笑福亭鶴二・独演会~2019年
満員御礼
補助席に、立見まで出た、鶴二さんの独演会
一枚看板・大看板
2007年3月の田辺寄席で鶴二さんに出会ってから12年。
この間の精進ぶり、活躍は贔屓としては嬉しい限りでおますな。
めずらしく、すべて自由席、それも整理番号無しの為、
皆さん早くから繁昌亭前でお並び。
一、露の瑞・・・・・・・・・・・「ん廻し」
かわいい、可愛い、瑞ちゃんの登場。
師匠、都さんのマクラから「ん廻し」に。
田楽ではなく、たこ焼きでしたか、沢山出来たたこ焼きを「ん廻し」で取りあいを。
それも往年の歌手になぞらえて、持ち歌を使っての「ん廻し」、
斬新で、若さがあってといいながら客層に合わせて往年のん十年前の歌中心。
掛け取りやないですが、色んなパターンできそうですな。
愉しい、たのしい、瑞さんの一席で開口一番。
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「軽業講釈」
東の旅のネタ。単によく聞く「軽業」とおもいきや「軽業講釈」、
珍しい噺だが、お囃子がたっぷり入って、いたって上方っぽい噺。
これを、最初にもってくるなんぞ、鶴二さんのセンス、凄い。
出来は最高、でも下座さん、大忙しの噺ですな。
本日の三味線・入谷和女さん、鳴り物・智丸さん、乾瓶さん、鶴太さん、
お疲れ様でした。
三、松旭斎天蝶・・・・・・・和妻「浮かれの蝶」
三年前に、わんだふる佳恵さんから、松旭斎天蝶似を襲名。
今回、手品の名門「帰天斎」のお家芸「浮かれの蝶」を披露。
凄いです。テグスも仕掛けもなしなんですか・・・・紙を拠っただけの蝶を、
二つの扇子で、自由に操る・・・・凄いです。
良いものを見たという感動、
色物さんの豊富さは、鶴二さんの独演会の楽しみの一つですな。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「親子茶屋」
「親子茶屋」を十八番にされていた、三代目春団治師匠のもとへお稽古に通われた
思い出の噺。
今回、田圃の鳴子のくだり、年中ガラガラと鳴っていると、雀が慣れて効果が無くなると・・
のところをプラス、最初の親子のやりとりに膨らみが増す・・・・。
でも、秀逸は、踊りの仕草の綺麗さ、やはり日本舞踊なさってる鶴二さん。
三代目の粋さ、立派に継承されてる「親子茶屋」でおますな。
仲入り
五、笑福亭鶴二・・・・・・・「替り目」
笑福亭松鶴師匠の匂いがする、お酒の噺。
「猫の災難」「禁酒関所」と「替り目」、そして「らくだ」。
「らくだ」をされてから、酔いの噺に遊び、余裕が生まれましたな。
でも、これって単に酒飲みのハナシではなく、夫婦愛の物語ですな。
中年、熟年、世代には堪らないハナシ・・・
「かか大明神、お母ちゃん大好きやで」、は世の中の亭主の代弁ですな。
このあと、娘と合流して、天満でお寿司を・・・・・
朝からずっと、ようお相手、おつきあいしてくれましたな。
「かか大明神、お母ちゃん大好きやで」、の一日でおました。
笑福亭鶴二・独演会~
2019年2月24日(日)午後6:00開か演
天満天神繁昌亭
一、露の瑞・・・・・・・・・・・・「ん廻し」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「軽業講釈」
三、松旭斎天蝶・・・・・・・「和妻・浮かれの蝶」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「親子茶屋」
中入り
五、笑福亭鶴二・・・・・・・「替り目」
三味線・・・・入谷和女
鳴り物・・・・智丸・乾瓶・鶴太
天満宮だけに、やはり梅、もう満開でおます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鶴二さんに出会って、十二年目、長いつきあいになりましたな。
今迄のチラシ、ある分掲載致します。
笑福亭鶴二・独演会~2018年5月5日(土)
国立文楽劇場
笑福亭鶴二・独演会~2017年11月5日(日)
朝日生命ホール
笑福亭鶴二・独演会・30周年~2016年7月10日(日)
笑福亭鶴二・独演会~2016年9月11日(日)
天満天神繁昌亭
笑福亭鶴二・独演会~2015年5月30日(土)
大丸心斎橋劇場
笑福亭鶴二・独演会~2015年6月27日(土)
新宿角座
笑福亭鶴二・独演会~2014年9月21日(日)
国立文楽劇場
第十五回・笑福亭鶴二・独演会~2013年10月13日(日)
天満天神繁昌亭
第十四回・笑福亭鶴二・独演会~2012年10月13日(土)
天満天神繁昌亭
第十三回・笑福亭鶴二・独演会~2011年9月17日(土)
噺家生活25周年公演
国立文楽劇場
第十二回・笑福亭鶴二・独演会~2010年11月1日(日)
ワッハホール
第十一回・笑福亭鶴二・独演会~2008年11月2日(日)
ワッハホール
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます