今回は、エアラインのサイトでフライトをおさえました。
競争原理が働いているのか、少ない関空直通より、豊富な東京乗継の方が安くなりました。
万一入国できなかった場合に日本に帰してもらえるなら、東京でもいい。
そのなかでもANAが一番安かったので、ANAにしました。
今回、ネットで直接手配したメリットはふたつ。
ひとつめ…預かり手荷物がひとつ23キロまでで、ふたつまでOK。
ふたつめ…特別食が気を遣わずにWebで申し込める。
旅行代理店の団体旅行扱いの格安航空券だと、
預かり手荷物は、合計で20キロまたは23キロまでのことが多いような。
それが23キロがふたつまで預けられるのは、食材色々や大量の本を運ぶ私には大変ありがたい。
特別食というのは、私なんかが説明するのも何ですが、宗教的、医療的な配慮、アレルギーや主義・嗜好の対応をしたものなど。
エアラインにもよりますがたいてい10種類以上あり、無料です。
ムスリムのために豚肉(ゼリーの豚原料のゼラチンも)、アルコール(料理酒も)を一切使っていない食事、
糖尿病患者向けの食事、ベジタリアン向けの食事、など。
ベジタリアン向けでも、魚はOKか、タマゴはOKか、乳製品はOKか、で、3種類くらいあったり。
けちんぼで食いしん坊な私、
男性や大柄なひとにも同じように提供される機内食は、私には高カロリーだとわかっていても、
パンやバターに至るまで残すことができません。
挙句、到着後、胃もたれでしんどくなったり、食事時間になってもおなかがすいていなかったり。
そうしてたどり着いたのが、機内サービスの特別食。
ムスリム食や、ヒンズー食など、興味本位で試した結果、今は低カロリー食を選ぶようになりました。
ふつうの食事がいちばんおいしいんですけれどもね。
例えば、某鶴丸だったら、
メインはレンジでチンされた味付けされていない白身魚であることが多くて、塩コショウ入りの袋がついている、
とか、手抜きであんまりおいしくないことが多いです。
色々な特別食があるし、それぞれ何食もあるわけではないから、手が掛けられなくて当然かな、と。
ところが、ANAは違いました。
ANAの低カロリー食、普通食より、豪華で手が込んでいるんです。
そしておいしいんです。
メインも鶏肉、牛肉と、往復で違うものがでてきました。
みんなが冷めかけたチーズオムレツと野菜サラダを食べているのに、
私はグレイビーソースのかかった熱々の牛ステーキにサーモンの冷製ですよ。
みんなが袋入りのピーナツだかチップスだかを食べているときに、
私はスライスされたアスパラガスがきれいに並んだサンドイッチにフルーツですよ。
サービスされるときも、フライトアテンダントさんがとても丁寧なんですよ。
鶴丸がデフォルトし、ANAが生き残った理由がわかったような気がしました。
私が特別食を申し込むもうひとつの理由は、サービスされる時間が普通食とズレるから。
特別食だけ先にサービスされるので、熱々でいただけるし、飲み物も同時にサービスされることが多い。
そして、まだ普通食がサービスされるより前に、食べ終わります。
すると、食事時間になってサービス待ちでそわそわしなくてすむし、
まわりがごたつく前に自分でトレーを持っていくこともできるから、片付けられないテーブルが気になることもない。
食後にどうしても歯磨きしたくなったときも、トイレが混んでないので気を遣わないですみます。
(トイレが混んでいるときは、歯磨きだって我慢しますよ~。)
特別食、エアライン側には手間がかかって大変なサービスでしょうけれど、おススメです。