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もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」 4回目の直人ポッター9と4分の3番線シート

2023-09-09 02:29:54 | お芝居


舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」 赤坂ACTシアター 2023.09.8 12:15~

台風直撃!!のこの日は、直人ポッター4回目なんだけど、ものすごく楽しみにしてました。

その理由1
直友さんのいつメン4人が久しぶりに揃うこと。。。台風だけど、皆さんお疲れ様&ありがとう。

その理由2
9と4分の3番線シートなこと。。。

その理由3
観劇後に、4人でハリーポッターカフェで食事すること。。。

なので、本当に本当に楽しみにしてました。
台風なんで、みんな揃うか心配してたけど、よかったよかった。

私も朝、家から駅まではすごい雨でしたけど。電車も動いてたし、ホッとしました。


9と4分の3番線シートは、特典がいろいろあって。。。
まず、一般の方より、早く入場できる。それも別の入り口から。

チケットもスペシャルなものをもらえる。

さらに、パンフレットももらえる。内容は普通のものと同じで、表紙だけ違うものです。
(なので、今回パンフレットは買わないでおきました)

そしてスタッフの方が、いろんなポイントで写真を撮ってくれる。

あとは、席がとても見やすい席。前通路だから、さえぎられることなく、足も伸ばせて快適でしたよ。

もちろんお値段もその分お高いですが。


ということで、4度目の直人ポッター
芝居のあらすじとかは、全部割愛で。

この日は、ロンが迫田さんで、ハーマイオニーが笹本さん、ドラコは内田さんで、ジニーは白羽さんでした。
あと、校長先生が香寿たつきさんだった。。。
高橋ひとみさん以外なのは、初めてでした。
それと、組分け帽子は、直人ファミリーの手打さんでしたよ。

4回目でも、初めて気づくこともあり、毎回新鮮。
それと、今までは結構前の席だったので、今回のこの席は本当に見やすくて、全体がよく見えた。
遠くもなく、でも全体が見えて、さすがの席でした。

直人ポッターは、どんどん進化している感じで、感情をゆさぶられることが多々あって、
とくに、最後の慟哭の場面は、胸にぐっときました。
押さえて泣き方なんだけど、余計心を打つ感じで。

迫田さんのロンは、一番元気ですね。エハラさんより元気。
アドリブも入れてるのかなあ。すごい面白かった。

群舞もすごいですよね。毎回思うけど。
あと場面転換とか、道具を運んだりするときに、黒子役で出てくる人が、必ずマントを翻していくのがかっこいいんだよね。

ハリーが電話ボックスのとこで消えるのは、この席からだと、あ~そういうことね~ってよくわかった。
ただ、アルバスたちが、ハリーやロン、ハーマイオニーに入れ替わるところは、いつ直人たちが後ろにきたのかが
まだわからないんだよね。もちろんバックが黒だし、スモークを焚いてるからわからないようにはなってるけど、
そのタイミングを見たいんだよな~
それがわからないように、照明とかいろんなことを駆使してやってるんだよね。素晴らしいです。

ダブル・トリプルキャストだから、いろんな組み合わせがあって、キャストも大変だろうけど、
でも、毎回見るほうは新鮮で楽しいです。
今回は、迫田ドラコがなかなかよかった。。。

次に行くときは、どういう組み合わせか楽しみです。

 

さて、観劇のあとは、まずが、マホウドコロに行ってきました。


ショップなんだけど、入場に予約がいるんですよね。
私は、買わなかったんですが、いろんなグッズとかが売ってて見てるだけで楽しかった。

組分け帽子もあったよ。

ホントはお菓子とかあったら、買いたかったんだけど、高かったし、今一つだったんで。
迷ったのは、ヘアアクセサリーかなあ。でも、、、我慢しました。(チケット代高いし)

マホウドコロは夜は入り口がライトアップされててきれいでしたよ。


そして、ハリーポッターカフェ。


直友さんが予約をとってくれて、行ってきました。

中はこんな感じ。

メニューは普通のメニューはあまりなく(飲み物はいろいろあった)
オリジナルメニューの方が、種類も多くて、ハリーポッターにちなんだいろんなものが。
夜なので、やっぱりメインディッシュだよね。

ってことで、悩んだ末に、私は「4寮シチュー」の「ハッフルパフ」に。


黄色(やっぱりレイソルサポは黄色を選んでしまう)が可愛かったのと、カボチャとパプリカが美味しそうだなって。
パイのふたの中のシチューは、ビールも入って煮込んだビーフシチュー。お肉は柔らかかったし、味も意外とさっぱりで
美味しかった。
それと、野菜はバーニャカウダでいただくんだけど、このソースがすごくおいしかった。私好みの味。

そして4人で乾杯!は、オリジナルのノンアルカクテル。


私ともう一人の直友さんは、ウィンガーディアム・レヴィオーサ。アップルジュースとジンジャーエールって感じの味かな。
直友さんは、エクスペクト・パトローナムで、これはライチの味だとか。風船状態にして持ってきてくれました
それと、あと一人の直友さんはハービヴィカス。甘そうな感じでしたよ。オレンジとかいちご、それからキュウリも入ってた。

予約時間は100分なんだけど、最初はみんなで写真撮ったりして、、結局最後はおしゃべりに夢中になってあっという間でした。

すごい楽しかった~

お芝居も再会も食事も、、、十分に満喫したのでした。

また次に会えるのはいつかなあ。来年のライブかな?
みんな~ありがとうね。

あ!赤坂BizのACTシアターに行くところの3階(なのかな?)のパネル。直人ポッターもいました。

2ショット写真も取っちゃった(笑い)

それと、フォトブックはまだ去年のキャストだそうです。直人ポッターは出てないそうです。残念。

 

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こまつ座 第147回公演 「闇に咲く花」 見てきました

2023-08-26 14:58:15 | お芝居

こまつ座 第147回公演 「闇に咲く花」 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 2023.08.17 18:00~

こまつ座を見るのは意外にも初めて。
別に敬遠してたわけでもなく、気になった芝居もあったけど、タイミングが合わずといった感じ。
今回は松下洸平くん見たさにチケットゲットしました。

