第6回・船場で落語〜雀五郎と呂好〜
一周年記念の第6回、記録更新の大入り満員。
一、桂雀五郎・・・・・・・・・・「手水廻し」
オーソドックスな米朝一門の「手水廻し」。
オーソドックスな米朝一門の「手水廻し」。
この噺の、大阪の客人が縁側で景色を見ながら、
ほっこりとするところ、好きですな・・・・。
頭を廻すところではく、この場面で、
噺の出来不出来を判断してしまうようで・・・・・。
二、笑福亭呂好・・・・・・・・「へっつい盗人」
今日の、呂好さん、全体に落ちつかない様子。
今日の、呂好さん、全体に落ちつかない様子。
何かリズムに乗りきれないままに、前に進む。
こんな日もあるんですな。
三、桂雀五郎・・・・・・・・・・「肝つぶし」
いたって地味な難しい噺。
後味の悪い、妹を殺そうとする噺。
妹よりも友人をとる・・・こんな友、居ませんな。
四、笑福亭呂好・・・・・・・・「替り目」
呂好さんも最初に言っておられましたが、
なかなかうまくいかない噺とか。
酒の噺ではなく、酔っ払いの噺。
帰って来てから、女房にうだうだと、一人になってうだうだと、
うどん屋相手にうだうだと、呑んで帰って来たので、帰って来てからの
2合、3合でも更に酔いが回ってどんどん、そのうだうだ感が増す。
目、仕草、一番気になったのが、声、大きさ、しわがれ感、
酔ってくるのすべてが微妙に変化するんですな・・・・。
そういう意味で、酒飲みの呂好さん、
酔った人を客観的に見る機会が少ないのか、
ご本人が言われるように、何か違和感、ありますな。
師匠がおっしゃる「目が死んでる」の一言、言いえてますな。
こんな噺ほど、モノにされていく呂好さんの過程見るのも
楽しみですな・・・。
第6回・船場で落語〜雀五郎と呂好〜
2020年1月28日(火)午後7:00開演
船場センタービル2号館・B2、「船場寄席」
一、桂雀五郎・・・・・・・・・・「手水廻し」
二、笑福亭呂好・・・・・・・・「へっつい盗人」
三、桂雀五郎・・・・・・・・・・「肝つぶし」
三、桂雀五郎・・・・・・・・・・「肝つぶし」
仲入り
四、笑福亭呂好・・・・・・・・「替り目」
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