昨晩、シロクマ相方が散歩に出かけました。
彼は運動不足だったり、酔いをさましたかったりすると、夜遅くに出歩く習性があります。
南国の夜は意外にも日本の熱帯夜より涼しいものですから、
途中で絶滅の危機を迎える心配もないわけです。
が、彼が外出してしばらくして、予測不能の南国名物スコールが。
半時間ほどしてから玄関チャイムが鳴ったので開けると、
そこには濡れねずみというにはあまりにかさ高いずぶ濡れのシロクマが、呆然として立っておりました。
また風邪をひかれやしないか、その累が及ばないか大変心配です。
さて、今日のお話は昨日の続きです。
時間を忘れるほど夢中になったアイシング教室も、
最年長で足を引っ張ることなく無事終わり、各自の作品を美しい素材でラッピング。
クッション材までご用意くださるというニクイまでの心配りに感激です。
【素材は美しくても本人の手つきは美しくないので、ガサツな仕上がり】
その後、予約していただいたレストランに移動してランチをご一緒させていただき、
楽しかった会もおひらきとなりました。
久々のイタリアン、おいしかったです。
日本にいたとき、まだニートじゃなかったときから月に一度の道楽でイタリアンの料理教室に通っていました。
そこではアンティパストからドルチェまで習っていたのですが、
食べるの専門だったから、さっぱり身についておりません。
使う食材も、ほろほろ鳥とかウズラとかで手に入らないしね~。(←言い訳)
ブロード(基本のスープ。和食でいうダシ)もコンソメキューブを使ったりするのではなく、
骨付きお肉、野菜とハーブから時間をかけてとるのだからおいしくないわけはない。
それいでいて地域性からか、良心的なお月謝設定。
作りたいひとは積極的に作り、食べるの専門のひとはお手伝い程度にという気楽さ。
こっちでも食い倒れをかねて習いたいけど、そんな都合のいい教室はなかなかないのでした。
帰りに先生方と別れてから、英会話教室で一緒だった友人(←再会から3時間で友人呼ばわり)に、
普段行かないスーパー、明治屋さんへ連れて行ってもらいました。
マクロビ相方のため、日本食材調達です。
スーパー内で彼女と別れ、完全にひとりになって建物から出ると、
ものの見事に「ここはどこ?」状態となってしまいました。
ふっ。
重度の方向音痴の自分につきあって、ン十年。
予想できた展開。
冷静に、地図を広げて現在地を確認します。
と、地図とくっついてカバンから四つ折の紙が。
ひらりひらり…。
紙はよどんだ水溜りへ。
…何の紙?
水がしみて、なかの文字が透けてきました。
ひいぃいいぃ!(((((;゜д゜)))))
レシピじゃん!
ドロドロじゃん。
号泣じゃん。
帰宅して一目散に洗面台に走り、必死にレシピを洗いました。
朝会ったネコちゃんに一心不乱振りが重なります。
他人を笑うといつか自分も笑われる。
にゃはは。ネコちゃんの高笑いが聞こえるようです。
【ドロドロずぶぬれで開くのも難しかった大事なレシピ。無事、乾かし中】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/6c/175e94d44c292b8db6825d5adfd74579.jpg)
こんな最低の生徒でしたが、
アラコさん、ゆいねこさん、そしてご一緒したみなさま、
ありがとうごさいました。
苦心の作のクッキーは、
みなさまのように、愛する夫君にほめられることもなく、かわいいお子さまに喜んでもらえることもなく、
「それは本当に食べ物なのか?」と、いぶかしげな視線をよこすマクロビ相方のとなりで、
ひとり堪能いたしました。
予想できた展開ですから、こんなことで気分を害したりしません。
機嫌よく甘い時間を楽しんでいると、
「小学生みたいだよね」と、一瞥とともにさらりと冷ややかなひとこと。
ええ、予想できましたともp(-_-メ)