日本辺境論 (新潮新書) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
☆☆
一番苦手な部類の本か。
ビジネスの本とか、この本の様に考えさせられるのは、
あちらこちらで、躓くように読む手が止まってしまうので、
いらちな私とすれば、終着駅がみえぬ各停に乗った様で、いらいらと。
中身は、“日本人”とは、
書かれていることは耳の痛いことばかりであるが、
まさに日々仕事をしていて根底に流れる考えそのものである。
「私たちは、たえず外を向いてきょろきょろして新しいものを外の世界に
求めながら、そういうきょろきょろしている自分自身は一向に変わらない」
(辛い、痛っ)
「現実主義者は既成事実しか見ない。状況をおのれの発意によって変えることを
彼らはしない。既に起きてしまって、趨勢が決したことに同意する。
彼らにとっての「現実」には、「これから起きること」は含まれません。
「既に起きたことだけが、現実なのです」
我国の現実主義者は、過去への繋縛の中に生きている」
(辛い、痛っ、一歩先へなかなか進めない)
日本人同士で、あうんの呼吸で商売できた時代は良かったけれど、
グローバルとか云われて、世界に向かってお商売しだすと、
今迄の常識、ルールがまるっきり通用しない事にぶち当たる・・・・
揉まれる内にだんだんこの日本人気質が変化を成し遂げるのか、
30年、50年、100年スパンで見てみないとあきませんな。
でも、大昔から外敵と交わりながら、
変わらない日本人の基本的気質は普遍なのでしょうか。
昭和生まれの私は気を揉みながらも、変わらぬまま死んでいくのでしょうな。
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