡でしょうが、JR貨物にもそんな太っ腹対応する余裕はないでしょうね。これだけファンを楽しませてくれるのであれば、ファンから資金を募ってみたら必要額が集まるかもしれません。ファンの力で導入なんてことが実現できるのであれば楽しいですし、ぜひ1口乗りたいですね。
2017.04.22 半田埠頭 551レ(許可を受けた場所より撮影)
Nikon D7200 AF-S NIKKOR 70-200mm ED VR II/2.8D
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衣浦DD51参戦されましたか。夕方の撮影会の画像良いですね~。・・・私は用事があったので昼のコンテナ便後に撤収しましたが、毎回この撮影会は有難い話です。
原色凸といえば、この853号や1805号共々、私もいろんな今後の去就について情報聞いてますが、monさんのおっしゃるように、ファンの寄付で今後の現役続行が叶うなら、ノッてみたいですね。
コキ便の通過授受も気になったのですが、そちらは泣く泣く捨てて、高架下の踏切でコキ便の到着を待ちました。
列車がやって来る間は近隣の工場(倉庫?)も操業を止めて静寂中をやって来ましたね。通過後に操業再開しうるさくなったことで気が付きました。鉄道会社だけでなく周辺の会社もファンに協力してくれている事にも感動しました。それだけに、路駐禁止でない事をいいことにそういたっ協力してくれている会社の出入り口にまで駐車して作業を妨害する撮影者の行動は自らの首を絞める行為である事に気づいて厳に慎まなければいけませんね。パトカー出動となったことは恥ずかしい話です。
何らかの形で原色機の現役続行があると信じて正式な発表を待ちたいですね。