恋する言ノ葉 元気な明日に、恋愛短歌。 (集英社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
☆☆☆
なんて、この頃、なよっぽくなったのか、涙っぽくなったのか、
短歌の世界に心地良く彷徨っている。
佐藤真由美さんの本は読みやすくすぐ読み終わるが、それでいて本棚に入れる事もできなく
カバンの中にずっといては、一二分の時間待ちに登場する。
五、七、五、七、七、の中に恋愛の言ノ葉を綴る。
この本、既にある歌人の歌を紹介、そして佐藤さんのエッセイ、最後に佐藤さんの歌。
これを見ていると、「今来むとたのめしことを忘れずはこの夕暮の月や待つらむ」
という歌は、新古今集に1205年に載せられた男性、藤原秀能もの。
そしてこの歌の後にあるのは、
「待つ価値のある男だと今日証明してくれるなら待っててあげる」
これは、言わずと知れた佐藤真由美さん、女性の立場から読んだ歌。
立場が逆転するのは時代かもしれないが、
五、七、五、七、七、の中に恋愛の心をそそぎこむなんて、今も昔も変わりないと思うと、
電車も車も、携帯電話でさえない、鎌倉時代にタイムスリップしても
恋愛だけはできそうと、へんな自信が湧いてきましたが・・・。
恋心満載の方、佐藤真由美さんの本、男女を問わず一度お手に。
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