
「酒と涙とジキルとハイド」 東京芸術劇場プレイハウス 2014.04.16 19:00~
三谷さんの芝居。「半沢直樹」で一躍脚光を浴びた、片岡愛之助さんが主演。
なかなか面白そうだなと思ってチケットをゲット。
今までは平日マチネ公演に行くことが多かったんですが、4月から仕事が月~金毎日になったので、
平日ソワレ公演に。。。
ソワレは男性が目立った。。。あとOLさんとかも。
マチネは圧倒的に年配の女性が多いからね~
感想は。。。もうね、笑った~面白かった。
途中から、ドタバタになるんだけどさ、笑いましたね~楽しかったです。
さて、まだ公演がもう少し続くので、ネタばれ含んだ感想なんで、スペースを空けます。
「舞台は19世紀末のロンドン。 ジキル博士が開発した新薬は、人間を善悪二つの人格に分ける画期的な薬、のはずだった。 それを飲んだジキル博士は、別人格のハイド氏に変身する、はずだった。学会発表を明日に控え、薬がまったく効かないことに気づいたジキル博士。 追いつめられた末の、起死回生の策とは?」
公式のあらすじより
開演前のアナウンスが。。。あれ?聞いたことある声だよ。
優香ちゃんつながりかしらん?さまぁ~ずのお二人でした。
簡単な内容は、片岡愛之助演じるジキル博士は、人間の善と悪の二つの人格に完全にわけることができる画期的な薬を発明した。その薬の内容を翌日の学会で発表することになっていた。迫田孝也演じる助手のプールとその準備をしている。
そこに婚約者のイブ(優香)がやってくる。ジキル博士はイブのことが大好きだが、イブはそうでもない様子。イブに自分を合わせようと一生懸命だが、空回りしてイブはジキルに愛想をつかしている。
イブが帰ったあとに、藤井隆演じる、売れない役者のビクターがやってくる。ビクターはジキルに頼まれてここにやってきた。
実はジキルが開発していた薬は、失敗作で、うまくいっていない。でも翌日発表しなくてはいけなく、ジキルは困っているわけだ。そこでジキルはビクターにハイドを演じるように依頼する。
薬を飲んだジキルが後ろに隠れるとハイドが現れるというわけ。断るビクターだが、お金につられて結局引き受けることになる。
まずは練習と、薬を飲んだジキルが衝立の後ろに隠れると、そこからハイドに変身したビクターが現れる。そのリハーサルを繰り返していると、イブが戻ってくる。
実はイブは清楚なふりをしているが、官能小説好きなお転婆娘という二面性を持っている。ジキルの実験室に官能小説を忘れてしまったため、それを取りに来たのだ。
ハイドが別人という計画を隠したいジキルとプールは、衝立を使い、ビクターを隠そうとするのだが。薬の効果を見たいということで、リハーサルどおりにビクターがハイドを演じる。
イブは簡単にひっかかったあげく、ワイルドに変身した悪のハイド(ビクター)に惹かれてしまう。
イブは自分の殻を破りたいという願望を持っていて、それを引き出させてくれるハイドに惚れてしまったのだ
またハイドに会いたいとジキルに薬を飲ませ、さらには自分もその薬を飲んでしまう。そしてなぜかイブも「ハイジ」という悪のキャラに変身してしまう。そこに助手のプールが「元に戻る薬」と水を飲ませたりするものだから、善になったり悪になったり、ドタバタが始まる。
イブはハイドが好き。ハイドはイブが好きなんだけど、ハイジはジキルが好きで。。。と、もう何が何だかわからないドタバタ劇となる。
結局ジキルがイブに、実験はうまくいっていないことを告げ、ビクターと二人でイブの前に現れる。イブは「ハイジ」のことを思い出して恥ずかしがるが・・・
そして最後にまさかのおねえキャラまで(笑い)
舞台の上部に生演奏の方がいて・・・いつものようなピアノではないんだけど、
それが、この芝居にとてもよいスパイスを加えていたなと思った。
1時間45分のワンシチュエーションの芝居だったんだけど、
最初の30分くらいかなあ・・・ビクターが出てくる前くらいまでは、けっこうテンポも遅くて
うーん、いまひとつかなと思ってたんだけど。。。
途中からは、あっという間でしたね。
ひたすら笑いました。細かいこと考えずにひたすら笑ったって印象。いや~面白かった。
ドタバタ劇で、コントのようなんだけど、でも人間の本質。。。誰もが持つ(程度の差はあれど)二面性を
うまく描いているなと。とくにイブは清楚でお嬢様なんだけど、自分の本性を出すという殻を破りたくて
仕方がないという面も持っていて。。。ハイドによってそれが暴かれるからこそ、ハイドを慕うわけで。。。
なかなか面白かったです。
「実験」ですからね。世界初の画期的な薬ですからね。
