昨日、マンションのエレベーターで一緒になった長身のインド系男前好青年がお隣さんだと判明。
どこが好青年かというと、
乗り合わせたときに笑顔であいさつして、私が乗り降りするのをさりげなくエスコートしてくれたのです。
日本人もそうですが、シンガポーリアンはそういったところまであまり気が回りません。
シンガポーリアンにはインド系の方もいらっしゃいます。
彼がシンガポーリアンかどうかはわかりませんが、
マンション内の清掃や街で道路工事などに従事しているインド系の方々とは、
洗練されようが違うのはもちろんですが、あきらかに見た目も違います。
英会話教室の先生によると、インド系移民には2種類あって、
小柄で肌の色の濃い方々は初期に労働者として南部からやって来た(連れてこられた)ひとたち、
背が高くて白い(といっても日本人からすると濃いですが)方々はあとからやってきた
北部出身で貿易商や宝石商、テキスタイル、金融などのホワイトカラー的な職業のひとたちらしいです。
移民は歳月を経て、代を経ても、階級というか格差は変わらないということでしょうかね。
それにしてもついこの前まで、
お隣にはスウェーデン人のダニエルとティファニーという長身金髪美男美女カップルが住んでいたんですが、
入れ替わりの激しいことです。
どっちにしろ男前だから私としては何ら不満はございません。
帰宅した相方にそれを報告すると、
「うん。おとといだったかな、ダニエルに会ったとき、明日引越するって言ってたよ」と。
彼らが引越した翌日にインド系好青年が引越してきたってこと?
連日で住人を入れ替えたりできないと思うので、何かのグループでシェアしているんでしょうかね?
さて、
まだひっぱるのか!?
とあきれられても仕方ないのですが、今日のお話は昨日からの続きです。
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昼食は驚くことに先生のおごりとなり、
そんなことになるなら、私にとって有利な情報とはならなかった奥さま談義よりも、
もっとお話相手をつとめるほうに力をいれるべきだった、
と激しく後悔する私をよそに、市場の見学となりました。
【2階の衣料品店から見た巨大市場の一角】
リトルインディアには、大きくて安いことで有名な一日中営業している市場があります。
私の住まいの近くにも鮮度のよい市場はあるのですが、
ここと比べると規模もうんと小さいし、一部のお店をのぞいてお昼前には店じまいですからね。
【お皿になるバナナの葉っぱも売られていました~10枚$1.5(約100円)くらいだったかと~】
しかし!
ここでも私は驚きました。
こういった市場に足を踏み入れるのがはじめて、という奥さまもいらっしゃるのです。
「わあ~」とか、「すご~い」とか、興味津々の奥さま方の初々しい驚きの声や歓声が響きます。
【果物屋さんはドリアンのかぐわしい(つまりは鼻を突く)香り】
近所の市場にしょっちゅう出向き、
マクロビ相方ためのオーガニック食材を使った食事を作らなくていい彼の出張中は、
市場で調達した食材だけで食事をすませることもあるくらいの市場ヘビーユーザーの私、
唯一彼女たちより抜き出た強みを持ったようで、
年甲斐もなく今の言葉を使うとどや顔というやつで、意気揚々と先頭を歩いておりました。
先頭を歩くというのは、市場はそれぞれのお店が所狭しと野菜、果物、魚、肉を並べており、
場所によっては通路が狭いので、一列にならないと歩けないのです。
すると先頭を歩く私に、市場のにぎわいのなか、
あまりに興味津々で足取りも遅れがちな彼女たちの話し声が、背後から聞こえてきました。
「でも、こういうところのものって、私たちが食べても大丈夫なのかなあ?」
アイム ショックド!
こういうところのものを毎日もりもり食べて、絶賛増量中の日本人が、
あなたたちの目の前を歩いていますけど?
相方が留守がちのいまや、
私のカラダは30%のホーカーズご飯と、60%の市場の食材で構成されていると言えましょう。
残る10%がは何かというと、相方の言いつけを守っているマクロビ食材ですね。
冷蔵庫に残っておりますので。
私の生活はちょっと皆さんとは違うかも?と、それなりに打ちひしがれていたのに、
奥さまの何気ないひとことで、傷口に塩をぐりぐり塗りこまれた気分です。
私にとっては、驚きの多い一日でした。
収穫の多い…とは決して言えないところが、ナンですが。
先生、1週間ありがとうございました。
お昼ごはんをご馳走いただき、散策時間もたくさん割いてくださったうえ、果物を買い与えてまでくださって、本当に感謝します。
大変貴重な時間を過ごすことができました。
【私もご賞味未体験ゾーンのサメ~どうやって料理するのかな?おいしいのかな?~】