MENSOUL PROJECT Vol.1 「BUT・AND」 あうるすぽっと 2025.04.02 19:00~
4月のrecriからのチケットは、これ!!「BUT・AND」
オール九州弁で送るお芝居とのこと。
杉本凌士さん主催の劇団がMENSOUL PROJECTだそうで。
もともとは劇団男魂(メンソウル)をされていたんだけど(今も?)
新たにMENSOUL PROJECTを立ち上げ、その第一弾。

杉本凌士さんはお名前だけは聞いたことがありましたが、今回のキャストは
春海四方さん以外、わからない方ばかりでした。(ごめんなさい)
話の内容は
「福岡にあるとある整骨院。ここには夜な夜な男達が現れる。
彼らの共通点は・・・まもなく父親になること。
そう、ここでは パパさんの為のマタニティ教室が開かれていた。
一方、福岡拘置所には一人の男が収監されていた。
判決は死刑。
弁護士の中神はこの事件にどうしても腑に落ちない点があった。
一見、何の接点もないこの二つの歯車は、クライマックスに向けて一気に廻り始める。
生まれる者、死に行く者。
MENSOUL PROJECT が九州弁で送る「BUT・ AND」乞うご期待!」(公式より)
マタニティ教室に集う父親予備軍の人たちのあれこれと、福岡拘置所の死刑囚の話が、
並行して描かれ、途中までは交わることがなかったので、いったいどういうこと?と
思いながら見てたんですが、後半からいろいろとつながっていき、
最後は怒涛の展開に、、、
マタニティ教室の話と、死刑囚の話がどんどんとシンクロしていくのには
鳥肌ものでした。
最初は世界観とかよくわからずに、ついていけない部分もあったんですが・・・
死刑囚の話は・・・
妻子を殺して放火した罪で死刑を求刑された死刑囚(杉本さん)。控訴も拒否している。
しかし、その事件がどうも腑に落ちない担当弁護士(崎山さん)。
何度も通っては、控訴をするように言ったり、真実を話すよう促している。
弁護士は、妻は殺したかもしれないが、子供は殺していないのでは?
と、考えているよう。
子供が生まれることなどを話し、だんだんと死刑囚と打ち解けていく弁護士。
控訴をすることを死刑囚は受け入れるようになる。
自分には別れた妻との間に娘がいて、その子には会いたいけど、死刑囚の娘と言われるのは
かわいそうだから、元気でいてくれればいいと気持ちを話すようになる。
それと並行してマタニティ教室の話
芝居の最初に出てきたマルチ商法っぽい人や、めちゃくちゃ変態の人(奥さんもだけど)、芸人さんなと
強烈な個性の面々が整体院で行われるマタニティ教室に通って、父親になる準備をしていく。
整体院の整体師さんも妊婦さんで、教室には参加している。
この二つの話が、ただ進んでいくのだが、
死刑囚の弁護をする弁護士さんが、整体院の妊婦さんのご主人だったことがわかり、
死刑囚の別れた娘が、マタニティ教室に通っている人の奥さんだったりと、、、
だんだんとつながりが出てくる。
そして、、、悲しいことに妊婦さんは階段で転んで、死産してしまう。
マタニティ教室の面々の家も、徐々に子供も生まれていく。
死産してしまった整体師さんも明るく対応できるようになっていく。
だが、弁護士の子供が生まれることを楽しみにしていた
死刑囚はそのことを知り、動揺。。。
そんな中、死刑囚はまた控訴を取り下げると言い、真実を話し出す。
それは、事件の前日、病院で検査をしてもらったのだが、その結果
自分には子供を作る能力がないことがわかった。のだった、
それなら息子は?野球のコーチがよく家にきていたよという話をきき、
突発的に息子を殺して、妻も刺し、家に火をつけたと。。。
そして。。。。。死刑が執行された。
そんな感じの話で、マタニティ教室の「生」と死刑囚の「死」の対比と交錯が、テンポよく
進むにつれ、話に引き込まれました。
それにしても、弁護士さん、一度控訴をしないとかたくなな、死刑囚の元を離れたのに、
10年たってまた戻ってきた。。。。それは、なんだろう、やっぱり心残りだったのか?