あらすじは、
「昭和二十二年、夏、東京神田。
焼跡の愛敬稲荷神社に、伝説のエース投手が帰ってきた。

進駐軍占領下、今日を生き抜くために人びとは闇の売り買いに必死だった。
一人息子の健太郎を戦地で失った愛敬稲荷神社の神主牛木公磨も、今では近くに住む五人の未亡人たちと寄り合って、闇米の調達に奔走している。
そんなある夏の日、死んだはずの健太郎が愛敬稲荷神社に帰ってきた。境内に笑顔は弾け、人びとは再会を喜び合う。しかしその喜びもつかの間、健太郎の背後には、巨きな黒い影がしのびよっていた・・・・。」(公式より)

終戦後の神田の神社が物語の舞台。
神主の牛木公磨(山西さん)は5人の未亡人の協力のもと、お面工場を経営しているが、、、それは隠れ蓑。
本業はヤミ米の売り買いだった。
地域の警官(尾上さん)もしっかりヤミ米の売買にかんでいる状態。
公麿の息子である健太郎(松下くん)は戦地で戦死したのだった。
ある日、健太郎の親友で、中学校の野球部でバッテリーを組んでいた稲垣(浅利くん)が復員してくる。
健太郎はピッチャーで剛速球。高校卒業後は職業野球の選手だった。
稲垣は精神科医であったが、しばらくは公麿たちを手伝うこととなる。
健太郎は実は神社に置き去りにされていた捨て子で、そのことを初めて公麿は稲垣たちに明かす。
健太郎自身も知らないことだった。

神社では、おみくじを作ることとなった。できたものを試しにみんなで引いてみると、、、、
なんとみんな「大吉」。みんなそれぞれ問題が解決したり、願いがかなったりする。
公麿も引いてみると「大吉」
彼の願いがかなうとは。。。なんと、健太郎が生還してきたのだった。
健太郎は記憶を失ったまま捕虜となり、収容所にいたのだが、近くで野球をしていたときに、
ボールが頭にあたり、その衝撃で記憶を取り戻し、生還できたのだった。

健太郎はプロ野球チームの入団テストを受け、入団も決まった。
しかし、健太郎の引いたおみくじは「凶」

公麿は喜んで、神社本庁の組織にも参加するようになる。これからの基盤を安定させようとしていたのだったが、
今までの神社の在り方と、違うことなので、それでいいのかと健太郎たちは心配する。
公麿は「昔のことは忘れた」と気にしないようだが。

しかし、健太郎のところにGHQの男がやってくる。
健太郎を戦犯容疑で逮捕するという。健太郎が捕虜の時、現地の人たちと野球をしていて、そのボールが青年の頭にあたり、
彼は脳震盪を起こして入院した。それが「虐待」にあたるのだという。
健太郎はショックを受け、また記憶障害を起こしてしまった。

記憶が戻ったら即連行されてしまう。稲垣は健太郎の主治医となって、記憶の回復に努めようとする。
公麿たちは回復すれば、つれていかれてしまうので、稲垣の治療を止めようとするが、
稲垣は回復したら、自分の田舎の秩父でかくまうつもりだと話す。
稲垣は、野球チームのメンバーのその後を健太郎に話す。全員が戦時中に亡くなっていた。
だんだんと、健太郎は記憶を取り戻していく。
戦争の記憶、そして自分が捨て子だった記憶。。。ここ神社の記憶。

記憶を取り戻した健太郎は公麿に神社の在り方を問う。
神社は本来、人々が集い、人々に寄り添い、生きる力を送る場所であったにもかかわらず、
戦時中は国家のための神道として利用され、出征する人を送ったり、遺体安置所になったりしていた。
それは神社のやることではない。そして公麿が、戦争の記憶を忘れて、忘れたふりをして、本庁の組織に協力することを
批判したのだった。
しかし、タイミング悪く、それを警官がもたされた盗聴器によって、GHQに聞かれてしまっていた。
健太郎は正気にもどったと判断され、そして自身も「僕は正気です」と認め、連行されてしまった。

健太郎はその後、裁判にかけられて処刑されてしまった。
公麿は神社を売ろうとしたが、盗聴の片棒をかついだ警官が、贖罪の意味か、警官をやめて神社の副宮司になって
切り盛りしている。
公麿は混血の子二人をみんなと育てていた。二人とも捨て子である。神社は何でも受け入れる場所だから。
稲垣が健太郎は本当に帰ってきてくれてたのかと問うと、
公麿は「ここは神社です。神社になったんです」という・・・

太平洋戦争からもう80年近く。戦争のことを知っている人は少なくなってしまった。
だからこそ、こういう芝居も大事だなと、今回痛感した。。。
正直、こういう系の芝居は苦手ではあるんだけど、それでも残していかないといけないものはあると。。。

神社というと、初もうで、おみくじ、絵馬、願い事。。。そういうイメージしかないんだけど、
その地域のよりどころとして、古くから存在しているもの。
だけど、戦時中は戦争のために利用されていた。。。国家神道ですよね。
健太郎は父公麿が、神社の本庁組織に入り、以前の神社と違ったものに取り込まれていくことを懸念した。
「つい、少し前におこったことを忘れてしまってはいけない」
これが、この芝居で一番伝えたかったことなんだなと、、、感じました。

今、この時代、戦争、核ミサイル、そういうことが繰り返されようとしているとは・・・
実際の当事者である日本が、もっと発信する必要があるのでは、と強く感じました。
忘れてはいけないことがたくさんある!

