引退目前の300系を撮る

ようやく今年の初撮影に出かけることができました。
約一か月ぶりにカメラに触ります。リハビリがてら300系狙いでお手軽に京都駅で慣らす事にしました。500系引退時以来久しぶりの訪問です。

完全引退を前に徐々に数を減らして行っている300系ですが、あと数日は午前中に上下2本まとめて撮影可能です（2月2日以降は1往復となります）。午前なので狙いは順光となる上り列車です。ひかり512号とこだま650号が30分間隔でやってきます。

ひかりは12番線に入るため下りホームから入線を容易に撮影可能です。狭いスペースですが、先客は1人だけなので後ろから撮影する事にします。先客の方と雑談しているとすぐに300系がやってきました。JR東海持ちの車両です。ナイフのように尖った先頭車のフォルムは今でもそんなに古いようには感じません。

駅撮りのために保線車両や標識、柵などで背景がごちゃつくため、シャッターを切る位置がタイトです。先客のオレンジの上着が盛大に入り込んでしまいました。お互い狭い位置で後からやって来た上に、撮影調整列車なしの撮影のため仕方ありません。これが撮れるのはあと3日なので、オレンジが列車に被らないようにして、画面への被りを承知で撮影しました。


この日は、13番線から同時刻発車の下り列車がおそらく雪の影響でほんの少し遅れていました。そのため、300系が発車していくタイミングでちょうどN700系が入線してきました。テールライトをつけて去っていく300系と近づいてくるN700系。バトンタッチするかのようにすれ違っていきました。両列車定刻なら撮れない角度で撮影出来てラッキーでした。順光側での撮影設定のまま撮ってしまい全体に暗い写真になってしまいました。

その後のこだまは11番線に入るため、先ほどのひかりと同じように撮れません。望遠一杯でポイントを渡る前の地点で撮影をします。400mmでも望遠が足りないため大きくトリミングをしています。直前に日差しが強くなり、白い車体の一部が白飛びしてしまいました。


2012.01.29. 新大阪 - 京都 512A・650A
Nikon D700 ED AF Nikkor 80-400/4.5-5.6D