ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

アイシングクッキー教室に行ってきました。~後編~

2011-06-09 10:43:24 | Singapore/習いゴト
昨晩、シロクマ相方が散歩に出かけました。
彼は運動不足だったり、酔いをさましたかったりすると、夜遅くに出歩く習性があります。
南国の夜は意外にも日本の熱帯夜より涼しいものですから、
途中で絶滅の危機を迎える心配もないわけです。
が、彼が外出してしばらくして、予測不能の南国名物スコールが。
半時間ほどしてから玄関チャイムが鳴ったので開けると、
そこには濡れねずみというにはあまりにかさ高いずぶ濡れのシロクマが、呆然として立っておりました。
また風邪をひかれやしないか、その累が及ばないか大変心配です。
 
 
さて、今日のお話は昨日の続きです。
 
時間を忘れるほど夢中になったアイシング教室も、
最年長で足を引っ張ることなく無事終わり、各自の作品を美しい素材でラッピング。
クッション材までご用意くださるというニクイまでの心配りに感激です。
 
  【素材は美しくても本人の手つきは美しくないので、ガサツな仕上がり】
    
 
その後、予約していただいたレストランに移動してランチをご一緒させていただき、
楽しかった会もおひらきとなりました。
 
久々のイタリアン、おいしかったです。
 
日本にいたとき、まだニートじゃなかったときから月に一度の道楽でイタリアンの料理教室に通っていました。
そこではアンティパストからドルチェまで習っていたのですが、
食べるの専門だったから、さっぱり身についておりません。
使う食材も、ほろほろ鳥とかウズラとかで手に入らないしね~。(←言い訳)
ブロード(基本のスープ。和食でいうダシ)もコンソメキューブを使ったりするのではなく、
骨付きお肉、野菜とハーブから時間をかけてとるのだからおいしくないわけはない。
それいでいて地域性からか、良心的なお月謝設定。
作りたいひとは積極的に作り、食べるの専門のひとはお手伝い程度にという気楽さ。
こっちでも食い倒れをかねて習いたいけど、そんな都合のいい教室はなかなかないのでした。
 
帰りに先生方と別れてから、英会話教室で一緒だった友人(←再会から3時間で友人呼ばわり)に、
普段行かないスーパー、明治屋さんへ連れて行ってもらいました。
マクロビ相方のため、日本食材調達です。
 
スーパー内で彼女と別れ、完全にひとりになって建物から出ると、
ものの見事に「ここはどこ?」状態となってしまいました。
ふっ。
重度の方向音痴の自分につきあって、ン十年。
予想できた展開
冷静に、地図を広げて現在地を確認します。
 
と、地図とくっついてカバンから四つ折の紙が。
ひらりひらり…。
紙はよどんだ水溜りへ。
 
…何の紙?
水がしみて、なかの文字が透けてきました。
 
 
ひいぃいいぃ!(((((;゜д゜)))))
 
 
レシピじゃん!
 
ドロドロじゃん。
 
号泣じゃん。
 
 
帰宅して一目散に洗面台に走り、必死にレシピを洗いました。
朝会ったネコちゃんに一心不乱振りが重なります。
他人を笑うといつか自分も笑われる。
にゃはは。
ネコちゃんの高笑いが聞こえるようです。
 
【ドロドロずぶぬれで開くのも難しかった大事なレシピ。無事、乾かし中】
    
 
こんな最低の生徒でしたが、
アラコさん、ゆいねこさん、そしてご一緒したみなさま、
ありがとうごさいました。
 
苦心の作のクッキーは、
みなさまのように、愛する夫君にほめられることもなく、かわいいお子さまに喜んでもらえることもなく、
「それは本当に食べ物なのか?」と、いぶかしげな視線をよこすマクロビ相方のとなりで、
ひとり堪能いたしました
予想できた展開ですから、こんなことで気分を害したりしません。
機嫌よく甘い時間を楽しんでいると、
「小学生みたいだよね」と、一瞥とともにさらりと冷ややかなひとこと。
ええ、予想できましたともp(-_-メ)