この芝居、ギターの加藤さんが、舞台下手の一段低いところで、ずっと演奏していて、
穏やかなギターの音色が、この芝居をとても温かいものにしてくれてたと思いました。


キャストの感想

健太郎の松下洸平くん
「僕は正気です」という声が響きました。凛と張った声が胸をうちました。
意外にも出番が少なくて、最初と最後はいないし。。。
でも、存在感はすばらしかったです。
GHQが来て再び記憶を失ったあと、赤ちゃん返りをしたかのような姿は全くの別人で
すごいな~としか思えなかったです。
復員してきたとの笑顔も素敵でした。
ホントにいい役者さんですね。。。次の芝居もまた見に行きたいし、ライブも行きたいです。

公麿の山西さん
何も言うことないですね。
ホントにすごい役者さんだなあと、つくづく思います。
途中コミカルな感じも、しっかり出しつつの、苦悩に満ちた表情とか。
舞台が締まるなって思いました。

稲垣の浅利くん
健太郎に、野球チームの面々の戦時中の話をするときは、怖かった。
健太郎を救おうと必死なのがわかるけど、、
そういう一生懸命な役って似合います。
健太郎の想いも受け取って、いいお医者さんになってほしいな~なんて
思わせてくれる浅利くんの演技でした。


カテコが、みんな神社に一列に正座してのあいさつで、なんかほのぼのしちゃいました。
最後に洸平くんが出てきてってのもよかったです。


いろいろ考えさせられた芝居でした。とても良い芝居で見に行ってよかったです。

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「ピエタ」見てきました

2023-08-16 01:29:46 | お芝居


asatte produce 「ピエタ」 本多劇場 2023.08.03 19:00~

小泉今日子さん主催の明後日(あさって)の舞台。全員女性の舞台。
大島真寿美さんの原作を小泉今日子さんが惚れ込んでの舞台化だとか。

あらすじは

「18世紀、爛熟期を迎えた水の都ヴェネツィア。
『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で
〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。
時は経ち、かつての教え子エミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。
そして一枚の楽譜の謎に、ヴィヴァルディに縁のある女性たちが導かれていく――。
ピエタで育ちピエタで働くエミーリア、貴族の娘ヴェロニカ、高級娼婦のクラウディア……
清廉で高潔な魂を持った女性たちの、身分や立場を超えた交流と絆を描く。
運命に弄ばれながらも、ささやかな幸せを探し続ける女性たちの物語。」(公式より)


舞台はヴェネツィア。ピエタで育ったエミーリア(小泉今日子さん)は、合唱からは遠ざかっているが、今もピエタで働いている。
そこに、かつてここで彼女たちの指導をしていた、ヴィヴァルディの訃報が届く。
ピエタで一緒に音楽を習っていた、貴族の娘のヴェロニカ(石田ひかりさん)彼女からかつてヴィヴァルディ先生の楽譜の裏に
詩をかいていたものがあり、それを探してほしいと頼まれ、探し出したら大口の寄付をするとまで言われる。
エミーリアはその楽譜を探し始める。
その歌声から歌手になったジロー(橋本朗子さん)、その姉のパオリーナ(広岡由里子さん)に会いに行くが、わからない。
ヴィヴァルディ先生の妹のザネータ(伊勢志摩さん)は母親と二人でひっそりと暮らしているが、やはりわからない。
薬屋になったジーナ(高野ゆらこさん)にも助けをかり、
やがてヴィヴァルディ先生と付き合いのあった娼婦のクラウディア(峯村リエさん)にたどり着き、会いにいく。
先生の思い出話などを通じて、二人は友情で結ばれていく。

7年の時がたち、楽譜はみつからないまま。。。クラウディアは病で行き倒れていた。
エミーリアは、ヴェロニカに頼んで、ヴェロニカの屋敷でクラウディアを看病する。
ヴェロニカもクラウディアに心を許すようになる。
しかし、クラウディアは息を引き取る。
クラウディアの家は船で渡っていく。いつもヴィヴァルディ先生は船で渡ってきていた。
クラウディアの葬儀の日、いつもの船頭さんが、先生を乗せているときの歌を口ずさむ。それはヴィヴァルディ先生が書いた曲。
それを聞いたヴェロニカは涙を流す。
それこそが、彼女が探していた楽譜に書かれた詩だった。その詩に先生が曲をつけてくれていたのだった。


そんな感じの話でした(ウル覚えのところも多々)


とても穏やかで静かな芝居・・・・
一幕は、背景というか、ピエタで過ごし、ヴィヴァルディ先生とかかわりのあった女性たちの現在の様子が描かれるという内容で、
正直、動きも少なく、退屈な感じ・・・
ただ、二幕になり、クラウディアが倒れてからは話の内容もだいぶ動きがあり、彼女たちの心の中の動きもわかりやすくはなって、
見やすくなった感じ。
船頭さんの歌の話は、感動的でした。

皆さん白いロングドレスの衣装で統一。キリスト教の世界観はやはり難しい。
楽譜を探すということを通して、立場の違う女性たちの友情を描こうとしていると思われるけど、
ちょっとそのあたりのインパクトが弱かったような。。。
それと、ヴィヴァルディ先生の存在がすごく弱くて、、、生演奏の曲もヴィヴァルディの曲とかだったんだろうけど(ごめんなさい不勉強で)
あんまり引き込まれる感じではなかった・・・
もちろんチェンバロとバイオリンは素晴らしいんだけどね。
私がヴィヴァルディは「四季」くらいしか知らないからいけないのかな。。。

感動的なところも随所にはあるんだけど、うーん。。。正直このキャストを使いながら、、、もったいなかったなという印象でした。

キャストの感想としては、
クラウディアの峯村リエさん一択ですね。
群を抜いてうまかったし、存在感があふれてました。

ピエタの小泉今日子さんは、こういう役はあってなかったのかなあ・・・

それと、お久しぶりのヴェロニカの石田ひかりさん。
うーーーーん。正直、期待大だったので、ちょっとがっかりでした。セリフが一本調子で。

そう、素晴らしかったのは、ソプラノ歌手で、演技もされていた橋本朗子さん。何曲か歌ってくださったけど、
最高でした。。。舞台を高尚なものに、引き揚げてくれてました。
バイオリンが上手という役に、バイオリン奏者の会田桃子さん。彼女も演技もされてましたが、
バイオリンも素晴らしかった。
このお二人がいなかったら。。。。
そして生演奏はやっぱり素敵です。チェンバロもよかったです。

 

