12月の撮影シリーズまだまだ続きます。今年はまだカメラを触っていません。
24日の鵜川での撮影が今一つでくすぶっていたところ、愛しきさんと電話でお話をする機会があり、翌日は雪がだいぶ積もっていそうなので南今庄まで出撃されるとのこと。便乗して連れてい行った頂く事にしました。
朝5時に安土駅前で合流し、愛しきさんの車で北へ向かいます。彦根に入ったあたりから吹雪になり前が見えにくい状況です。湖岸道路の北部は除雪されておらず通行困難とのことで、長浜から除雪の行き届いた北陸道に入り北上します。賤ヶ岳SAでタイヤチェック渋滞があったものの除雪車渋滞に捕まることなく今庄I.C.へは予定時刻に遅れることなく到着。列車は既に1時間程度遅れて運転されていました。周囲の景色は期待通りの雪一色ですが、時折吹雪いており、撮影には厳しい条件です。
雪は降り続いており、撮影場所を決めると、遅れ予想時刻まで1時間を切るあたりまでは車で待機し、撮影地を移動します。脛まで雪に埋りながら撮影ポイントまで移動し、足場を固めます。現地では数名スタンバイされています。
少し線路によれば列車の通過のたびに雪が飛ばされてきます。ある程度距離を取って、通過後は傘で防御する事にします。
そのうち、雪だけでなく稲妻が光り、近くに落雷が起こります。近くの木に落ちれば一巻の終わりで非常に怖いですが、運を天に任せるよりありません。
アウトカーブから抜くため、望遠一杯での撮影になります。通過する列車でピンを合わせようと頑張りますが、全体に画面が白くピンが合っているのかよくわかりません。たとえピンが合っていたとしてもレンズと列車の間に降る雪で霞んでしまいます。このような天候では望遠レンズは不利ですね。
前走りのサンダーを撮ってみます。いい具合に雪を飛ばしながら走ってきますが、写真では霞んでいます。その飛ばされた雪が横を通過するときは風圧と共に容赦なくカメラにかかってきます。傘で防御する練習も行います。
結局、トワイライトのスジで
列車がやってきました。2時間ほどの遅れです。すでに雪上で1時間以上待っており、足の指先は感覚がなくなってきています。暗く露出がない白い世界ですが、ローピンの機関車が存在感を示します。特に全検明けすぐのピカピカ108号機なので色が鮮やかです。雪を豪快に飛ばしていますが、手前に降る雪と重なりあまり目立っていません。機関車のナンバープレートもヘッドマークも予想通り雪を被っており、HMはいわゆる「1円玉」になっていました。ここをローピンで通過するブルトレは日本海しかなく、これで十分わかりよいバリエーションになります。雪の中を力強く走り抜ける列車は頼もしくかっこよい存在です。雪降る中を長時間待っただけの甲斐がある撮影でした。
雪降る南今庄まで車で連れて行って下さった愛しきさん、本当にありがとうございました。
なお、フルサイズ機では400mmでも望遠不足でした。APSでちょうど良いくらいです。この写真は大きくトリミングしてあります。
2011.12.25. 今庄 - 南今庄 遅4002レ
Nikon D700 ED AF Nikkor 80-400/4.5-5.6D
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コメント書く前に出会ったけど、鉄道写真って熱いんやで。でも、更に上には上がいて、そんな方の足元にも及ばないけどね。
>takanoriさん
電話に出れずすいません。この連休は仕事モードで鉄休みでした。
早速出かけた行動力はさすがやね。雪晴れでいい感じに写っているやん。
この写真はピン甘々をごまかした写真なので本来は没カットにしないといけないやつなので…