もるるんのよくばりポケット

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「江戸は燃えているか TOUCH AND GO」見てきました(ネタバレあり)

2018-03-23 00:08:28 | お芝居
「江戸は燃えているか TOUCH AND GO」 新橋演舞場 2018.03.09 12:00~

三谷さんの新作書き下ろし。
そして演舞場だし、中村獅童さん主演だし・・・
獅童さん好きな実家の母を誘って行ってきました。

席は1階の花道近くの8列目。見やすかったですよ~


で、、、もうね。ホントに笑いました。声出して笑っちゃいましたよ。
一応ね、江戸城の無血開城のときの、西郷隆盛と勝海舟の話なんです。
歴史ものかと思いきや、もちろん、シチュエーションとかは歴史ものなんだけど、
話的にはコメディです。
それもよくあり、入れ替わりもののドタバタコメディ。
嘘を真にみせるために、取り繕って、嘘に嘘を重ねるのは、こういうコメディの常とう手段ではありますが
わかっていながらも、笑ってしまうという楽しさでした。

芝居が終わってからも、どんな内容だっけ?って、芝居の筋書きよりも、面白かったことだけが残っているという
でも、思い切り楽しませてもらって、気持ちよく帰ることができました。


とはいっても、話の内容ですが・・・・・
ネタバレも含むので、少しスペースあけますね。























まずは公式のあらすじより

「時は慶応四年。
鳥羽伏見の戦いで幕府軍に勝利した西郷吉之助(隆盛)率いる官軍(新政府軍)は、江戸城総攻撃のために、東海道を進んできていた。
西郷としては、無駄に血を流さずにを江戸城を受け渡してもらえるなら、こんなに嬉しいことはない。そこで幕府側の代表である勝海舟と会って、降伏を勧めることにする。
だが、この勝という男、実は元来の江戸っ子気質で、気が小さい上に喧嘩っぱやい。
こんな性格の勝が西郷に会ったら、間違いなく交渉決裂。江戸は火の海になるのは目に見えていた。江戸の庶民たちも、誰もが戦さは望んでいない。もう戦さはこりごりだ。
そこで立ち上がったのが勝家の使用人たち。
彼らが考えた作戦は、勝をニセの西郷に会わせて、ニセ会談をやらせている間に、勝家の庭師の平次に勝のフリをさせ、本物の西郷に会わせて、和平交渉をしてしまおうという、大胆なもの。

なんとしても江戸を戦火から守るんだ!
名もなき庶民たちによる、西郷吉之助&勝海舟を相手の大芝居が、今、始まろうとしている。」


あらすじのとおり、勝のところに、西郷が会いにくるという。
この芝居の勝海舟は優柔不断で気が小さいわりに、喧嘩っ早いというかなりのダメ人間。
結局、西郷には会わないと近所のそば屋に行ってしまう。
そこで、勝の娘のゆめの提案で、勝の身代わりをたて、彼を西郷と会談させ
江戸を戦火から救おうと考える。
だが、移り気な勝は、そば屋から戻ってきてしまうので、女中のいとに勝を誘惑させ、引き伸ばしに
かかる。
そして身代わりにたてられたのは、庭師の平次。
平次はいやいやながらのノリノリで西郷と会談する・・・

ここに、勝の妻や、妹、その夫、さらには使用人も絡むから。。。ホントおかしい。
話が全然伝わってないから、平次も大変で、大わらわなわけで。

これで終わってどうするの?思ったら、今度は逆パターン。

帰宅した勝が、やっぱり西郷と話がしたいと言いだし、、、
夢たちは、今度は西郷の身代わりをたてて、もう一芝居打つことにした。
その西郷の身代わりは力士のデク。
で、やっぱりひと騒動、ふた騒動あり・・・

でも、最後は無血開城へと。。。めでたしめでたし(笑い)


それにしても。。。大芝居中に、その身代わり設定を知らない人が
次々来てしまうんで、そこで騒ぎがおきるという、王道のコメディなんですけどね。
アドリブもあるし、三谷さんが当て書きをしてるからこその面白さもあり、
ホントに笑いました。