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舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」直人ポッター3回目行ってきました

2023-08-15 00:52:23 | お芝居

半月ぶりの直人ポッター、行ってきました。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」 赤坂ACTシアター 2023.08.14 12:15~

 

1か月に1回・・・直人ポッターに会える日を作ってます。

7月の初日と二日目行って、今月はこの日・・・席はSプラスだったんだけど、結構前だったんで

見やすかったし、初日2日目のSS席とは見え方が違ってよかったです。(サイドブロックだしね)

台風が近づいているので、中止になったらどうしようと、心配でしたが、

東京はちょっとそれたので、無事に開演でした。(明日、紀伊半島に上陸だそうで、中部・近畿地方の方お気を付けください)

この日のキャストは、

ハーマイオニーが笹本玲奈さん、ロンが石垣佑磨さん、ドラコが内田朝陽さん、、、とお初でした。

ジニーは白羽ゆりさん。

ちょうど今、「ハリーポッター呪いの子」の第一部の文庫本、真ん中辺まで読んだところなんですよ。

これは劇場版の脚本ですが、日本で行われているものより海外の上演は長かったようで

読んでいくと日本では出てこないシーンがけっこうあるんです。

でも、それを読むとあれこれ補完されて、あ~そうだったのねと腑に落ちる部分もあり、

まだ一幕の途中までなんですが、読んでよかった~と思えることがたくさんでした。

そう、去年藤原竜也ポッターを見に行ったときに、めちゃくちゃ、端折ってるなって思ったのは

そういうことだったのか。。。と。ものすごく話の進みが早くて、ついていけないとこも多々あったから。

次に行くまでには、全部読み終わらないとね。

 

さて、直人ポッターですが。。。めちゃくちゃ声が出てて堂々としてました。

こんな言い方、上からで申し訳ないですが、めっちゃ進化してました。

声を張る部分がすごくよかった。。。一幕でアルバスと言い合いになるシーンとかすごかったです。

そして、息子を思う気持ちがビンビンと伝わってくる。感情表現が豊かになって、

優しいけど厳しい、そして苦悩もする一人の父親像がよく表れてました。すごいぞ直人って思いました。

うん、このまま千秋楽までがんばってください。

そうそう、1幕のマントを羽織るシーンは、今日はバッチシでした。

 

石垣ロンは、エハラロンより、ちょっとお茶目な感じ。

内田ドラコは、松ちゃんとタイプが似てるかも。内田さんは「サイケデリック・ペイン」以来かなあ。

それからハーマイオニーの笹本さんは、さすがでした。中別府さんとはまた違った感じだけど、舞台経験も

豊富だし、貫禄があったなあ。。。

 

4回目のカテコで捌けていくときに、アルバス役の男の子と仲良く帰っていく直人の笑顔が可愛かった。

キャストの仲の良さが、よく出てました。稽古とか一緒だから、みんな仲良くなるんでしょうね~

 

ということで、、、次の観劇は9/8の予定です。

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イキウメ「人魂を届けに」見てきました

2023-06-27 01:13:52 | お芝居

イキウメ「人魂を届けに」  シアタートラム 2023.05.27 13:00~&06.09 19:00~

イキウメは大好きな劇団。前川さんの紡ぎだす話にいつも感動する。
今回は新作ということで、めちゃくちゃ期待。

公式のあらすじ(?)は

「人魂(ひとだま)となって、極刑を生き延びた政治犯は、
小さな箱に入れられて、独房の隅に忘れもののように置かれている。
耳を澄ますと、今もときどき小言をつぶやく。

恩赦である(捨ててこい)、と偉い人は言った。
生真面目な刑務官は、箱入りの魂を、その母親に届けることにした。

森の奥深くに住む母は言った。
この子はなにをしたんですか?

きっと素晴らしいことをしたのでしょう。
そうでなければ、魂だけが残るなんてことがあるかしら。
ところで、あなたにはお礼をしなくてはいけませんね。
母はベッドから重たそうに体を起こした。

魂のかたちについて。」

 

場所は山奥の小屋のような家?
ストーブがあり、下手にはベッド。あちこちの毛布のようなものが・・・

4人の男性がストーブのまわりにいる。話しているのは浜田さん。
ビルの隙間の細い路地で二人が喧嘩をしているのを一人の男がみかける。狭い路地だから、自分しか目撃者はいない。
見かけた男は、仲裁に入るか、警察を呼ぶか。。と、そこに殴っていた方の男がやってきて
「彼とは友達でふとしたことで喧嘩になっただけ、嫌なものを見せてすまない」とお詫びにと1万円を無理やりつかませ、
二人で仲良く去っていく。見かけた男はその1万円を返す間もなかった
その1万円をどうしたか。。。彼は目撃したことを口止めされたわけで、後ろめたさを感じてしまう。そして1万円もらってもうれしくない。
そう、自分の魂を1万円で奪われたようだからだ、、、

暗転して

山奥の家。入り口から男性が入ってくる。彼は八雲(安井さん)といい、応対したのは、ここで暮らす棗(藤原季節さん)
八雲は拘置所の刑務官で、ここの住人の山鳥(篠井さん)に届け物があり、何日もかけてようやくここにたどりついたとのこと。

八雲は山鳥に、息子が事件を起こして絞首刑になったことを知っているかと尋ねるが、山鳥は知らないようだった。
八雲は息子が絞首刑になったとき、彼から黒い塊が落ちたのを目撃し、それを処分しろという上の命令に背いて拾い、箱に入れておいた。
すると、その塊がしゃべりだすので、みんな気味悪がり、山鳥のところにもっていくよう、命令されたとのことだった。
塊は彼の魂ではないかと。人魂を届けにこの山奥にやってきたのだと。

八雲はその箱を出す。魂の声は棗には聞こえるが、山鳥には聞こえないという。

この家は、お母さんと呼ばれている山鳥の家で、電気も電波も通っていない。郵便も来ない。自給自足の生活をしているらしい。
家にいる男性4人は、山鳥の息子ではなく、みんな森の中で行き倒れていたのを山鳥に助けられ、介抱されそのままこの家に居ついている。

