小湊鉄道で午前中の撮影を終えると、山を越えていすみ鉄道沿線へ。午後を中心に運行されるキハ急行を撮影するのが目的です。
3月上旬にお色直しを終えたキハ52お披露目ご祝儀なのか、HMなし運転を続けてくれていたのもありがたい誤算でした。私にとっては、タラコもツートンもどちらかでないとダメと言う感情はなく(どちらかと言えばツートン派ですが)、むしろデコの部分が傷んで錆びている姿よりもお色直しを終えてきれいな姿を撮れるのはありがたかったです。
まず1番目に撮影に向かったのは、午後の上り列車が順光となる第1森宮踏切。有名地であり、すでに多くの方がスタンバイしています。線路脇の桜はまだ植樹されたばかりのようで画にならないので、菜の花が写る量は減ってしまいますが、寄って、望遠で手堅く編成写真をおさえる事にしました。
定刻にキハ28を先頭にキハ52と2両編成の列車が顔を出しました。久しぶりに肉眼で見る彼らの生きた姿です。JRの線路からは居なくなってもこうしてまだ目にすることが出来るのはありがたい事です。望遠で圧縮するとヘロヘロ感が出ている2条の線路も彼らの活躍する舞台にふさわしい演出に感じます。
幕は堂々と赤字で「急行」を表示。子供の頃に山陰線で幅を利かせていた急行「丹波」などを思い出す面構えです。
列車は久しぶりに聞く心地よいエンジン音を響かせて、比較的ゆっくりと通過して行きました。
2014.03.29. 城見ヶ丘 - 上総中川 104D
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D
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よいものを撮られましたね~。やはりHMなしの姿はいいモノです。
よ~く見てみると、このキハ28も他の同社保存DCと同じく、窓は白Hゴムふうに戻され、しかも尾灯は原形のボルト着脱タイプだし、スノープロウもありで、考えようによってはキハ52よりも稀少価値ありかも??
いつの日にか、キハ30も付けて3連のHMなし臨時便を走らせてほしいですね。
社長の肝いりでの導入されてますから、細部まで再現されており、詳しく観察しても楽しいですね。
キハ30は本線復帰あるのでしょうか?三連もそそられますが、二列車仕立てて交換風景見て見たいです。さらには小湊鉄道に乗り入れて里見で本物の非自動閉塞扱いをみてみたいですね。