途中の獅童さんのアドリブには、演者のみなさんが舞台上でマジ笑いしてました。
頑張ってた松岡茉優ちゃんとかも最後は後ろ向いちゃってましたしね。

セットも1つだけで、花道もそんなに使うわけではなく(笑い)
シンプルだけど、すごく面白い芝居でした。さすがだわ三谷さん。


キャストの感想行きます。

まずは、勝海舟役の中村獅童さん
ぴったりでしたね。メリハリが効いててさすがのお芝居でした。
ダメ勝海舟だった。ホントに。
小心者だけど喧嘩っ早くて、さらに女好き。まったくね~
途中のアドリブもさすがだったし。。。
それにしても、汗びっしょりでの熱演でしたね。
また獅童さんのお芝居見たいです。


平次役の松岡くん
当て書きだけあって、松兄っぽい役で、これまたぴったりでした。
あと、色気がすごかった。勝の奥方じゃなくても、やられます(笑い)
松岡くんに会場から「TOKIO!」って声がかかったのが、めっちゃ笑いました。そう来たか!
ただ、そんなに獅童さんと松岡くんて似てる??

ワタシ的に獅童さんに似てるのはFC東京の高萩選手だと思うんだけど(笑い)


デクと西郷役の藤本隆宏さん
いやいやいや。。。まさしく西郷さんだった。
鈴木亮平くんよりも西郷さんだった。ずるいわ~
二役も演じるの大変だったろうな。出ずっぱりに近いしね。
っていうか、この芝居を見てから、「99.9」に出てるときとのギャップが
すごくて~
この方確かオリンピック選手だったんですよね~すばらしいわ。


娘のゆめの松岡茉優ちゃん
もともと好きな女優さんなんだけど、生き生きと演じてましたね。
前に見たケラさんの舞台のときよりも、すごく上手くなったと思いました。
江戸を火の海にしたくないという一心で、元気に動くお嬢さんでした。


娘婿の村上俊五郎の田中圭さん
舞台で見るのは初めてでしたが、ちょっと抜けてるけど、まじめな青年で、優しい。
濃い面々の中で、一種の清涼剤でしたね。
尻にしかれる亭主役が似合ってた。
あと、彼ってずっと舞台上にいましたよね。お疲れ様でした。

山岡役のずんの飯尾さん
飯尾さんって、ちょこちょこドラマとかも出てるけど、すごくいい味ですよね。
このキャスティング最高でした。
彼が結局引っ掻き回す役ではあったけど、ほんとタイミング悪いのが笑いました
人の話は聞かないし・・・
池にマジに落ちてたし。。それも2回も(笑い)


女中頭の高田聖子さん
聖子さん、三谷さんのお芝居初めてとか。・・・
それにびっくりなんですけど。
っていうか、ちょっと前まで、髑髏城に出てなかったっけ?
新感線大好きな私には、もう最高に好きな女優さんなんだけど、この芝居でも
しっかり舞台を締めてました。さすがっす。


いと役の磯山さやかさん
この人も舞台で初めてみた。バラエティの人だと思ってたから、お芝居するんだ~って
感じ。でも、さすが三谷さん。しっかりと彼女の良さを出してましたね。


あと、勝の妻の八木亜希子さん
初舞台だそうで。。。流石アナウンサー。滑舌がしっかりしてて、セリフが聞きやすかった。


それから、勝の妹役の妃海風さん
もと宝塚の方とかで、私は初めてでした。
宝塚を知らない私にとっては、名前も初めてだったんですけど。
さすがでしたね。さすが宝塚。歌もうまかったし。
強烈なキャラの妹君をしっかり演じてました。
忍者姿とかにもなってたよね(笑い)


適材適所のキャストで、ほんとに面白かったです。
母もすごく喜んでて、しばらくたってからも「面白かったね~」って
言ってました。
何も考えず、笑えるお芝居ってのも最高ですね。

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