ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

天満天神繁昌亭・昼席~2024.05.14

2024-05-14 16:16:16 | 天満天神繁昌亭

天満天神繁昌亭・昼席~2024.05.14

一、桂鹿えもん・・「平林」
今日は師匠の匂いが薄めの鹿えもんさん。「平林」、とっさに「たいらばやしかひらりん、から・・・ひとつとやっつととっきっき」まで覚えれるなら「ひらばやし」さんは容易いとおもえるのですが、そんなこと言うてたら落語になりませんな。

二、林家染吉・・・「狸の鯉」
「狸賽」と思いきや「狸の鯉」、あと「狸の札」というのもあるらしいですな。あと「権兵衛狸」と大好きな「まめだ」がありますな。いつか冬のネタとして「まめだ」演ってみたいですな。

三、笑福亭遊喬・・「小噺と矢沢永吉」
うだうだとおしゃべり、歌いますと言われるので「赤とんぼ」のショートバージョンでもとおもったのですが、童謡「背くらべ」を矢沢永吉で歌われる。それも気持ちよく絶唱。落語家さんって持ち時間はどのように使おうと自由なんですね、羨ましい・・・。

四、れ・みぜらぶる「音曲漫才」
楽しく、音曲、れ・みぜらぶる、さん。楽しい、楽しい、お歌の最後はお馴染みの「ヨーデル食べ放題」で・・・。

五、林家竹丸・・・「紀州」
竹丸さんは、しぶいところで「紀州」。この噺、聞いたことがあるのは、文昇さんに福郎さん、やはり渋い噺家さん好みの噺なんですな。

六、笑福亭竹林・・「仏師屋盗人」
どこか笑福亭の匂いがする噺。暗闇の中、泥棒と仏師屋の立場が徐々に入れ替わっていく。酒で変わるのは「らくだ」だが、素面の中で入れかわるのは話術のの賜物ですな・・・あっぱれ、竹林さん。

中入り
七、笑福亭生寿・・「手水廻し」
あっさりとした生寿さんの「手水廻し」。変な力みも無く逆に清々しくきこえる。一皮むけた生寿さん、ますます注目ですな。

八、桂米左・・・・「悪酔い(替り目)」
声の大きさとはりは若手なみ。やはり落語家さんいとって、声量は大事ですな。落語やっていていつも思うのですが、大きな声で喋ろうとすると言葉が」ゆっくりそれにつられて明瞭になりますな。

九、松旭斎小天正・「手品」
しゃべりで客席を煙に巻く、小天正さん。昔ゼンジ―北京さんや東京のアダチ竜光さんやマギー司郎さん傾向。でも客席と一体になって楽しむまさに色物、よろしおますな。

十、桂小春団治・・「断捨離ウォーズ」
創作落語の小春団治さん。噺は「断捨離」。でも少し前のキーワードでどこか違和感がある、これが創作落語の難しいところ。小春団治さんお噺、ジャスト、ピンポイントで捉えているだけに時とともに感動もずれ込んでいく。
むつかしいところですな・・・・。

先週の吉坊さんウィークといい、二週続けての繁昌亭昼席、おおいに楽しませてもらいましたで・・・。

天満天神繁昌亭・昼席
2024年5月14日(火)午後1:30開演
天満天神繁昌亭

一、桂鹿えもん・・「平林」
二、林家染吉・・・「狸の鯉」
三、笑福亭遊喬・・「小噺と矢沢永吉」
四、れ・みぜらぶる「音曲漫才」
五、林家竹丸・・・「紀州」
六、笑福亭竹林・・「仏師屋盗人」
中入り
七、笑福亭生寿・・「手水廻し」
八、桂米左・・・・「悪酔い(替り目)」
九、松旭斎小天正・「手品」
十、桂小春団治・・「断捨離ウォーズ」





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