その中に、陣という男がいて、八雲が驚く。彼は公安の人間で、八雲より後に出発したのに、先にここについていた。
陣は八雲のあとから出たが、迷子になり、山鳥に助けられてここにいるらしい。しかし一度、ここから出て行ったのだが、町には戻れず、
やはり山鳥に助けてもらったのだった。

他の3人の身の上話もそれぞれ語られる

お母さんこと山鳥も公務員であったパートナーの男性が、命を落としたという事実が明らかになる。

そして、八雲も自分の身の上の話を始める。息子が行方不明に。妻は心を病み、それを治すために詩を書くようになった。
その詩が素晴らしいことに気づいた八雲は、妻に内緒でコンクールに応募。賞を受賞する。喜んだ八雲だが、妻は怒って家を出て行ってしまった。
妻は自分の魂が奪われてしまったと思ったのだった。

陣は再び町に戻ると言って、ここを後にする。
八雲は山鳥に聞く。本当は死刑になった息子はあなたの実の子ではないんではないか。
しかし山鳥はちゃんと答えない。

ひとりの若者が、自分も町に出て行こうと思うと告げる。
山鳥は壮行会だと、鍋を作り始め。。。持ってきた人魂を鍋の中にいれる。八雲は止めようとするが
他のメンバーは気にしない・・・

八雲はしばらくここにとどまるという。
彼はこの先も、ずっと拘置所の刑務官として仕事をしていくことに決めたという
亡くなっていく人のものの(魂の?)キャッチャーに、「そんな人間に私はなりたい」

~幕~


なかなか難しい芝居だった。世界観がわかりにくいというか。。。
今の社会の枠組みから外れてしまうと、生きづらく感じるものたち。
そんな人たちを受け入れるお母さん。この世からの逃げ場を作ってくれてるお母さん。

だけど、そこに現れる、秩序社会の象徴のような八雲。
でも、その八雲にも生きづらさはあって。。。そんな八雲も受け入れるお母さん。

あの山奥の家は、現実世界も何もかも超越しているような、別の世界なのかもしれない。。。なんて「イキウメ」的に思ってしまった。

それにしても、人魂って本当にあるのだろうか。
最初に浜田さんが話した自分の魂を一万円分奪われた話につながり。。。
ここに集う人たちは、みんなある部分の魂をなくし。。。そこを埋めてくれるのが、お母さんの存在なのかな。

なんて、もやっとしながら見た芝居でした。難しいけど、こういう芝居やっぱり好きです。

客演の篠井さんは、本当にすばらしかった。
そこにたたずんでいるだけで、存在感が・・・抜群
落ち着いた語り口と微笑みが、周りを取り込んでいく・・・・ちょっと超越しちゃってました。

藤原季節さんは初めて拝見。イキウメの世界にしっかり溶け込んでいた。
目力が強い役者さんですね。また別の芝居で見てみたい。

イキウメのメンバーは何もいうことなしで。。。
安井さんは真面目な刑務官役で、どこにでもいるような普通の人を演じていたけど、
でも、実は陰を持つ人で、、、すごく深い感じがよかったです。

それから、、、浜田さんの声はホントに素敵、最初の路地の話をしていたとき、
聞き入ってしまった。ドキドキしちゃいました。

あと、公安の陣を演じた盛さん。
公安ということを隠しているのに、フッとばれてしまったり、町に戻ると出ていくのに、
結局この家に戻ってきてしまうという。真面目で堅い人かと思いきや、ちょっと抜けてる感が
なかなか合ってて、私は好きでした。。。


また、「イキウメ」の芝居見に行きたいな。来年もぜひ公演してほしいです。
あ!シアタートラムと「イキウメ」ってすごく合うな~と。次回もここでやってほしいです。

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「幾つの大罪〜How many sins are there?〜」見てきました

2023-05-23 00:41:06 | お芝居

TEAM NACS Solo Project 5D2 -FIVE DIMENSIONS II-
幾つの大罪〜How many sins are there?〜    EX THEATER ROPPONGI  2023.04.16 13:00~

戸次さんのソロプロジェクト。
これは行ってみたいと思ってチケットゲット。どんな話だか、全然わからずに
わくわくしながら行ってきました。
この劇場は、ライブもやるところだから、前の方だと傾斜がなくて見づらいんだけど
席が後ろから3番目だったので、逆に見やすかったです。。。

さて話の内容は

「ゴシップ誌記者の大谷唐純(おおたに からすみ/須賀健太)は、
編集長の神崎仁美(かんざき ひとみ/馬場ふみか)から死刑囚の特集を任される。
その内容とは「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」。

拘置所で取材を受ける死刑囚は、
ダンサーの小倉トニー(おぐら とにー/前野朋哉)、
トランスジェンダーの別部麗斗(べっぷ らいど/ゆうたろう)、
漁師でギャンブル狂いの団栗伊努治(どんぐり いどはる/濱尾ノリタカ)、
芸能マネージャーの有栖郎介(ありす ろうすけ/黒岩司)、
自称ミュージシャンの燕尾一郎(えんび いちろう/波岡一喜)、
大学教授の浦洲鳶右衛門(うらす とびえもん/戸次重幸)の6人。

順調とは言えない取材期間中に、囚人たちは一人、
また一人と謎の死を遂げていく。

死刑を目前にした死刑囚たちが困惑していくなか、彼らはようやく自分達が集められた理由にたどり着き、
そして、予測不能の結末が待ち受ける───」(公式より)


話は、記者の大谷唐純(須賀健太くん)は、編集長の神崎仁美(馬場ふみかちゃん)から死刑囚の特集を任されるところからスタート。
大谷は、実際の死刑囚を拘置所に訪ね、「本物の殺人者による殺害方法のブレインストーミング」というテーマでの取材をしていく。

まずは、6人の死刑囚の背景などが説明される。

6人の死刑囚は個々の個室につながっている1つの部屋に集まり、大谷の取材を受けるのだが。。。
取材をしていくたびに、囚人たちが一人ずつ謎の死をとげていく。
大谷が持ってきた差し入れを食べて死んでしまったり。。。。喧嘩して死んでしまったり、死に方もそれぞれ。
だんだんと死刑囚たちのことも明らかになっていく。
誕生日と血液型が全員同じだし。いったいどういうことなのか?