東京に行って仕事をしてたのに。子供が生まれることもあったからなのかな。
そんなところにも「生」と「死」が。
結局、、、見ている私の気持ちとしては、死刑囚も(当たり前ではあるが)、弁護士さんも
救われなかったんだな~という感想でした。そこはやりきれなかったな~
だけど、何とも書きますが、後半の展開はほんとに面白かったです。
。。。ただですね。
最初の方、ちょっと寒すぎるコントのようなギャグのような。。。あれはいらなかったな~
カツラがどうとか、、、ほんとにお寒い感じで、私はしらけちゃいました。
あそこで心が折れなくてよかった(汗)
後ろの席のおば様たちが、めっちゃ受けてたのが、余計ひいちゃいました。
それと、客入れの時の音楽がベートーベンの「運命」と「悲愴」だったんです。
そのときに、この芝居のテイスト、気づけばよかったんだけど、
いきなり上に書いた感じのコント的なのがあったから、、、ね。
キャストの感想ですが、
皆さん、ほぼ初めての方なんですが、
死刑囚の杉本さんは、うまかった。
感情の起伏とかの出し方も、素晴らしかったと思いました。
弁護士の崎山さん
結構人気の方なんですよね。シュッとされてた。
淡々と演じておられた感じがしたんですけど。
あと、よかったなと思ったのが、役名とかわからなかったけど、
死刑囚の娘さんと、弁護士さんの奥さんのをされていた、柳さんと須藤さん
お二人とも、とてもよかったです。明るくさわやかでした。
初日だったので、カテコでは杉本さんのご挨拶とかありました。
いきなり春海さんにふって、春海さんもびっくりしてたけど。
主演の崎山さんは、カテコの最初の方はまだ緊張されてたようでした。
だんだんと笑顔もでてきたけどね。
とりとめのない感想ですが、なかなか面白い芝居でした。
recriさん、ありがとうございました。
4月のrecriからのチケットは、これ!!「BUT・AND」
オール九州弁で送るお芝居とのこと。
杉本凌士さん主催の劇団がMENSOUL PROJECTだそうで。
もともとは劇団男魂(メンソウル)をされていたんだけど(今も?)
新たにMENSOUL PROJECTを立ち上げ、その第一弾。

杉本凌士さんはお名前だけは聞いたことがありましたが、今回のキャストは
春海四方さん以外、わからない方ばかりでした。(ごめんなさい)
話の内容は
「福岡にあるとある整骨院。ここには夜な夜な男達が現れる。
彼らの共通点は・・・まもなく父親になること。
そう、ここでは パパさんの為のマタニティ教室が開かれていた。
一方、福岡拘置所には一人の男が収監されていた。
判決は死刑。
弁護士の中神はこの事件にどうしても腑に落ちない点があった。
一見、何の接点もないこの二つの歯車は、クライマックスに向けて一気に廻り始める。
生まれる者、死に行く者。
MENSOUL PROJECT が九州弁で送る「BUT・ AND」乞うご期待!」(公式より)
マタニティ教室に集う父親予備軍の人たちのあれこれと、福岡拘置所の死刑囚の話が、
並行して描かれ、途中までは交わることがなかったので、いったいどういうこと?と
思いながら見てたんですが、後半からいろいろとつながっていき、
最後は怒涛の展開に、、、
マタニティ教室の話と、死刑囚の話がどんどんとシンクロしていくのには
鳥肌ものでした。
最初は世界観とかよくわからずに、ついていけない部分もあったんですが・・・
死刑囚の話は・・・
妻子を殺して放火した罪で死刑を求刑された死刑囚(杉本さん)。控訴も拒否している。
しかし、その事件がどうも腑に落ちない担当弁護士(崎山さん)。
何度も通っては、控訴をするように言ったり、真実を話すよう促している。
弁護士は、妻は殺したかもしれないが、子供は殺していないのでは?
