ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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久しぶりの落語会・「コソクスン」~虎武士亭

2009-09-13 23:54:25 | 田辺寄席

虎武士亭が急遽、閉じられ会場が、寺西家に変更。
ねたのたねにて、発見・・・・明日は直行で昭和町ヘ。
落語会の名称はどうなるのか、古武士亭か、小の月の会か。

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田辺寄席とおなじように開口0番、文太さんの登場。
虎武士さんが、突然の廃業でビックリ
急遽この寺西家のご好意で、本日開催できました。

しかし、お客様の入りは七分程度で、35名ぐらいか、
あの食べ放題、飲み放題のお値打ちの打上がなければ不入りか。
いや、私の言葉ではなく、文太師匠の言葉でっせ。

師匠、笛を持ってこられたので、出囃子、小さん師匠の「序の舞」を。
本調子、二あがり半、三さがり半と、弾き比べ、聴き比べ、
西洋音楽でいう、長調と短調か、同じ曲でもまるで雰囲気が違う。
でも、文太師匠の笛、いい音色ですな。

ちなみに、文太さんの「さわぎ」は、東京では小朝さん、
東西の名人が使用とか。

一、桂三四郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」

三四郎さん、この噺、いたって苦手とか。
なぜかと言えば、きっちり覚えていないからか。
でも、おもしろい。

道具を並べてから、その上にござをひいたり、
指が抜けなくなっている客に、「鋸で切りまひょか。」
「笛かいな」「いや、指を」など、若さがあってよろしいな。

最初はどうだったのか、
三四郎さんの道具屋、五段活用が知りたいですな。


二、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「茶目八」

太鼓持ちの噺、初めて聴くが、最初の旦那の意見に合せては
じゅんさいぶりを発揮する処、文太師匠特にのっけからよろしいな。

中身は、どろぼう紛いで、あまり感心しませんが、
サゲは、「まるで、火事に焼き出されたみたいやでぇ」
「どおりで、頭から火がでましたわ」

三、旭堂南海・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「直江兼続」

おもしろいな、南海さんの講談。地語りの落語みたい。
丁度。今NHKの大河ドラマ「天地人」がやっているので
登場人物に、妻夫木聡、小栗旬、常盤貴子、松方弘樹の名をいれて
くれるので、人物のイメージが湧き、いたって解り易い。
それが、証拠に、前の小学生の女の子二人も笑っていた。

上手い演出。・・・よく浜村淳さんが映画の話をしていますが、
高倉健が演じる主人公が・・・・・、よう考えると、ズルイですな。
半分は、視聴者の知っている共通認識の舞台で喋っているなんて。

石田三成と直江兼続が出会いで、意気投合。
誕生日は魚座、血液、AB型、小学校は阿倍野小学校、同じや。

ほんと、講釈師、みて来たような、嘘を言い・・・ですな。


四、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軒付け」

軒付け、はじまる時に、富田先生が会場の外に出られる。
一瞬、私も、ついて出ようかと、迷う。
実は、昼過ぎからお腹の調子が悪くああ、落着かない。
でも、あと一席、辛抱、辛抱・・・ではじまるが。

文太師匠の軒付け、三味線の屑やのテンさんが最高。
弾こうとして「コソクスン」、支えてもらって「コソクスン」
この「コソクスン」、響きも、語感もよろしいな。

でも、腹から笑うというの、ほんまですな。
お腹に力がはいらない状態で笑うのは、辛いでっせ。
椅子に坐っていたのが、多少なりとも救いでしたが、
正直、下半身は「コソクスン」状態でおました。

後片付けもそこそこに、打上げにも出ず、
急いで、「コソクスン」と会場をあとにさして頂きました。

まあ、何事も、健康第一でおますな。


虎武士亭・文太の会
2009年9月13日(日)午後2:00開演
昭和町・寺西家

一、桂三四郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「茶目八」
三、旭堂南海・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「直江兼続」
四、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軒付け」

コメント
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