私の頭の中が混乱状態になったときに。。。。どんでん返しが。
6人の死刑囚は、すべて大谷の中の人格であり、大谷は自分の人格である6つの犯罪者を
それぞれ抹殺しようとしてたわけだ。
大谷の多重人格の治療のために・・・・神崎が仕組んだこと。
そして、大谷の主人格を暴いて罰を受けさせる

しかし、ラストシーンで、、、神崎編集長が囚人の姿で登場。
え?大谷も神崎の人格の1つで、すべては神崎の脳内の話であったのか・・・・・


ウル覚えのところもあるけど、そのような感じの話でした。

どんでん返しのどんでん返しで、神崎も多重人格で、結局はすべて神崎の中の話だったのかと
最後のところで、ぞわーーーっとしました。
途中、迷子になりそうな感もあったけど、最後のぞわ~×2が強烈で。。。
なかなかすごい話だったなという感想です。

戸次さんの頭の中をちょっと見てみたいです。

そう、カテコでは、NACSのごとく、プチアフタートークのような感じで戸次さんが話だし。
私が行ったのは、始まって2公演目だったのですが、
初日は戸次さんが物語の詳細をカテコで説明をしたらしいのです。
この回も話し出そうとして、須賀くんたちに止められ。。。
説明ありなしで、檀上で多数決。結局説明なしが多くて、今回はなしになりました(笑い)
知りたい人は2回目も見に来てくださいねということでしたよ。

私はちょっと迷子になったから、説明聞きたかったな。

結局、多重人格を全員抹殺していくってことね。
だから、誕生日も血液型も家族構成も同じだよね。同じ人なんだからね。
大家さんもそういう意味ね。とあとから納得でした。

そして最後は、、、編集長、、いやあ、びっくりした。
怖いよ。ホラーだよ。って啞然で終わった感でした。

 

キャストの感想ですが。。。。
戸次さんは、もういうことなしで。っていうか、演出しながらよくできますよね~すごい。
舞台の上の方で、ひとりずつキャラを説明される場面で、戸次さんの場面になると、
編集長が「もういい!」って止めて、いきなりライトも消されるという、、、これが3回あって笑っちゃいました。
そのときの、戸次さんの表情が最高でした。

それから主演の須賀健太くん
私の中では子役のイメージがいまだにあるんだけど、そんなことはなく
多重人格の犯罪者としてのいろんな表情がよかったです。

そして、紅一点の馬場ふみかちゃん
編集長役として、大谷に指示をだしてるときは、ちょっとヒステリックすぎて
うーんという感じだったけど、最後のところは最高でしたね。
なるほど、最初のあのヒステリックな感じはここに繋げてきたのかと。。。。


なかなかダークな感じの話で、、、ホントに戸次さんの頭のなかを
覗いてみたくなる話でした。

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ミュージカル「おとこたち」見てきました。

2023-05-02 02:14:42 | お芝居

とっくにアップした気になってましたが、アップし忘れてました。

ちょっと時間がたってしまいましたが・・感想をば

 

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ ミュージカル「おとこたち」 PARCO劇場 2023.03.30 18:30~

ハイバイの岩井さんの作品「おとこたち」をミュージカル化。音楽は前野健太さん。
「ハイバイ」の公演は見てませんが、橋本さとしさんとかのキャストに惹かれ、チケットゲットして
見てきました~

あらすじは
「山田、鈴木、森田、津川の4人は昔からの友人。山田は大学卒業後、就職して必死に働くも、両目があらぬ方向を見ていたために仕事を辞める。鈴木は一番優秀で、製薬会社の営業として順調に出世コースを歩み、可愛い妻もいた。森田は大学卒業後、バイト暮らしながらも良子と結婚したが、今では別居中でバイト仲間の純子の部屋に通っており、森田の知らないところで純子と良子は連絡を取り合っていた。戦隊もので人気を博した津川は酒で失敗し、宗教に走った挙句、30代で亡くなる。それと時同じくして鈴木に長男が生まれる。思春期を迎えた太郎は鈴木に反抗し、暴力を振るうようになる。やがて山田と鈴木は定年を迎え、ゲームセンターに行くようになるが、鈴木が若者たちに殴られて死んでしまう。山田は葬式の日も喪服も着ないで面倒くさそうにしていた太郎に説教をするが、鈴木の本当の姿を知らされる――。」(公式より)


まず、ユースケさんが登場。雑談ぽく話を始め、、、会場の温度をあたためていく。
そして、ユースケさんが、山田となり、、、老人ホームにいるところから、芝居は始まる。

山田と鈴木(吉原さん)、森田(さとしさん)、津川(藤井隆さん)は、学生時代からの仲間。
山田は卒業後一般企業に就職したが、なかなかうまくいかず、転職してコールセンターのクレーム対応係をしている。
津川は戦隊ものテレビで人気者になるが、有名な女優との共演のときに、二日酔いで撮影に行き、女優に向かって吐いてしまい、クビになる。
森田は結婚し家庭を持っていたが、アルバイト先の女性と不倫をするようになる。森田は妻は知らないと思っていたが、実は妻はその不倫相手と
連絡をとっていた。森田の妻は、怒りが頂点に達し、森田の不倫をなじり、しばらく家に帰ってこないで頭を冷やすように言う。
一方、鈴木は、大手製薬会社に就職。営業成績がよくどんどん出世。大学時代からつきあっていた女性と結婚、息子も生まれ、他の3人とは違い、順風満帆な人生を送っていた。

鈴木は息子の太郎に手品を教えるが、まだ子供だし、種がわかってしまうが、そこを完璧にさせようと何度も教える。妻の花子は手品ができたことを
褒め、鈴木とケンカになってしまう。
津川は事故を起こしてケガをするが、その後スピリチュアルな思想に興味をもち、どんどんはまっていく。
森田の妻はガンになってしまい、森田も妻のところに通うようになる。

