ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

消えたハンカチ~どの口が言う?番外編2~

2011-07-10 09:57:12 | Singapore/日記
すいません。
さらっと書こうと思った番外編なのに、本編と同じくらいの長さですね。
簡潔な文章表現は、永遠に私の課題です。
 
昨日の続きです。
 
暑がりで汗っかきなのに、ついにハンカチが1枚もなくなってしまったシロクマ相方。
「とりあえず、今日はどうすればいいの?」と、ムッとして聞くので、
負けずにムッとし返して、仕方なく私のハンカチを貸してあげることにしました。
私がこちらに持ってきた数少ないハンカチから彼が選んだのは、
よりにもよっていちばんの気に入りで、いちばん高価なフェイラー。
若いときはおばさん臭いとバカにしていたブランドですが、
実際に使ってみると実用的でその肌触りのよさにトリコになりました。
自分で買うことはないから、いただきものを大切に使っているのに、
汗っかきで扱いが乱暴で、あっちこっちに忘れてくるシロクマにだけは貸したくな~い。
でも、男性が持っても違和感があまりないのは、青地のそれだけでした。
 
常夏のシンガポールが、
今日はちょっとでも涼しくありますように、
シロクマの外出があまりありませんように、
無駄な願いをかけながら、彼を送り出し、不承不承、家の中を探索しました。
忍耐力のない私の完敗ですが、背に腹はかえられません。
大事なハンカチ、彼なんかに貸し続けていたら、きっといつかなくされるか、
落ちにくいソースなんかを拭くのに平気で使ったり(←よく食べ物をこぼすのです)、
あっけらかんとゴルフクラブを磨いたりで、ぼろぼろにされるに決まってます。
それに、最近見たテレビ番組で、加齢臭ですか、
あれは40歳くらいから男性ホルモンの働きによって醸成されるそうで、
その正体は汗と一緒に分泌されるノネナールとかいう脂肪酸だと言ってました。
アブラだから洗っても落ちにくいのだそうです。
シロクマからも加齢臭が?
考えたくありませんが、年齢的にはジャストミートです。
麗しいフェイラーが彼の汗を多量に吸って、加齢臭を発散するようになったら悲しすぎます。
 
ハンカチ回収作戦、それほど時間はかかりませんでした。
まずはスラックスのなかから1枚。
これは時々やるので、楽々発見。
ゴルフの日は予備を持っていくこともあるから、
と、スポーツバッグに狙いを定めると、一挙に2枚の収穫。
1枚ずつなくなったことを考えるとゴルフ2回分ですね。ハンカチ、腐っていそう。
最後の1枚は…洗濯機の向こう側に落ちていました。
いつもルールを守ろうとしないくせに、たまに守るとこの有様。
なんでこんな大きな口からはずしてしまうのか?
ゴルフなんて、あんな小さな口にでも遠くからボールを入れられるのに。
 
ということで、たいした意外性もなく、4枚とも回収。
それを夜、帰宅したシロクマに報告しました。
晩ご飯の支度をする手を止めて、キッチンの入り口で直立して憮然として言ったわけですが、
リラックスした彼はリビングのソファーでテレビを見ながら、ビール片手にふんぞり返っておりました。
そして、鼻高々に放った言葉がこれ。
ほらね、ぼくの言ったとおりじゃないか。ぼくの言うことに間違いはないんだよ!
どなたか彼を黙らせてください。
  
     【商店街のいつもマクロビ食材を買いに行く漢方薬局と、薬局の前で飼い主を待つ犬】
 
すいません、また本文とは関係ないです。
この薬局、奥にオーガニック食品コーナーがあります。
少ないとはいえ野菜や果物も置いており、それって徒歩圏ではここだけなので重宝しています。
レジの周辺には一面の漢方薬。
カウンターがショーケースになっており、そこにもびっしり。
植物系だけでなく、動物の角や、芋虫みたいなの、トカゲみたいなの、ナマコみたいなの、
と、最初は目が釘付けになってしまいました。
この日はお店を出ると、ちょうどこの犬が飼い主の男性に何か言い聞かされていたところで、
その男性は店内に入っていきました。
つながれてないのに、ちゃんとそこを動かないで待っているのが立派。
お利口だなあ。
飼い主さんの動きを、目でずっと追っているのです。
ういやつだなあ。
暴君シロさんにつめのアカを飲ませてやっておくれ。


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