と、考えているよう。
子供が生まれることなどを話し、だんだんと死刑囚と打ち解けていく弁護士。
控訴をすることを死刑囚は受け入れるようになる。
自分には別れた妻との間に娘がいて、その子には会いたいけど、死刑囚の娘と言われるのは
かわいそうだから、元気でいてくれればいいと気持ちを話すようになる。
それと並行してマタニティ教室の話
芝居の最初に出てきたマルチ商法っぽい人や、めちゃくちゃ変態の人(奥さんもだけど)、芸人さんなと
強烈な個性の面々が整体院で行われるマタニティ教室に通って、父親になる準備をしていく。
整体院の整体師さんも妊婦さんで、教室には参加している。
この二つの話が、ただ進んでいくのだが、
死刑囚の弁護をする弁護士さんが、整体院の妊婦さんのご主人だったことがわかり、
死刑囚の別れた娘が、マタニティ教室に通っている人の奥さんだったりと、、、
だんだんとつながりが出てくる。
そして、、、悲しいことに妊婦さんは階段で転んで、死産してしまう。
マタニティ教室の面々の家も、徐々に子供も生まれていく。
死産してしまった整体師さんも明るく対応できるようになっていく。
だが、弁護士の子供が生まれることを楽しみにしていた
死刑囚はそのことを知り、動揺。。。
そんな中、死刑囚はまた控訴を取り下げると言い、真実を話し出す。
それは、事件の前日、病院で検査をしてもらったのだが、その結果
自分には子供を作る能力がないことがわかった。のだった、
それなら息子は?野球のコーチがよく家にきていたよという話をきき、
突発的に息子を殺して、妻も刺し、家に火をつけたと。。。
そして。。。。。死刑が執行された。
そんな感じの話で、マタニティ教室の「生」と死刑囚の「死」の対比と交錯が、テンポよく
進むにつれ、話に引き込まれました。
それにしても、弁護士さん、一度控訴をしないとかたくなな、死刑囚の元を離れたのに、
10年たってまた戻ってきた。。。。それは、なんだろう、やっぱり心残りだったのか?
東京に行って仕事をしてたのに。子供が生まれることもあったからなのかな。
そんなところにも「生」と「死」が。
結局、、、見ている私の気持ちとしては、死刑囚も(当たり前ではあるが)、弁護士さんも
救われなかったんだな~という感想でした。そこはやりきれなかったな~
だけど、何とも書きますが、後半の展開はほんとに面白かったです。
。。。ただですね。
最初の方、ちょっと寒すぎるコントのようなギャグのような。。。あれはいらなかったな~
カツラがどうとか、、、ほんとにお寒い感じで、私はしらけちゃいました。
あそこで心が折れなくてよかった(汗)
後ろの席のおば様たちが、めっちゃ受けてたのが、余計ひいちゃいました。
それと、客入れの時の音楽がベートーベンの「運命」と「悲愴」だったんです。
そのときに、この芝居のテイスト、気づけばよかったんだけど、
いきなり上に書いた感じのコント的なのがあったから、、、ね。
キャストの感想ですが、
皆さん、ほぼ初めての方なんですが、
死刑囚の杉本さんは、うまかった。
感情の起伏とかの出し方も、素晴らしかったと思いました。
弁護士の崎山さん
結構人気の方なんですよね。シュッとされてた。
淡々と演じておられた感じがしたんですけど。
あと、よかったなと思ったのが、役名とかわからなかったけど、
死刑囚の娘さんと、弁護士さんの奥さんのをされていた、柳さんと須藤さん
お二人とも、とてもよかったです。明るくさわやかでした。
初日だったので、カテコでは杉本さんのご挨拶とかありました。
いきなり春海さんにふって、春海さんもびっくりしてたけど。
主演の崎山さんは、カテコの最初の方はまだ緊張されてたようでした。
だんだんと笑顔もでてきたけどね。
とりとめのない感想ですが、なかなか面白い芝居でした。
recriさん、ありがとうございました。