monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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今シーズンもさまざまな事情が絡み合い、老体にムチ打ち従来の形式でラッセル車が運行されています。昨年撮影時は今年が最後かもと少し覚悟しながらの撮影でしたが十分に満足な撮影ができず、趣味的には大変ありがたい事です。しかも今シーズンは雪が多く豪快に雪を飛ばす姿が多数報告されています。

昨年末に今年も運行されている事を確認できたため、2年連続で撮影に行くことにしました。今回は2月上旬に時間が取れたため、交通を手配。昨年同様、cho君との遠征となりました。

夏季休暇の消化も兼ねて雪まつり直前の週末に北海道へ向かいます。自宅最寄までやって来る空港バスに乗り込んで関西空港へ。途中渋滞があってひやりとしましたが、無事に関空到着。プレハブ造りの第2ターミナルは閑散としていますね。雪祭り直前でまだ高くなっていないピーチはかなり座席に余裕があり、私の隣席も空席でラッキーでした。ゆったり足が伸ばせる非常口シートは少し上乗せするだけで得られる快適さでお気に入りです。

そんな搭乗率にもかかわらず、定刻20分前に始まった搭乗は大いにもたついて出発は20分も遅れる始末。乗客にはちょっとでも保安検査までに遅れたら定時運行できないから搭乗お断りとしており、定刻の15分以内の保安検査は認めないときっぱり宣言している(5分もあれば間にあう距離ですけどね)にもかかわらずです。搭乗がきちんと捌けなかった結果20分も遅れたのに、遅れた理由はおろか遅れている事すら触れることなく、しれっとドアをロックして非常設備の説明が始まりました。別に詫びの一言が欲しいなんて露も思いません(詫びてもらっても時間は返ってこない)が、定時運行するためにとお客様に対してそれなりに強く求めておきながら、20分も不手際で遅れてしまっても説明ゼロというのはバランスに欠く対応ではないかと思います。まっ、これも値段のうちと言ってしまえばそれまでで、しゃーないかと諦めないといけないんでしょう。

結局その遅れを引きずったまま千歳へ到着。ランディングの時に見えた苫小牧から空港にかけての一帯にあまり雪はありません。また天気は非常に良いのですが、風がひどく吹き荒れています。
今回は2泊3日で9000円程度と中古車レンタルと同程度の破格さで少し心配でしたが、ワールドネット・レンタカーはアタリの会社でした(昨年クイックレンタカーで酷い目にあった)。格安の割に空港に自前のカウンターをしっかり持っているあたりちょっと違うなと感じましたが、大手のクオリティーで低価格を目指して頑張っているようですから、機会があればリピートしたいと思います。

今シーズンはダイヤが大幅に繰り上がって撮影可能となった石北ラッセルを少し追いかけてから宗谷へ転戦し北上する予定で出撃開始。結局30分近く出遅れましたが、千歳周辺も高速に入ってからも乾燥路面で横風以外は快適に走る事が出来たので、予定の14時過ぎには旭川へ到着しました。天気がよく雪が少ないため、排雪シーンはあきらめて昨年失敗した大雪山バックの側面に挑戦する事にしました。

高速を降りた旭川市内の道路はさすがに至る所で凍結していました。2時間ほど普段通りの運転で問題なかったことから、頭でわかっていてもついつい普段と同じ感覚で体が反応してしまい、交差点のブレーキで大滑走。先頭であったことと、右折車が待ってくれたことで事なきを得ましたが、危うくラッセル車に辿り着く前に事故を起こすところでした。ブレーキの掛け方を氷仕様に慌てて変更し先へ進みます。

まずは、北日ノ出駅近くの大雪山バックで側面ショットが狙える撮影地へ。しかし現地から見える大雪山には大きな雲が引っ掛かっています。この季節にしてはずいぶん山が見えている方だとは思いますが、だいぶ残念な感じ。沿線の雪はそこそこ積もっていますが、線路面にはそれほど雪がありません。地元の方によると、2日前まで大雪だったが、その後よい天気で全く降っていないとのこと。雪を掻かないよりは順光で大雪バックの側面撮りを選択。撤収も楽で、何カットか背景を変えて撮れるので手持ちでスタンバイする事にしました。あとはウヤにあたっていないか少し心配していましたが、時刻通りに近くの踏切が鳴り出し、真っ赤の複線型ラッセルが登場。本命の大雪山バックはTOP写真のように頂上が完全に雲隠れしてしまう残念ショットとなりましたが、少しカメラの向きを変えると近くの里山バックにすっきり青空で撮影できました。


日の光を浴びていい色に輝いていますが思った通りの回送状態です。天気がいいのは大変ありがたいのですが、今回も迫力あるシーンは見られないかもしれません。DE15も緑色がやって来ることなく原色で久しぶりに複線型のラッセルが見れてひとまず安心。すぐに撤収すると列車を追いかけました。

伊香牛でしばらく停車する間に楽々追い越して2発目の撮影です。今回はこの撮影後に宗谷へ転戦する事も考え、愛別より西側で撮影する事にします。側面に陽が当たる事を期待してアウトカーブから構える撮影地を選択します。撮影地近くにやって来ると既に1名おられ、道路から撮影地まで道が出来ており、長靴で容易にアクセスする事が出来ました。線路周辺の雪はたくさんあるのですが肝心の線路上はやはりきれいなもの。まったく排雪は期待できない状況です。
架線がないため何処まで引き付けられるか感覚が分からず、大体で構えて来たとこ勝負となりますが、置きピンの関係でそんなに外すわけにもいきません。良い天気の中逆光を点いてやって来るため顔は真っ黒。当然ここも回送状態で通り過ぎて行きました。


せっかく時刻が繰り上がり、少し前までかなり迫力ある雪跳ね姿が記録されていたので期待していたのですが、スカスタートとなってしまいました。
まだ始まったばかりと、気を取り直し宗谷本線沿線へ転戦しました。

2018.02.02. 東旭川 - 北日ノ出、伊香牛 - 愛別
Nikon D700 AF-S NIKKOR 70-200mm ED VR II/2.8D

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