鴨川ホルモー (角川文庫) | |
万城目 学 | |
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☆
会社の女子社員が、読んでいたのがあの「鹿男」の万城目さんの「ホルモー六景」。
貸してよと言うと、最初から読んだ方が良いと、二冊一緒に借りる。
なんとも、不思議な本。
でも、青春物語のような、爽やかさがある。
私も、大学時代を京都で過ごしたが、あの時も私たちの周りで、ホルモーが
活躍していたのでは・・・・・・・。
学生生活は、今思いだしても、バカバカしいこと、してましたな。
クラブの仲間10人程で、白梅町から千本丸太まで、ぶたまんの食べ合いをして、
パン屋(当時ヤマザキパンなどで、ガラスの塔の中で蒸かして売っていた)のハシゴ。
二つ、三つと、サバイバルゲーム、だんだん脱落していき、各店売り切れで、次の店を探して南へ南へ
4軒目あたりで、11個食べたものが優勝だった様な記憶。
それとか、大阪組が帰る阪急電車の中。
網棚に寝ると、1000円とか言って、実際、横になる者がいて、乗ってくる人の
驚く顔を、喜んでいた。(今思いだすと、何とも恥ずかしい思いでですな。)
このような、青春のバカバカしさが、全編に溢れている。
日常と常識とは違うところで、青春のエネルギーがほとばしる。
まさに、この本にでてくる「ホルモー」は、青春小説ここにありでおますな。
11-02
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