ダンロップで順光トワイライトを撮る

北びわこ客車回送を撮った後は、高速で一気に北上し、敦賀を目指します。
狙いは、ダンロップで順光のトワイライトを撮影する事。実は、期間限定でトワイライトの時間に順光になる事は知りませんでした。しかし、GWに撮影された原型大窓ヒサシ付さんの写真を見せて頂き納得。背景の新緑と深緑の車体のコントラストも良い感じです。そして、晴れ予報の出たこの日に出撃となりました。

485系雷鳥が無くなって以降、ダンロップにはなかなか足が向いていませんでした。その当時、若狭道の延伸工事も始まり、撮影地を一跨ぎする背の高い高架橋の橋脚工事が始まろうとしていました。完成すれば、線路に大きな影が落ち、撮影には苦労するでしょう。
久しぶりにやってきたダンロップは以前よりも足場が踏み固められており、すっきり写真が撮れる状況でした。しかし、以前のような撮影者の密集もなく、ゆったり安全に撮影を楽しむことができる状態でした。工事はだいぶ進み橋脚は出来上がっていましたが、橋げた設置はこれからといったところ。この日の撮影には特に支障になる事はありませんでした。ただ、道路と線路のクロス部分に重機があり、土曜日も稼働中でした。短い編成ならばよいのですが、トワイライト級の長編になると、銃器の旋回方向によっては写りこんでしまいます。こればかりは、列車がやってきた時どうなるのか運に任せるしかありません。背景の新緑は、GWの写真に比べ少なくなっていましたが、それでもまだ少し存在感はあります。

トワが大体入る感じで構えてみると、すぐに8両編成のしらさぎがやって来ました。下からあおって撮っているので、自線の架線柱は問題ないのですが、1段高いところを走る上り線の架線柱の処理を考えないといけません。ところが、撮ってみると釜が先頭ならば串パン確実です。そこで、もう1スパン手前まで引いて背景を隠してしまう事にします。ここまでひきつければ、串パンの心配はありません。

定刻に、奥のカーブからトワ釜が顔を出し、颯爽と走り去っていきました。顔にも側面にもしっかりと日が当たり、色の出にくい深緑色もしっかり出ていますね。予定通りに撮る事ができ、大満足で現地を後にしました。天気が良いシーズンにはまた釜を変えて撮影に行きたいですね。

2013.05.18. 新疋田 - 敦賀 8001レ
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D