アイシングクッキー教室に行ってきました。~前編~

2011-06-08 00:02:06 | Singapore/習いゴト
月曜日、アイシングクッキー教室に行ってきました。
お菓子でいうアイシングとは粉砂糖と卵白をまぜてやわらかいクリーム状にし、
塗ったり、搾り出したりでお菓子をデコレーションすることです。たぶん。
私の作るお菓子は焼きっぱなしや、冷やして固めるだけの地味なものが多く、
シンガポールに来てからはそれもパンケーキとゼリーに限られているので、こういうかわいいこと、やってみたかったのですよね。
 
当日はあいにくのお天気でしたが、道中、一心不乱に作業するトイレ中のネコちゃんに会いました。
にゃはは。
雨のなか、濡れながらの作業、ご苦労さん。
 
場所はリフレクソロジーサロンオーナー、ゆいねこさんの豪華コンドミニアム。
あちこち噴水があったり、壁画みたいな巨大レリーフがあったり。
わが家が中級だということがよくわかります。
ゆいねこさんはあたためやを名乗ることだけのことはある、朗らかでホットなお嬢さんです。
 
参加者には英会話教室でご一緒した方も。
こんなところでばったり再会するなんて、シンガポール日本人ネットワークの狭さを実感します。
私、教室でご一緒した方々の悪口は言ってないと思うのですが、どうでしょう?
 
先生は人気ブロガー、アラコさん
いつも笑わせてもらえる楽しいブログで、欠かさず拝見しています。
が、ブログではご本人はなかなか味わい深い面白いお顔で登場なさるのですが、
実物のお顔は面白くありませんでした。
 
 
ちっ。
美人やん。
ブログの面白さではとてもかないませんが、
顔の面白さでは私に軍配があがったと思います。
 
土台(?)になるクッキーは先生があらかじめ準備してくださっていました。
アイシングも先生が配合して何色も用意してくださっていました。
 
そう、私たちは描くだけ~。
だから私にもできるのです。
話すとブログキャラ全開となる先生のデモンストレーションを食い入るように見つめます。
描くだけですが、アイシングは紙にペンで描くのとは勝手が違って、なかなか難しかったです。
手順も、べた塗りのバックになる部分を先に描いて、乾くたびに細かいところを上に上に重ねていく感じ?
きちんと手順を考えてから描き始めないと、キレイな仕上がりにならない。
 
私は「かわいいコックさん」(←お仕事中の方はご注意を。クリックすると音がでます。たぶん。)を描くと心に決めていたので、
前日に、歌いながら特訓していたのですが、絵描き歌のようには進められないという葛藤が…。
♪6月6日に雨ざ~ざ~ふって…♪の、アタマから下はスペースの都合上、割愛です。
 
 
【左下がかわいいコックさん。右上の星が岡本太郎ちっく】      【みなさまの美しい作品と比較して己の女子力のなさを悟る】
 
 
クッキーに顔を寄せて、真剣に作業するのですが、このクッキーがまたバターのいいにおいで。
私に凝視されたクッキー、まさに垂涎の的です。
 
それにしても、この作業、スーパー楽しい!!
レシピももらったし、自分ひとりでやってみること決定。
 
終わってからパティシエアラコのケーキと杏仁豆腐でお茶をいただきました。
 
【あこがれのスィーツ!! ロールケーキのモダンなガラにしびれます。】
いつも食い入るようにパソコンの画面で見ている美スィーツが食べられるなんて夢のよう
美しい見かけに勝るとも劣らぬ美味っぷり、そのとき私は幸せの絶頂にいました。
ごちそうさまでした。
実は私、「次、また性懲りもなく食べたら、アンタ、呼吸困難で死ぬかもよ」と、医者に脅されているマンゴーアレルギー
大好物なのに。
肌にもブツブツが出ますが、
ひどいときは顔が顔面神経痛のようにけいれんし、食道がはれあがるのです。
でも辛抱できずに食べちゃいました( ´艸`)
生きてます(*^-^*)
見たか、ヤブ医者。
 
