もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「キレイ~神様と待ち合わせした女」見てきました

2015-01-12 23:31:56 | お芝居
「キレイ~神様と待ち合わせした女」 シアターコクーン 2014.12.11 18:30~

松尾スズキさん作のこの芝居。再々演ということで。
私は初見なんですけどね。

公式のあらすじを

「三つの国に分かれ、100年もの間、民族紛争が続く"もう一つの日本"。
民族解放軍を名乗るグループに誘拐され、監禁されていた少女が、10年ぶりに地上へ逃げ出す。過去を忘れた少女は自ら "ケガレ"と名乗り、ダイズでできているダイズ兵の死体回収業で生計を立てているキネコたちと出会い仲間に加わる。
回収されたダイズ兵は、食用として加工される、その頂点に立つダイダイ食品の社長令嬢・カスミと奇妙な友情で結ばれていくケガレ。
戦場をうろつき、死体を拾って小銭を稼ぐ、そんな健気なケガレを見守るのは成人したケガレ=ミソギだった。
愛人宅に入り浸りのキネコの夫ジョージ、頭は弱いが枯れ木に花を咲かせる能力を持つ次男ハリコナ、誘拐・監禁することでしか女性と一緒にいられないマジシャンらとの出会いのなか、ケガレは忘れたはずの忌まわしい過去と対決してゆくことになる。」

皆さん、歌が上手いなって思ったのが先ずの感想ですかね。
特に、田畑智子さんとかあんなに上手いとは知らなかった。
多部ちゃんも上手かったです。松雪さんの実力は新感線とかで知ってるから上手いのは当然でしたが。

あと、生オケはやはりいいです。

内容の感想はね~
「一筋縄ではいかないな」っていう抽象的な感想ですかね。
表面だけ見れば、面白ネタもちりばめられているミュージカルであり、
人間の醜さとか残酷さとか、戦争とかそういう重いテーマである作品であり、
でも、それらが絡み合って、なんとも言えない、独特の世界を作り上げてるわけで。。。

松尾さんの世界観ってよくわからないというか、一筋縄ではいかないのです。

戦争や民族紛争や、少女の誘拐監禁、奇形とか障害とか。。。そういう中で
明るく踊って、愛を語ってしまう。。。もうカオスなんですね。

それが、早いテンポで次から次へと進んでいく舞台で、ちゃんとみてないと、置いていかれちゃうし。。。
さらに、時系列も飛ぶし、、、

けど、見終わって充実感があるんですよね。うん。松尾さんの底知れなさだな。

ということで、面白かったけど、けっこう疲れた芝居でした(笑い)


キャストの感想ですが、
私は初演や再演を見ていないので、比較することもなくの感想です。


ケガレ役の多部未華子ちゃんは、うまかったです。
無垢な少女にぴったりでしたね。
歌もなかなかだった。

ミソギ役の松雪さん
相変わらずおきれいな松雪さん。
多部ちゃんのケガレが大人になった姿であるんだけど、
多部ちゃんの無垢な姿に儚さをプラスしたような感じで、
透明感をものすごく感じました。

ハリコナ役の小池徹平くん
頭が弱い役なんだけど、かわいい。久々に徹平くんを見ました。

ハリコナ(大人)の尾美さん
いやいやいや、わかんなかった。
休憩のときに、キャストが誰か確認しちゃった。
まさか尾美さんだとは。「さよなら私」に出てる人と同じとは
思わなかったわ~

ダイズ丸の阿部サダヲさん
やっぱり上手いな~
見た目が不気味で「ふくすけ」のときとかを思い出しちゃった・・・
どんな役でもこなしてしまうんだな。
で、ダイズ丸も純粋なんだよね。この芝居はピュアな人物が多い、

カスミ役の田畑智子さん
一番印象が強かったのは、やっぱりこの人だなあ。
今までドラマとかで見てた印象と全然違った。
いやあ、歌もうまいし、演技もうまいし・・・声がまたいいんだよね。

マジシャン役の田辺誠一さん
怪しいマジシャン役。なんかうさんくさい感じが合っていた・・・
なんていうと、田辺さんファンから怒られちゃうかな。
でも、これは褒めてます。

あとは。。。
そうそう、皆川猿時さんは、もう何でもありですからね。

松尾スズキの世界にどっぷり浸かって、充実したお芝居でした
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キャラメルボックス「太陽の... | トップ | 「オリエント急行殺人事件」感想 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お芝居」カテゴリの最新記事