ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第1回・ロコウモーション

2019-10-14 14:50:26 | 笑福亭呂好
第1回ロコウモーション

良かったですな、ゲストも含めて充実の落語会。


呂好さんの人柄か、じっくりと落語を楽しむ、良い客席です。
一、桂華紋・・・・・・・・・・・「道具屋」
上手いですな。

落語を信頼して、それだけを忠実に話すだけで、笑いは充分ついてくると、
華紋さんみたいな成功法の噺家さん、大好きですな。
でも、今の若手、皆さんお上手ですな。

二、笑福亭呂好・・・・・・・「手水廻し」

実質、三席も町中でやるとは、独演会みたいなもの・・・
角座、満席で一番後ろは、補助席まででる、130人満員御礼状態。
真面目にやってこられた、呂好さんの応援隊ばかりで、
期待で会場は、始まる前から熱気ムンムン。

まずは、御礼と初舞台の失敗談をおもしろおかしく・・・・。
嫁さん曰く、呂好さん、どこか米朝さんみたいと・・・。
あまり泥臭くなく、端正できっちりと伝えていくのは、
案外、米朝一門寄りかもしれませんな。

三、笑福亭銀瓶・・・・・・・「宿題」

やはり、ベテランの味。
それも、呂好さんの邪魔をしてはイケないと、
敢て創作「宿題」をだしてくるとこなんぞ、気遣いの銀瓶さんらしいですな。

今や、多くの人が手がける「宿題」、
銀瓶さんのは、十八番ともいうべきおもしろさですな。

四、笑福亭呂好・・・・・・・「井戸の茶碗」

こんな、長講噺もきっちりと、滑稽噺から人情っぽい噺まで、
どんなネタでも、器用にこなす呂好さん。

無駄なくきっちりと、その噺の世界に誘うてくれる。

五、笑福亭呂好・・・・・・・「だんじり狸」

ネタおろしという「だんじり狸」、
会場にはこの噺の作者、小佐田定雄さんもお越しになっておられた。

しっとりとして、新幹線でネタを繰ってて、思わず涙が・・・。
そういえば、呂好さんで好きなネタは「まめだ」「もう半分」「箒屋娘」など
ちょいとしんみりさせる噺好きですな・・・・。

12月21日(土)には、“呂好辞苑”と、銘打って、
繁昌亭で独演会らしき落語会を・・・2019年もあと少し
呂好さんは、ますます充実のラストスパートですな。



第1回ロコウモーション
10月14日(月・祝)午後2:00開演
心斎橋角座

一、桂華紋・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、笑福亭呂好・・・・・・・「手水廻し」
三、笑福亭銀瓶・・・・・・・「宿題」
四、笑福亭呂好・・・・・・・「井戸の茶碗」
仲入り
五、笑福亭呂好・・・・・・・「だんじり狸」

小さなお客様

と、思いきや、どうやら呂好さんのお子さんらしい。




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