さあ、楽しい教室の後はおいしいランチへと続きます。    
 

博物館見学

2011-06-07 08:26:59 | Singapore/外出&食い意地
2週間ほど前になるのですが、シンガポール国立博物館に行きました。
 
 
白亜の美しい建物にはビクトリア女王在位50年を記念して建てられたドームがあります。
そのドームの天井には華麗なステンドグラスが配されているのですが、その枚数が50枚なんだそうです。
 
 
360℃の円形に50枚
素人の私が考えても、設計、なんだか難しそう。
そう思ったらやっぱりプロが考えても難しかったらしく、
最初に依頼を受けた建築士さん(設計士さん?)は苦悩して病んでしまったそうです。
お気の毒なことです。
 
博物館では日本人ボランティアさんの丁寧な説明を受けて、有意義な時間を過ごしました。
その後、ここを出る前にお手洗いを済ませておこう、とトイレに向かいました。
入り口を入ると、足元に広がる
なんだかもくもくした白いものが。
…雲海?
 
パーテーションの向こうに花嫁さんがいらっしゃったのでした。
メイクさんを従えて去っていきました。
アジア系の美しいお嬢さんでした。 
 
ばっくりあいた背中に肩甲骨がくっきり。若いっていいなあ。
 
お幸せに。
 
博物館にしても、2回ほど足を運んだ植物園にしても、
美しい建物、絵になる風景なので、結婚式の写真撮影によく出くわします。
 
南国でも新郎新婦はタキシードに白いドレスです。
博物館内はクーラーがきいていて涼しいから大丈夫ですが、
植物園の場合、野外なので大変に暑い
花嫁さんがドレスを太ももまでたくしあげて移動してたり、
眉間にものっすごいしわを作って待機してたり。
南国の結婚式は大変そうです。
 
博物館を出るとお昼時になっていました。
向かいにシンガポール経営大学の図書館のカフェテリアがあったので、
そこでおばちゃんおススメのチキン丼をいただきました。
$3.5(約240円)だったかな。
どんぶりが陶器だったのがちょっとうれしい。
五香粉の香り、ピリッと甘辛い味付け。
 
 
おばちゃん、チキンは骨ばっかりだったよ。
しかもぶつ切りだから骨もこっぱ微塵になってたりで、よけて食べるのが難しかったよ。
でも、確かにあなたのおススメはおいしかったです。
ごちそうさま。

欲しがりません、帰るまでは。

2011-06-04 12:40:10 | Singapore/日々の暮らし
以前にもお話しましたが、相方は駐在員ではなく、だから私も駐在員夫人ではありません。
じゃあ、彼の立場は何なのかというと、言ってみれば単なる出張サラリーマンなわけです。
シンガポールに出張中なだけ。
何が駐在員と違うかというと、私にとって決定的なのは、
引越費用もでないし、家族の帯同は不可、というところ。
だから、私は興味本位で勝手に押しかけている単なるにぎやかしです。
 
彼の出張が普通とちょっと違うのは、住まいを借りるくらいに長期で、期間限定じゃないところ。
私たちのここでの生活はいつ終わるのかわからず、引越費用も出ない、というわけで、
私たちは旅行者のようにそれぞれが持ってきたスーツケースひとつの荷物だけで生活しています。
 *注:海外引越しは50万円~100万円と非常に高くつくので、とても自腹を切る気になれません。
海外では賃貸物件に家具や家電がついていることが多いので、そういったことも可能なわけで、
タオル類や寝具、食器や鍋等のキッチンツールなど、ないものは自分たちで買い揃えます。
でも、帰国時にスーツケースに入りきらないものや重いものは捨てて帰るしかないので、
買うのは必要最小限、なるべく安いものを探します。
まだ使えるものを捨てるのは、吝嗇家としてはわが身を切られるような痛みを伴いますからね。
超過料金を払ってでも一緒に持ち帰ったり、別便で送ったりすることもできますが、
日本ですでに持っていたり、買ったほうが安くついたりなので。
それに、この生活の終わりは急にやってくる可能性もあるので、手配に時間がかかることは避ける前提です。
かさばったり重かったりだけど欲しいものは、帰国してから買う所存です。
欲しがってはいけないのです、相方が無事職務をまっとうして、帰るその日までは。
 