この芝居が発表になったときは、まさか、こんなことが起きてるとは思えなかったろうに、
「私は200回は成功してる」とか「実験ノートは4冊から5冊ある」とかあのネタを入れてきましたよね。
うん、タイムリーだ。
しかし・・・・ジキル博士、翌日の学会発表はどうしたんだろうか(笑い)
キャストの感想
今回は4名だけで、全員素晴らしかったです。
ジキル博士役の片岡愛之助さん
芝居観るのは初めてですが。。。。上手いですね。
ハイジになったイブに襲われて、おたおたしてる姿とか笑っちゃいました。
ただ、この芝居ではちょっと損したかなと、他のキャストがあまりにすごかったから
ちょっと霞んじゃった感はありました。
あと・・・声がすごく素敵です。
ビクター役の藤井隆さん
野田さんの芝居によく出てるから演技力は折り紙つきなんだけど、
汗びっしょりでの熱演でしたね。
なんか存在自体がコミカルで、彼が出てくるたびに笑ってしまうのはなぜなんだろう。
何かをするたびに、舞台の真ん中に行って舞台にキスをするビクターとか、細かいとこまで
笑える演技だった。。。って、けっこうアドリブもあったんだろうな
イブ役の優香ちゃん
いやいや、すごかった。舞台は初めてなんだって。。。そんな風に全く思えなかった。
声もすごい出てるし、いやあ、舞台どんどんやった方がいいよ。
ハイジになったときの豹変ぶりも見事。あんな衣装になっちゃって、エロかったし
(そういえば、修学旅行の高校生が多数観劇してたけど、あのエロさは大丈夫なんだろうか(笑い))
そしてプール役の迫田孝也さん
私初めて見たんですが、素晴らしかったよ。まず声ね。。。いい声なんですよ~
で、ある意味、この人が助手でありながら、すべてをコントロールしてるというか、
彼のてのひらで泳がされているというか・・・
完全に今起こってる事実を楽しんじゃってるよね。絶妙なタイミングで薬を渡すし。。。
影の主役?
この芝居で一番印象に残ったのは彼でしたね。また、どこかの芝居でお会いしたいわ~
(ググってみたら、ドラマもある回だけ出るって感じで、直人とは「三毛猫」の5話で一緒なだけだった。だから知らない役者さんだったんだね~)
ってことで、とっても楽しい芝居でした。三谷さんの作品で、こんなに笑ったのは初めてだったかもです。
三谷さんの芝居。「半沢直樹」で一躍脚光を浴びた、片岡愛之助さんが主演。
なかなか面白そうだなと思ってチケットをゲット。
今までは平日マチネ公演に行くことが多かったんですが、4月から仕事が月~金毎日になったので、
平日ソワレ公演に。。。
ソワレは男性が目立った。。。あとOLさんとかも。
マチネは圧倒的に年配の女性が多いからね~
感想は。。。もうね、笑った~面白かった。
途中から、ドタバタになるんだけどさ、笑いましたね~楽しかったです。
さて、まだ公演がもう少し続くので、ネタばれ含んだ感想なんで、スペースを空けます。
「舞台は19世紀末のロンドン。 ジキル博士が開発した新薬は、人間を善悪二つの人格に分ける画期的な薬、のはずだった。 それを飲んだジキル博士は、別人格のハイド氏に変身する、はずだった。学会発表を明日に控え、薬がまったく効かないことに気づいたジキル博士。 追いつめられた末の、起死回生の策とは?」
公式のあらすじより
開演前のアナウンスが。。。あれ?聞いたことある声だよ。
優香ちゃんつながりかしらん?さまぁ~ずのお二人でした。
簡単な内容は、片岡愛之助演じるジキル博士は、人間の善と悪の二つの人格に完全にわけることができる画期的な薬を発明した。その薬の内容を翌日の学会で発表することになっていた。迫田孝也演じる助手のプールとその準備をしている。
そこに婚約者のイブ(優香)がやってくる。ジキル博士はイブのことが大好きだが、イブはそうでもない様子。イブに自分を合わせようと一生懸命だが、空回りしてイブはジキルに愛想をつかしている。
イブが帰ったあとに、藤井隆演じる、売れない役者のビクターがやってくる。ビクターはジキルに頼まれてここにやってきた。
実はジキルが開発していた薬は、失敗作で、うまくいっていない。でも翌日発表しなくてはいけなく、ジキルは困っているわけだ。そこでジキルはビクターにハイドを演じるように依頼する。
薬を飲んだジキルが後ろに隠れるとハイドが現れるというわけ。断るビクターだが、お金につられて結局引き受けることになる。
まずは練習と、薬を飲んだジキルが衝立の後ろに隠れると、そこからハイドに変身したビクターが現れる。そのリハーサルを繰り返していると、イブが戻ってくる。
