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monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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年末の撮影です。
しばらく撮影に行けていない状態でしたが、急に1日撮影に使える土曜日ができたため、急遽どこに行くかを考えることになりました。
めぼしい撮影対象がない中で気になったのが、大井川鉄道の電気機関車牽引列車。ここはSLが有名ですが、電気機関車もなかなかないい車両が揃っています。撮影者泣かせのトーマス列車も終了し、ハズレ客車の登板確率も落ちていると考え、参戦することにしました。
案内文を熟読すると、おそらく元西武の電気機関車が登板するだろこと、展望車を含む4両程度の編成になりそうだということがわかります。ただし、撮影効率は良いわけではなく、この日運転される客車列車はこれ1往復のみ。あといは、南海ズームカーや近鉄スナックカーがやってきてくれることを期待することになります。

朝10時ごろに沿線に到着。まばらですが、撮影者の姿が見られます。天気は微妙で、快晴はなさそうですが、陽は差すかもしれないという状況でした。基本的に北上する下り列車で順光が期待できる場所は限られています。さらには、運転時刻も関係し、前提条件としては1本しか運転のない場合に、下りで被りつき順光写真はまず無理の状況です。
地図とストリートビューで簡易ロケハンし、まず向かったのは福用近くの有名なプチ俯瞰撮影地。晴れればモロ逆光でしが、きょうは許容範囲の空模様でした。1本普電を撮ってみますが、せっかくならもっと大きく撮りたいと場所を移動することにしました。もう少し進んだ川沿いの俯瞰撮影地ですが、民家の方へ私道を降りていくと線路際に出られます。お茶も気を手入れされていた住民の方に声をかけ撮影許可を頂き、カメラをセットしますが、構えてみるとなかなか難しい。お茶の木に新鮮な風を送るファンがニョキニョキと目立ちます。せっかくのお茶畑をしっかり入れる構図が難しいのです。また、編成長によっては奥が巻いて切れてしまう恐れもありそうです。少し不安に駆られましたが、しっかり引き付けることで、何とかならないか試してみます。予定外の練習電として、JR東海のさわやかウォーキングタイアップの臨時列車がズームカーでやってきましたので何両入るか試し撮り。結果、6両程度は奥の架線柱すらかわすこと出来るとわかり構図を調整します。
定刻になり、特製HMを付けた元西武電気に牽かれて、味わいのある旧型客車がやってきました。客車は4両でしたが、その後ろに茶色い機関車がぶら下がっており、予想外のプッシュプル(無動かもしれません)でした。大井川も茶畑もほとんど入っていませんが、被りつきで編成写真という当初の目的は果たせました。光線もガングロにならないほど良い曇りで助かりました。

ダイヤはタイトで追っかけには向きません。即撤収して北上しますが、笹間渡温泉手前の鉄橋を渡るところでようやく追い抜けたぐらいで、あわよくばもう1枚と思っていた撮影はかないませんでした。その後もダイヤはタイトなので、一気に第2橋梁へ移動します。現地へは10分ほど前に到着しましたが、さすがに有名地だけあってすでにかなりの撮影者が展開しています。朝の早い時間に新金谷を出る列車がある場合は、ここで唯一の順光写真となるのですが、この日のダイヤでは順光となりません。しかし空はいい感じに曇っているので問題ありませんでした。望遠でかっこよく抜ける撮影地なのですが、追っかけ直前組にそんな立ち位置は残されていません。茶畑を荒らさないように気を付け、手持ちで側面勝ちに迎えます。
こちらも定刻に顔を出してくれました。手持ちの機動力を生かしてまずは奥で1枚。背景の道路の水銀灯などをうまくかわすには慎重に切位置を選ばなくてならず、結構気を使います。

さらに引き付けて中パンで1枚。

これで往路は終了です。

HMもこういう感じのものならない方が嬉しいですが、私にとってはまあ許容範囲のデザインでした。客車の方もオール茶色でよい感じですが、展望車やお座敷車両ではないノーマル旧客なら更に嬉しかったのですね。しかし、これもこの時代に見事な編成内容です。贅沢は言ってはいけませんね。SLもいいですが、釣りかけ音を唸らせてやってくる電気機関車も魅力的です。2019年は電気機関車を結構走らせてくれましたが、今後も続けてくれれば、また撮りに来たいと思わせられました。

2019.12.21. 福用 - 大和田 青部 - 崎平 101レ
D7200 AiAF NIKKOR ED 70-200mm/2.8D

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