はい、前置きが長くなりましたが、
そんなことで今日の話題は、私の腕の見せどころ、ケチケチ生活についてです。
 
なるべくモノは買わない。
代用できるものは代用する。
そんな制約を与えられると、吝嗇家としての血が騒ぎます。 
ということで、色々考えてリサイクルできるものはリサイクルしています。
今回はその成果をご披露しようかな、と。
 
 
ではでは。
 
まずは誰でもやっている(のかな?)初級編、空き箱の利用。
 
【(相方のアルコール類の)空き缶・空き瓶入れ~段ボール箱~】
各部屋のゴミ箱は安くで買ったプラスチック製のものですが、大きいサイズは高かったので購入断念。
買い揃えた後に100均ショップも見つけましたが、こちらの100均は$2均(約140円)と強欲です。
 
【小物入れ~ニセモノキティちゃんティッシュ箱~】
吝嗇家の必須アイテム、巨大電卓もすっぽり収納♪
このキティちゃん、おしりがぽっこりでていて変な体型です。
テッシュの空き箱はふたつあって、もうひとつはレターケースに使っています。
 
吝嗇家は食品の空ケースだって見逃しません。
活躍しているのはフィラデルフィアだけではないんです。 
 
【ヘアピンいれ~ヨーグルトの器~】
なかなかしっかりした入れもので、ピンも取り出しやすくて重宝しています。
ヨーグルトはくだものいっぱいでうれしかったですが、私には甘みが強すぎたのでリピートしないと思います。
マクロビオテックは本来乳製品は摂らないので、カルシウム補強目的で仕方なくなら牛乳だけでいいかな。
 
【タッパーとれんげ~ホーカーズのテイクアウト用~】
洗えば何度も使えます。
冷たいおやつやカットしたくだものを冷蔵庫で冷やすのによく使いすが、輪切りのネギを入れておくのにも便利。
 
【化粧品入れ~青いカゴは買ったものですが、白い入れものにご注目~】
大は小をかねるで買った青いカゴが大きく、小さな化粧品が散乱するので、
仕切り代わりに白い入れものを使っています。
お豆腐の容器です。
青と白のコントラストもさわやかで気に入っています。
 
参考までにオランダ婦人はリタイア後、冷茶ポットとして第二の人生を歩んでいます。
当初はその強い残り香で再就職は困難を極めましたが、
いまやすっかりお慣れになって、申し分のない働きぶりです。
新しい職を斡旋したエージェントの私にとってもうれしいことです。
 
 
次は中級編、これもやってる方は多いと思います(私だけかな?)。
 
相方の出張帰りは上物GETの絶好の機会です。
毎度、疲労の色濃く帰宅した相方に
狩をする鷹のような鋭い視線を微笑みの奥に隠して、
労をねぎらう風を装ってバンビのように軽やかに駆け寄り、
ハイエナのような抜け目なさで戦利品をあさります
 
【スリッパ~いわずと知れたホテルの使い捨てスリッパ~】
ちょっと汚れてきたのでお見苦しくてスイマセン。
ふだん家では裸足にビーチサンダルなのですが、
ランニングの日など靴下をはくこともあるので、スリッパ、ほしかったんです。
相方、リクエストに応えてくれて、ありがとうございます。
 