実はイブは清楚なふりをしているが、官能小説好きなお転婆娘という二面性を持っている。ジキルの実験室に官能小説を忘れてしまったため、それを取りに来たのだ。
ハイドが別人という計画を隠したいジキルとプールは、衝立を使い、ビクターを隠そうとするのだが。薬の効果を見たいということで、リハーサルどおりにビクターがハイドを演じる。
イブは簡単にひっかかったあげく、ワイルドに変身した悪のハイド(ビクター)に惹かれてしまう。
イブは自分の殻を破りたいという願望を持っていて、それを引き出させてくれるハイドに惚れてしまったのだ
またハイドに会いたいとジキルに薬を飲ませ、さらには自分もその薬を飲んでしまう。そしてなぜかイブも「ハイジ」という悪のキャラに変身してしまう。そこに助手のプールが「元に戻る薬」と水を飲ませたりするものだから、善になったり悪になったり、ドタバタが始まる。
イブはハイドが好き。ハイドはイブが好きなんだけど、ハイジはジキルが好きで。。。と、もう何が何だかわからないドタバタ劇となる。
結局ジキルがイブに、実験はうまくいっていないことを告げ、ビクターと二人でイブの前に現れる。イブは「ハイジ」のことを思い出して恥ずかしがるが・・・
そして最後にまさかのおねえキャラまで(笑い)
舞台の上部に生演奏の方がいて・・・いつものようなピアノではないんだけど、
それが、この芝居にとてもよいスパイスを加えていたなと思った。
1時間45分のワンシチュエーションの芝居だったんだけど、
最初の30分くらいかなあ・・・ビクターが出てくる前くらいまでは、けっこうテンポも遅くて
うーん、いまひとつかなと思ってたんだけど。。。
途中からは、あっという間でしたね。
ひたすら笑いました。細かいこと考えずにひたすら笑ったって印象。いや~面白かった。
ドタバタ劇で、コントのようなんだけど、でも人間の本質。。。誰もが持つ(程度の差はあれど)二面性を
うまく描いているなと。とくにイブは清楚でお嬢様なんだけど、自分の本性を出すという殻を破りたくて
仕方がないという面も持っていて。。。ハイドによってそれが暴かれるからこそ、ハイドを慕うわけで。。。
なかなか面白かったです。
「実験」ですからね。世界初の画期的な薬ですからね。
この芝居が発表になったときは、まさか、こんなことが起きてるとは思えなかったろうに、
「私は200回は成功してる」とか「実験ノートは4冊から5冊ある」とかあのネタを入れてきましたよね。
うん、タイムリーだ。
しかし・・・・ジキル博士、翌日の学会発表はどうしたんだろうか(笑い)
キャストの感想
今回は4名だけで、全員素晴らしかったです。
ジキル博士役の片岡愛之助さん
芝居観るのは初めてですが。。。。上手いですね。
ハイジになったイブに襲われて、おたおたしてる姿とか笑っちゃいました。
ただ、この芝居ではちょっと損したかなと、他のキャストがあまりにすごかったから
ちょっと霞んじゃった感はありました。
あと・・・声がすごく素敵です。
ビクター役の藤井隆さん
野田さんの芝居によく出てるから演技力は折り紙つきなんだけど、
汗びっしょりでの熱演でしたね。
なんか存在自体がコミカルで、彼が出てくるたびに笑ってしまうのはなぜなんだろう。
何かをするたびに、舞台の真ん中に行って舞台にキスをするビクターとか、細かいとこまで
笑える演技だった。。。って、けっこうアドリブもあったんだろうな
イブ役の優香ちゃん
いやいや、すごかった。舞台は初めてなんだって。。。そんな風に全く思えなかった。
声もすごい出てるし、いやあ、舞台どんどんやった方がいいよ。
ハイジになったときの豹変ぶりも見事。あんな衣装になっちゃって、エロかったし
(そういえば、修学旅行の高校生が多数観劇してたけど、あのエロさは大丈夫なんだろうか(笑い))
そしてプール役の迫田孝也さん
私初めて見たんですが、素晴らしかったよ。まず声ね。。。いい声なんですよ~
で、ある意味、この人が助手でありながら、すべてをコントロールしてるというか、
彼のてのひらで泳がされているというか・・・
完全に今起こってる事実を楽しんじゃってるよね。絶妙なタイミングで薬を渡すし。。。
影の主役?
この芝居で一番印象に残ったのは彼でしたね。また、どこかの芝居でお会いしたいわ~
(ググってみたら、ドラマもある回だけ出るって感じで、直人とは「三毛猫」の5話で一緒なだけだった。だから知らない役者さんだったんだね~)
ってことで、とっても楽しい芝居でした。三谷さんの作品で、こんなに笑ったのは初めてだったかもです。
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