おはようございます。
また新しい1週間が始まりました。
週末に宿題をやっておいたので、今朝は余裕があります。
もう掃除と洗濯もすませましたよ。
あら、私って意外にデキるじゃない?
学校に行くまで時間があるので、更新しようかなあ、と。
スイマセン、ついでっぽくって。
本当に今、いっぱいいっぱいなことが多いのです。
水曜日には友人が日本から遊びに来てくれるっていうのに、こんなんで大丈夫なのかなあ?
ケニアの話に戻ります。
ケニアは首都ナイロビから各都市に向けて放射状に道路が延びているので、
ナイロビより遠くに行くには、マタツを利用するなりしていったんナイロビにあがって、乗り換えないといけません。
マタツに乗るのは初めてのこの日、友人のネットワークをフルにいかして、
ナイロビまでは、技術専門学校で地域開発学や社会福祉学を教えているというYさんに同行してもらい、
ナイロビで、ナクル湖国立公園で働くMさんに引き渡してもらいました。
まだ20代とお若いのに知性あふれるYさんのお話が、また大変興味深くて。
イギリスの大学で国際開発学のマスターを取得して、今、この国で教壇に立っているという彼女は、
私からしたらまさにナマの知識の泉。
あっという間の時間でした。
またお話しする機会があるといいなあ。
Mさんは、休暇をとってタンザニア、キリマンジャロ登頂を果たして戻ってきたところで、
彼女のフィールドであるナクルに戻るのに、友人が私を押しつけてくれたというわけ。
彼女もまだ若く、小柄できゃしゃで少女か少年かっていう印象なのに、キリマンジャロ登頂だなんて、スゴイ。
モンブランに登ったことが自慢のシロクマ相方に引き合わせたら、話が盛り上がるんだろうなあ。
ナイロビを出て1時間ほど走ると、そこは大地溝帯。
両脇の草原には、シマウマやガゼルなどの野生動物の草を食む姿が見られるんですよ。
興奮しているのは私だけで、
野生動物なんて珍しくないらしく、同乗のケニアンもMさんも至って冷静。
すごいな、ケニア。出発から2時間半、ナクルに近づいてきました。
街に入ると路上には、あまり身なりのよくないひとの倒れている姿も見られるんですよ。
ぎょっとしているのは私だけで、
お酒の飲みすぎか、薬のやりすぎなんだそうで、珍しくないらしく、
みなさんこれまた至って冷静、動じる様子もありません。
すごいな、ケニア。
ナクルではMさんの知っているホテルをいくつかあげてもらって、一番安いところにチェックイン。
白と青が基調の、一見オサレホテル
サイタマの友人は日本円で3~4千円のホテルを候補としてあげてくれていたのですが、
Mさんの知るホテルはKsh600(約600円)と格安。
それでトイレとシャワーが各部屋にあり、時間限定ながらホットシャワーも使えるなんて、スバラシイ。
スタッフの対応もよし、部屋を見せてもらうと、掃除も行き届いていて、鍵もちゃんとかかる。
これで600とは、かなりのお得感が。
私、ここで大満足だよ。
翌日も動物に詳しい彼女がサファリを同行してくれることに。
なんという心強さ。
チェックインした後に、帰宅したMさんから電話があり、
「夜は外に出ないでね。ホテルの前、女性たちが立つから」と。
…そういうところだから安いのか、このホテル。
以前、私はドバイの安宿で、夜のビジネスウーマンに勘違いされたことがあります。
ホテル側がそう思い込んで私を泊めたみたいで、隣は同業者のようでした。
どうりで、同宿の男性たちや、ホテルの従業員たちが、みんなそろって優しいわけだ。
その界隈で働いているのは、出稼ぎの外国人男性ばかり。
ドバイは当時、バブルの道をかけあがり中だったので、大層なにぎわいで、
私の部屋は夜になると、お客様にノックされました。
それを、つたない言葉でいちいち説明して、追い返さないといけない。
怖いし、眠くて面倒くさかった。
隣は繁盛している様子でした。
今夜は、決して部屋から外には出ないぞ、と心に誓いました。
夕食はホテルのレストラン(というか食堂)で、
Mさんのご友人が一緒にとってくれて、初のケニア料理を楽しみました。
アフリカでは、
ウガリという(シマともいう)トウモロコシの粉を練ったものが主食として食べられている地域(国)が多くあります。
左が豆とトウモロコシを煮込んだゲゼリ。右の白いのがウガリ。奥はケール(キャベツの原種)の炒め物でケネジだったかな?
地域によって、若干作り方や味、食感が違うみたいで、それもお国柄が出ていておもしろい。
ニジェールで食べて、そのもちもち感を気に入っていたウガリですが、
ケニアのは、ボソボソした感じで、味のないかるかんみたい。
一口分ずつ手にとって、もみもみしてから食べると、ちょっとおいしさUP。
野菜のおいしさが凝縮されたおかずは、口にあって大変おいしいかったです。
ときどき、じゃりって砂をかんだような食感がありますが、
ああ、こんなだったなあ、と今までの旅を思い出させます。
私、ケニアで暮らせるかもよ。
私の友人やYさんの住むサイタマは乾燥地帯で、水不足。
雨水をタンクにためて使ったりするのですが、それも枯渇するとか。
Yさんちは蛇口から水の出ない生活になって、もうずいぶん経つみたいだし。
彼女たちの苦労話を紹介したら、Mさんが言いました。
「私もその苦労、わかるなあ。
糸ミミズとボウフラのわいた水を、茶漉しでこして飲むんだよね」
…。(←想像してる。)
ムリ!
私にはムリ!
私はケニアで暮らせない。
水つながりで彼女に教えてもらったところ、
こういったホテルではマキでわかしたお湯をタンクに詰めてホットシャワーとして使うそうで、
遅くにシャワーを浴びようとしても、もうお湯は出ないとか。
それは大変。
今日は移動ばっかりで、体中ほこりっぽくて気持悪いうえ、夜になってかなり冷えてきました。
彼女と別れて部屋に戻ると、一目散にシャワーへ。
ところが、お湯シャワーが出ません。
水は出るのだけれど、まったく温かくならない。
もうお湯切れ?
服を着て、フロントに尋ねに行くと、完全に酔っ払っているご機嫌スタッフが、
「オ~レがお湯がでると~こ、見せてやろ~う♪」と、部屋に来てくれることに。
海に漂うワカメのような千鳥足、なんだかなれなれしくなっている彼、
見境がなくなって、がばっとかきたら、おばさん、イヤだなあ。
ドア全開で、迎えました。
部屋の外は中庭(というか駐車場。ケニアでは盗難防止のため、車は夜は塀の中)というつくりなのに、
蚊が入ってきたらそれもイヤだなあ。
こちらでは蚊はマラリアを運んでくるので。
てーそーと健康、どちらの優先順位が高いのか?
一瞬考えましたが、まずは差し迫ったてーそーを守ることにしました。
結局、ドア全開のまま、シャワーに手をかざして酔っ払いと待つこと8分、
ずっと出しっぱなしにしていたら、お湯が出てきました。
水不足の話をした直後だけに、罪悪感が。
酔っ払いは得意げになって戻っていきました。
疑ってゴメンよ。
シャワーを浴びてさっぱりすると、疲れてそのままベッドに。
風邪をひかないように、ダウンジャケットを着こんで。
明日はナクル湖サファリです。
大満足のホテル室内。天井からは蚊帳が。
バスタオルは「ちゃんと洗ってなくて皮膚病が怖いから使わないで」とのMさんの言いつけを守って、使用せず。
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