【プールかばん~空港の免税店の買い物バッグ~】
タイ出張のお土産です。
ビニール製でしっかりしているのでプールかばんにもってこいです。
相方は働き者の自分へのご褒美に、最近おいしいと聞くタイ産ワインを2本買ってきて、
留守をのびのび守るツマには、それが入っていたこのタダのバッグをくれました
その深い愛に、ツマはむせび泣きしそうです。
 
 
最後は上級編です。
 
これも相方出張GETシリーズです。
今までのは、やっているひとも多いと思うのですが(どうでしょう?)、
ここまでやっているひとはあまりいないと思います。
私が胸をはれる渾身の一作
とくとご覧あれ。
 
 
 
*****もったいつけの行間ムダ遣い*****
 
 
 
【フライトの預かり手荷物につけられるタグ
 
さてこれを何に使っているというのでしょう?
 
これね、相方みたいに帰宅後その度はずさず、スーツケースにつけたままにしていると、
次のフライトでの紛失の元なんですよ。
で、賢妻の私が、はさみでカットして、
シールが台紙とともに残っている部分を上手にちょきちょき切り取っておくのです。
すると丈夫なガムテープとして使えて便利なんですよ。
上の、ニセモノキティちゃんの箱テッシュでも箱の両側中央に補強で使っているんです。
ちょっとずつしかためられない貴重なもので、大航海時代の胡椒のように大事に使っています
 
このワザはバックパッカーのまねごとをしていた時代に身につけました。
背負える荷物ひとつで貧乏旅行をしていると、
最小限の荷物で、最低限の出費でって、考えるようになるものですから。
 
これをチマチマ切り取っているところを相方に見つかって、なにをやっいるのか聞かれました。
想像もできなかったようで。
得意満面で応えると、
「そこまでしないでテープを買ってくれ!」と、頼まれてしまいました。
でもね~、こういうのって、思いついて、実際にやってみて使えると、楽しくてやめられないんですよね。
吝嗇家の真骨頂ですよ。
私の生きがいだから、とめないで。
 
ということで、私たちのシンガポール生活は、
入れものである住まいこそ私の常識からすると大変立派ですが、
中身たる暮らしぶりは本当に質素倹約のつましいものでございます。
私の座右の銘は『清貧』でございますよ。
 
【立派な入れもの~シンガポールでは中級マンション
   プール、脇にBBQコーナー、ジム、テニス&スカッシュコート、パーティルーム、読書室つき。それが星の常識。まさに猫に小判。
 
 
なんだか不安定で制約が多くて、地味でかわいそうな生活、と同情なさるかもしれませんが、
なんせ私、勝手に押しかけた物見遊山のにぎやかしですから、
“親兄弟や友人たちとも離れた遠い異国で、何年後に帰れるかもわからないまま、
夫を支えなきゃ、子どもを守って育てなきゃ、と覚悟の毎日を過ごしていらっしゃる駐在員夫人”と比べると、
身軽で気楽でいい身分だと思っています。
いざとなったらひとりで日本へ逃げ帰る所存
ですから。

驚愕の新事実【三連発】オマケの塩

2011-06-03 10:31:19 | Singapore/外出&食い意地
昨日、マンションのエレベーターで一緒になった長身のインド系男前好青年がお隣さんだと判明。
どこが好青年かというと、
乗り合わせたときに笑顔であいさつして、私が乗り降りするのをさりげなくエスコートしてくれたのです。
日本人もそうですが、シンガポーリアンはそういったところまであまり気が回りません。
シンガポーリアンにはインド系の方もいらっしゃいます。
彼がシンガポーリアンかどうかはわかりませんが、
マンション内の清掃や街で道路工事などに従事しているインド系の方々とは、
洗練されようが違うのはもちろんですが、あきらかに見た目も違います。
 
英会話教室の先生によると、インド系移民には2種類あって、
小柄で肌の色の濃い方々は初期に労働者として南部からやって来た(連れてこられた)ひとたち、
背が高くて白い(といっても日本人からすると濃いですが)方々はあとからやってきた
北部出身で貿易商や宝石商、テキスタイル、金融などのホワイトカラー的な職業のひとたちらしいです。
移民は歳月を経て、代を経ても、階級というか格差は変わらないということでしょうかね。
 
