12/10 超遅6170レを撮る

6170レはこの時期は安土界隈では日の出と前後してやってきます。この日の牽引はEF66-54との事。このところ何度か捕獲している54号機ですが、ワムの先頭に立つ姿も記録すべく出撃しました。
朝出発が遅れたため、高速を奮発してかつての定点撮影地へ向かいます。7時ちょうどぐらいに撮影地へ滑り込むと、手前の踏切ではすでにスタンバイされている方が数名。急いで準備に取り掛かります。犬走りの雑草の勢いがまだ強く、編成後半は隠れてしまうかもしれません。また、露出は厳しく、辛い撮影になりそうです。
しかし、時刻を過ぎてもやってきません。数分遅れるのかなと待っていると、特から手を振って近づく人の姿が。このところご無沙汰していた、愛しきさんでした。大きく×印を作って近づいてこられます。お話を伺うと大遅延との事。あわててネットで見てみると、自宅を出たころは何も情報がなかったのですが、ついさっき滋賀県内を大阪方面へ走って行ったと！夜中に通過しているはずの6171レがまだ滋賀県内をウロウロしていたのでした。この先、梅小路でしばらく止まり、朝の旅客列車を避けながら足の遅いワム貨はよろよろ梅田を目指す事になります。すぐに折り返しても再び旅客を避けながら東へやって来る為、いつここまでやって来るのか見当もつきません。とりあえず撤収し先に日本海を狙うため湖西へ転進しました。

オノワニでご一緒したeexpressさんとともに日本海を撮影後に再び安土界隈へ戻ってきたのは10時半前。6170レはようやく梅田を出たところでした。現地にはあづきさんが来られており、のんびり列車を待つ事にします。紅葉は終わってしまいましたが、周囲の柿の木にはまだ実が残っており、遠く見渡せる湖西の山には雪が積もって晩秋～初冬の趣ですが、幸いそれほど寒くありません。
東から凸牽引のロンチキが先にやってきたため、向きを変えて撮影。背後にたわわに実ったままの柿の木が入り、足元には枯れたススキが入りました。背後の山はまだうっすら紅葉しているようです。


京都付近で見かけた情報以降、6170レの情報が入ってきません。おそらくどこかの駅でひたすら旅客列車を退避しているのでしょう。SL客車回送のスジを使って来るのかなと予想してみますが、時刻になっても現れません。先に5087レが反対側からやってきたので、凸と同様に撮影。上りがメインの撮影地ですが、下り列車も撮れるので有難い撮影地です。更新赤プレですが、プレートだいぶ色褪せています。


しばらくして、6170レは草津で退避していることが判明。ようやく動き出したとの情報が入りました。各社宅配便会社のコンテナがひしめきあっており、ひそかに呉越同舟便と呼んでいる年中無休の1050レが先に通り過ぎていきます。昼を過ぎており、顔は真っ黒です。


その後にようやく本命列車がやってきました。結局、約6時間遅れでの通過となりました。
顔は黒くなってしまう事を覚悟しましたが、通過時は少し曇ったためそれ程目立ちませんでした。

2011.12.10. 12:49 近江八幡 - 安土 遅6170レ
Nikon D700 ED AF Nikkor 80-400/4.5-5.6D