鈴木の息子は思春期になり、父親を疎ましく思うようになる。妻にも嫌われて、家に居場所がなくなった鈴木はエリート社員の面影もなくなっていき、
山田とパチンコに行くようになる。
そしてその帰り、ヤクザの若者とケンカになり、、、そんなこともあって、鈴木は自殺してしまうのだった。

鈴木の葬儀に山田と森田は参列するが、息子の太郎は喪服も着ずに参列していた。山田たちはその姿を見て太郎を叱る。
すると、太郎は自分が手品ができなくて叱ってた父親の様子を録音していた音声を聞かせるのだった。

森田の妻はがんの治療を続けていたが、地域のバレーボール部に入り、そこでパワフルな友達と活動して元気になっており、森田は驚く、
山田はだいぶ認知症が進むようになり、詐欺にひっかかっているようだったが、気にしていなかった。
そんな山田はとうとう老人ホームに入り、、、、最初の場面へとつながっていく


そういう4人の男性の大学から老後の生活までの話だった。

一幕は正直ちょっと退屈な感じがしたんだけど、二幕からはテンポも上がって面白くなり、
あっという間に話が進んでいく感じだった。
今回の主人公の男性たち4人の、人生におけるできごとのテンポが、大学卒業してすぐの若い頃よりも
年齢が進んだ中年以降にあれこれ起こるという話だったから、余計二幕が面白かったのかも。
でも、実際の人生においても、中年以降に、転換期が起きることも多いわけで、
すごいリアルな話だなと思った。
「おとこたち」の話ではあるけど、自分も大学卒業してから働いて、もういい年でもあるわけで
なんか自分事のように身につまされて、なんかゾワゾワした感じがしちゃったです。

エリート街道を走っていた鈴木があんな感じで転落していく姿を見るのは、けっこうしんどくて。
他の3人もけっして順調とは言えない人生で、特に津川なんて・・・
でも、山田のような人生って、ある意味幸せだよな~とも思ったり。。。
もうホームに入って、認知症でわからなくなっちゃったら、最後カラオケで楽しそうだし、それもありだななんてね。
と、いろんなことを考えさせられた話でした。

 

キャストの感想ですがかなりの豪華キャストでした!

まず。。。一番すごいなと思ったのが、男性陣ではなく女性陣

鈴木の妻の花子や、森田の不倫相手などを演じた大原櫻子ちゃん
二人の女性の演じ分けもすばらしかったし、あと歌もすばらしくて(いつものことだけど)
最高によかったです。光ってましたね。
若き不倫相手の女性とかかわいかったと思えば、もう気持ちもずれてしまった鈴木の妻とか
櫻子ちゃんもこういう役やるんだね~なんて、思っちゃいました。
あと、バレー部員とかいろんな役もやってたけど、その都度インパクト大でした。

森田の妻などを演じた川上友里さん
彼女もいろいろな役を演じていたけど、相変わらずの怪演で
存在感たっぷりでした。ぶっ飛んだ役とかも普通にこなしているのがさすがでしたね。
森田の妻がちょっと抑えた感じの演技だったので、余計そう思っちゃいました。


鈴木の吉原光夫さん
歌はね、、、もちろん上手いから聞き入っちゃいました。
鈴木だけがエリートで順風満帆な人生に見えたけど、そうなるには努力もしていただろうし、
だからこそ、妻にも息子にもそれを求めてしまう、、、上からものをいってしまう。
その反動で嫌われてしまう。結局は悲しい人生だなと。
そんなエリートの姿と、終盤のモノローグでの悲しい姿の演じ分けもすごいなと思いました。


津山と鈴木の息子太郎の藤井隆さん
藤井さんはホントに上手いよね~いろんな芝居で見てるけど、毎回そう思う。
特に息子役はリアリティがあるというか、藤井さんでなければ、あの感じは出ないだろうなと。
ずっとエリートの父親に上から言われ続けて。。。いつしか爆発してしまった息子。
同情してしまってみてました。
わりとコメディタッチの役を多く見てきたから、よけい今回の役が沁みました。

森田のさとしさん
さとしさんは、今回はダメ男でしたね~妻と不倫相手が結託してるのにも気付かない
残念な役。強面のさとしさんが演じるからちょっと笑えたりして。
もっと歌うたってほしかったな~って、美声がもっと聞きたかったです。

山田のユースケさん
最初の「前説」のような下りから、ユースケワールド全開で。。。笑わせてくれたかと思ったら
ふっと山田になって一瞬で舞台に誘導してくれるのが、秀逸でした。さすがカタカナの人。
山田の人生って切ない感じなんだけど、ユースケさんが演じているから、なんか温かさが感じられて、
ちょっと笑える感じになるのがホッとしました。
老人ホームでの山田の姿は似合ってたなあ(笑い)

キャストの皆さん、歌もホントにお上手だったから、聴きごたえもあるミュージカルでしたね。
やっぱり生バンドはいいな~

舞台セットの模型もありましたよん。こんな感じでした。

 

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「カスパー」見てきました

2023-04-09 02:14:50 | お芝居

「カスパー」 東京芸術劇場シアター・イースト 2023.03.21 13:00~

直人の「奏劇」に行ったときにもらったフライヤーにあった「カスパー」
「奏劇」と同じくTSPが主催している公演ということで・・・主演は寛一郎くん。
「鎌倉殿の13人」の公暁役での演技が、とても印象に残っていたので、チケットをゲットしました。

寛一郎くんは、あの佐藤浩市さんの息子さんで、三國連太郎さんのお孫さんという、サラブレッドのような方なんだけど、
きっとそう言われるのはちょっと抵抗あるんじゃないかな~という勝手な予想も持ってたりして。