それにしてもついこの前まで、
お隣にはスウェーデン人のダニエルとティファニーという長身金髪美男美女カップルが住んでいたんですが、
入れ替わりの激しいことです。
どっちにしろ男前だから私としては何ら不満はございません
 
帰宅した相方にそれを報告すると、
「うん。おとといだったかな、ダニエルに会ったとき、明日引越するって言ってたよ」と。
彼らが引越した翌日にインド系好青年が引越してきたってこと?
連日で住人を入れ替えたりできないと思うので、何かのグループでシェアしているんでしょうかね?
 
 
 
さて、
まだひっぱるのか!?
とあきれられても仕方ないのですが、今日のお話は昨日からの続きです。
最初からご覧いただける方はこちらからお願いします。
 
昼食は驚くことに先生のおごりとなり、
そんなことになるなら、私にとって有利な情報とはならなかった奥さま談義よりも、
もっとお話相手をつとめるほうに力をいれるべきだった、
と激しく後悔する私をよそに、市場の見学となりました。
 
   【2階の衣料品店から見た巨大市場の一角】
リトルインディアには、大きくて安いことで有名な一日中営業している市場があります。
私の住まいの近くにも鮮度のよい市場はあるのですが、
ここと比べると規模もうんと小さいし、一部のお店をのぞいてお昼前には店じまいですからね。
 
【お皿になるバナナの葉っぱも売られていました~10枚$1.5(約100円)くらいだったかと~
       
 
 
 
しかし!
ここでも私は驚きました。
こういった市場に足を踏み入れるのがはじめて、という奥さまもいらっしゃるのです。
「わあ~」とか、「すご~い」とか、興味津々の奥さま方の初々しい驚きの声や歓声が響きます。
      【果物屋さんはドリアンのかぐわしい(つまりは鼻を突く)香り】
     
 
近所の市場にしょっちゅう出向き、
マクロビ相方ためのオーガニック食材を使った食事を作らなくていい彼の出張中は、
市場で調達した食材だけで食事をすませることもあるくらいの市場ヘビーユーザーの私
唯一彼女たちより抜き出た強みを持ったようで、
年甲斐もなく今の言葉を使うとどや顔というやつで、意気揚々と先頭を歩いておりました。
 
先頭を歩くというのは、市場はそれぞれのお店が所狭しと野菜、果物、魚、肉を並べており、
場所によっては通路が狭いので、一列にならないと歩けないのです。
 
すると先頭を歩く私に、市場のにぎわいのなか、
あまりに興味津々で足取りも遅れがちな彼女たちの話し声が、背後から聞こえてきました。
 
 
 
「でも、こういうところのものって、私たちが食べても大丈夫なのかなあ?」
 
 
 
アイム ショックド!

こういうところのものを毎日もりもり食べて絶賛増量中の日本人が、
あなたたちの目の前を歩いていますけど?
 

相方が留守がちのいまや、
私のカラダは30%のホーカーズご飯と、60%の市場の食材で構成されていると言えましょう。
残る10%がは何かというと、相方の言いつけを守っているマクロビ食材ですね。
冷蔵庫に残っておりますので。
私の生活はちょっと皆さんとは違うかも?と、それなりに打ちひしがれていたのに、
奥さまの何気ないひとことで、傷口に塩をぐりぐり塗りこまれた気分です。
 
 
私にとっては、驚きの多い一日でした。
収穫の多い…とは決して言えないところが、ナンですが。
先生、1週間ありがとうございました。
お昼ごはんをご馳走いただき、散策時間もたくさん割いてくださったうえ、果物を買い与えてまでくださって、本当に感謝します。
大変貴重な時間を過ごすことができました。
 
     【私もご賞味未体験ゾーンのサメ~どうやって料理するのかな?おいしいのかな?~】