昨日は京都に住む友人に会いに行ってきました。
私のケニアへの旅で全面的にお世話様係を引き受けてくれた友人です。
彼女も4月はじめに帰国したのです。
日本は2年3か月ぶりくらい?
日本の生活感想談話。
「車椅子に乗ってる人と押している人が同じ人種ってのを見て、ああ帰ってきたんだなー、と思った」と、私。
シンガポールでは乗っている人は中国系シンガポーリアンでも、
押している人は東南アジア系のメイドさんであることがほとんどだったので。
あとは、何より寒さに耐えられなかった!!
寒さそのものもだけど、長袖や分厚い服って肩がこるし、手元がもたついてめんどくさい。
靴下ってこんなに窮屈なもんだったんだ、とか。
対して友人は、「蛇口をひねるとふつうに水が出ることに感激した。停電もない!」
そこか!!
さすがケニア帰りは違うなー。
「寒さも耐え難いけれど、暑さも無理なら、その前にある梅雨も乗り切れないかも」
おんなじ赤道直下でも、高原サバンナ乾燥地帯だったもんね。
帰国前のドタバタ談話。
1週間前には学校も終わり、出歩いてばっかりで帰国準備がろくすっぽ出来ず、最後に地獄を見た私。
対して彼女は、直前まで鬼のように働き、帰国前日に準備をするつもりだったらしい。
私がシンガポールの空港からケニアの彼女に電話をかけた時なんて、向こうは日曜夕方だったのに仕事をしてた。
彼女のいう準備とは、
忙しくてたまってしまった洗濯(洗濯機がないのです!)と、住まいの掃除、荷物のパッキングね。
が、その当日…
何か月ぶりかの断水。
追い討ちをかけるかのように、
いつもの停電。
地獄を見ようにも暗黒界で何ひとつ見えなかったという。
どんなけ普段の行いが悪いのですか?
そんなケニアだったのに、もう懐かしがっている彼女。
充実した日々を送ってたんだね。
事情は違えど、浦島太郎のようなふたりは、
四条大橋で会って、先斗町をぶらつき、納涼床でランチをしました。
四条大橋。おなじみの托鉢風景ですが、この方は尼さん。珍しいのでは?
先斗町の町並み。鴨川をどりのシーズンなのでそのちょうちんが。かわいい。
いかにも京都っぽくていいでしょ。
鴨川の納涼床。夏の風物詩。
和洋折衷、ときどき中華のおいしいお料理。
2,500円ナリ。
このほかにも、ご飯ものとデザートが。
お値段のことを考えると、この場所でこれだけちゃんと食べさせてくれるのはウレシイ。
学生時代より京都に住む友人によると、
このあたりは昔からの京都のひとが経営する昔からのお店がどんどん姿を消し、
他から入った資本のお店が多いらしい。
私たちが入ったお店も、なんと、天下一品のチェーン店でした。
開店間もないのかお祝いの胡蝶蘭が。白い花のこの細工はナニ!?生花なんですよ!(←触って確かめた関西のおばちゃん。)
おなかいっぱいになった後は、久しぶりに八坂さんにお参りしました。
このあたりも外国人観光客が増えてるな、と実感。
私も京都の学校に通っていましたが、当時の外国人観光客というと、白人さんが多かった。
今はアジア人。
中国語があちこちから聞こえてきます。
八坂神社の西楼門。この写真に写っている半分くらいは中国語を話す方でした。
ここでも中国人パワーか!
そして修学旅行生もちらほら。
シンガポールでも日本からの修学旅行生をたくさん見たけれど、
私としては国内で出会う子たちにより親近感を抱いてしまう。
たくさん思い出作ってね。
赤の効いたセーラー服がかわいい。
セーラー服の制服って減っているらしいですね。変質者対策?
円山公園。バックの山の緑が鮮やかで美しい。
緑色の種類にも色々あるんですね。
ちょっと前まであんなに寒かったのに、雲の形がもう夏っぽいです。
「こうやって平日の昼間からのんびりしている自分になじめないなー」と友人。
ああ、わかる。
帰国から1か月以上、さすがに私もこんな生活、もういいかも。
私たちふたりの結論。
ひとには色々なタイプがあると思うけれど、
このふたりは何もすることがないと堕落していくタイプだ、
ということでした。
お互いダラダラ、ダメダメの毎日なんですよ。
何もしないうちに、一日が終わってしまうの。
私たち、何かに追われていないと、ただ堕ちていく、という人種です。
何かせねば!
もっと生産的な生活をせねば!
でもふたりとも、主婦ライフを優雅に楽しむタイプでもなけりゃ、財力もない!
働かねば!
でもね、待ち合わせ時間が、12時ごろ、と前日に決めたのに。
神戸に住む私が、「電車に乗ったら到着時間をメールするから」って言ったのに。
私が着いたのが、12時40分。
これはシンガポールライフのせいですね。
だって、シンガポーリアンやえくすてのクラスメート、現地生活が長い日本人と待ち合わせして、
待ち合わせ時間に全員がそろうなんてことは、皆無。
そろうまでに半時間以上はかかるのです。
が、友人はその上をいった!
シンガポール習慣に馴染んだ私としたことが、
ケニア習慣にどっぷり浸かった友人を、あなどっていました。
友人の到着、
1時25分
さすがケニアンと暮らしていたひとは違うなー。
全員そろうまでに1時間、2時間はザラ、ってお国柄だもんなー。
ということで、
こんなふたりの日本社会復帰への道のりは、
相当に長く厳しい模様。
名だたる文化人もひいきにしたフランソア喫茶室でコーヒーをいただき、
私の大好物の村上重本店のお漬物を買って、お別れしました。
次に会うときには、お互い、更生できていますように。
情熱系なんでしょうか。
そして、miyumiyuさんったら悪女。
京女の威力はそんなにあるんですね。
私のまわりが九州男児に弱いのと同じことでしょうか。
すべての花の細工の蘭、私もどうかと思います。
そのままの方がずーっとキレイなのに、かわいそう。
以前、レインボーカラーのバラの花をいただいたときも、
ありえない!!と思いました。
その花も。それをくださった方も。
あれもどうやって作ったんだろう?
花びらそのものの色が七色マーブルなんですよ。
インクを茎から吸い上げさせるにしても、
どうして七色混ざらないのか。
私は 福岡人ですが 母は 京都生まれで滋賀県育ちなので 男性が 『どこの出身?』って聞いて来た時は 『母は京都出身です』といって 鷲掴みにします。
たいていオチます(笑)
しかし 蘭の花の細工 誰が どういう思いで あんな 事するんでしょうか? 一つ二つならまだしも 全てのように見えました。
哀しくなりました。私的には。