ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

寒くなりました。

2016-11-13 05:10:50 | いぬ・シロさん
趣味で水彩画を描いている実家の母が、
「額縁に入れる作業を手伝って」というので行ってきました。

それくらいひとりでできへんのかなあ、と思いつつ、
裏の畑の野菜の物色をかねて。

野菜、まだまだお高いですよね!



(大きな額縁が3つもありました。高さは私の目線まである。)

縁がピカピカした銀のフレーム、照りを抑えた銀のフレーム、くすんだ黄緑の布をはったもの…
「この絵にはどれがいいと思う?」と。

違いがわからん。

私にセンスがないのは産みの親がいちばんご存知なのでは?

無言でいると、

「自分で決めるわ」って。

それが正解。


額縁の入った箱を移動して、箱から出して、裏返して置いて、
15か所くらいあるネジを緩めて、フタを開けて、
絵をセットして、フタをして、ネジを締めて…
モノが大きくて重いから、なかなか重労働です。

ぶら下げるヒモの位置を変えるのなんて、
ヒモをペンチで挟んでふたりで交代でひっぱったくらい、
かたくてかたくて、力仕事でした。

確かにこれはひとりではムリ。
中高年の女ふたりでも厳しいくらい。


(作業中の母。額縁の大きさがお分かりいただけるかと)


日当は現物支給、
ほうれん草をわんさかもらいました。

ナスと万願寺とうがらしも収穫。
「もうアクが強くて、アカンかもよ」と母に言われながら。





(帰ってから茹でるとカサがしぼんでこれだけに。冷凍保存します。)


シロさんのお墓の掃除もしてきましたよ。

散々悩んだ墓石。
母に諭されて断念しました。

「私らが元気で生きている間はきちんと手入れしても、
いずれ私が死んで、
あんたが岩手に行ってしまって…ってなったら、
このあたりは草ぼーぼーになると思うねん。
雑草の勢いってすごいから、
墓石はすっぽり草に埋もれてしまうで。
そうなったら、
いずれ誰か、手入れするひとには危ないよ。
けつまずいて怪我したり、
草刈機の刃をぶつけて事故になったり、
そういうことが起きへんようにしとかんとあかん。
シロは私たちがちゃんと覚えていて、いつも思い出してたら、
それでいいんと違うかなあ。
立派な墓石なんてなくても気にせへえんのとちゃう?」

確かに。
元気でいるうちだけでも、と墓石をおいても、
一度設置すると、それを撤去する決断をして、行動に移すのって、
きっと年を追うごとに難しくなるよね。

ごめんな、シロさん。
私が元気なうちは、
せめてきれいに保つから、それで許してな。



(散り落ちた桜の葉っぱがきれいに紅葉していたので、そのままに)


急に寒くなったので、母はこの季節、初めてセーターを着たそうです。

吝嗇家の母がもう何年も着ている毛玉だらけのセーターに私が目を凝らすと、

「シロの毛、あちこちについてるで」

「えっ!?
シロ、こんなところにいたんかあー」

涙腺決壊。
歳をとって、母も涙もろくなりました。



亡くなってなお、存在感をアピールするシロさんのもふ毛。


昨日は私も初めてセーターを出してきたのですが、


(四半世紀着ている私のセーター。母よりケチ?)

ここにもシロ毛が!

歳をとると、涙もろくなって困ります。



(2015年3月のシロさん)


ご覧いただきありがとうございました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