その彼の初舞台にして主演で・・・なかなか難しい芝居でした。

公式のページに

「カスパー・ハウザー。
もしかしたら、一度くらいはこの名前を聞いたことがあるかもしれない。
19世紀のはじめ、生まれてから16年間、世間から隔離され、地下の牢獄に閉じ込められていた孤児。一切の人間的な営みから隔離され、育てられた少年が突然、文明社会の中に投げ込まれる。文明社会に適合するための教育を受けるが、数年後、謎の死を遂げた実在の人物のことである。」

と、ありますが、残念ながら私は知らなかった。
でも、そういう人がいたというのは、、、怖いな~という率直な感想。19世紀の始めだったら、あってもおかしくないんだろうか?
というか、なぜ、そんな状況にこの子はおかれてしまったのだろうか。と、まずそう感じました。


「外界と遮断されたまま成長した謎多き孤児“カスパー”の物語。

I want to be a person like somebody else was once.
ぼくは そういう まえ に ほか の だれか だった こと が ある よう な ひと に なりたい

突然我々の世界に、あるいは時代へ送り込まれてしまった一人の人間。
姿は人間と同じ。たった一つのことば(音)。
「僕はそういう前に他の誰かだったことがあるような人になりたい。」
を繰り返すだけ。これがこの舞台 「カスパー」の始まりです。
言葉と音の洪水を拷問のように浴びせられ、次第にコトバを言葉として認識し、言葉に意味があることを知る。
そして社会で生きていくための言葉やルールを“プロンプター”と呼ばれる存在に教え込まれ、調教されていく。
「ことば」が次第に「意味」を持ちはじめ、そこに意思が芽生えた時、
カスパーは何と出会い、どこへ向かい、そして何を手に入れ、何を失うのか。そして「カスパー」とは何者なのか、いったい何なのか・・・。
立つ・歩く・座る・言葉を使う・・・。
我々が「社会」で生きるために身につけたスキル。我々は自由に自らの意志と選択でこのスキルを使い、社会で暮らしている。
しかし、もしも「社会」が我々を操作するために「調教」されたものだとしたら・・・。」
(公式より)

 

分身のカスパーたち(大駱駝艦の4人の役者さん)に体を支えられながら、よちよちと歩くカスパー。体を支えられていないと立つことも
できない。
そして彼の第一声は
「ぼくは そういう まえ に ほか の だれか だった こと が ある よう な ひと に なりたい」
不明瞭な発音で、正直、何を言っているのかよくわからない。でも、確かに大きな声で叫んだ。
この言葉を繰り返すカスパー

だが、何度も何度も繰り返していくうちに、だんだんとまともに聞こえるようになっていく。
言葉が理解できないカスパーに、3人のプロンプターが、いろいろな言葉を浴びせるように投げかけていく。
何度も何度も言葉やその言葉の意味を、教えていく。

カスパーはだんだんと言葉を理解していく
「痛い」ということがわかり、
「僕は○○ができる」というように、自分のことを「僕は」という主語で表すことができるようになる。
そして「○○しなければならない」という言葉も覚える。

プロンプターの教育によって、カスパーはこの世界で生きるための秩序や方法を身につけていくようだった。

でも、最後はまた
「僕はそういう前に他の誰かだったことがあるような人になりたい」という言葉に戻って。。。


これはなかなか難しい芝居だなあ~という感想がまず。
とくにストーリーがあるわけではなく、プロンプターによって「教育」(「調教?」)されていく
カスパーが、だんだんと言葉を理解し、この社会で生きることを学んでいくことを
観客が見ている。。。観察している?というような感じ。

でも、それが「すごいすごい」という感動ではなく(赤ちゃんが言葉を話せるようになったというのとは違い)
なんか、見ててつらいというか苦しい。。。
それは、プロンプターの威圧的な態度もそうだし、カスパーの分身たちが、彼の体の動きをコントロールしているから
そう思えたのかもしれない。

どうして16年間も地下牢に閉じ込められていたかはわからないらしいが、
突然、この世の中に放り出されて、他人によって教育されるカスパーは、幸せなんだろうか?
人間らしく生きることを強いられて、幸せなんだろうか?と、考えさせられてしまう芝居だった。
理由はわからないけど、すごく見ていて苦しい芝居だった。。。(悪い意味ではないです)


そして主演の寛一郎くんは、
いやあ、このセリフの嵐、覚えるだけでも大変だったろうな~ってしみじみ。
よくこういう作品を初舞台に選んだよね。。。。
でも、声もいいし、すごく存在感があってよかった。
もう芝居はやらないと言ってるらしいけど、もっともっとお芝居も出てほしいなと思える役者さん。
背も高いし、舞台映えする。。。

今回席が最前列だったんだけど、間近で見た寛一郎さんは、表情もだけど、首の傾げ方とか佐藤浩市さんとそっくりで
さすが親子だなと思った。

 

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「たぶんこれ銀河鉄道の夜」 見てきました

2023-04-07 00:45:51 | お芝居

オールナイトニッポン55周年記念公演 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より「たぶんこれ銀河鉄道の夜」 紀伊国屋サザンシアター 2023.03.19 12:00~

ヨーロッパ企画の上田さんの脚本で、宮沢賢治の「銀貨鉄道の夜」だったら
見に行こう!ヨーロッパ企画の面々も出るし。。。と思ってチケットゲット。

先日「ケンジトシ」見てきたばかりだし、ちょっと宮沢賢治づいてるなと。
ただ、、、上田さんだからなあ。。絶対ひねってくるよな~
「たぶんこれ」がついてるし。。。という期待で行ってきました。

話の内容ですが

「アナウンス「銀河ステーション、銀河ステーション」。ナオは気がつくと列車の中にいた。桔梗色の空、銀河の岸。あー、たぶんこれ銀河鉄道の夜。まえに劇でやったから知ってる。けどなんで私が。いや、心当たりはある。裏山に登ったのだ。なんで私ばっかり、みたいな心持ちで。ナオは地方住みの美容師。日々を生きているが、なかなかつらい職場ではあり、練習会でライブへも行けず、そしてツイッターがプチ炎上。そうしてジョバンニよろしく裏山へ。同じ車両には、ライブに行ったはずのレナも乗ってる。っていうかあれ、職場の先輩。なんで? っていうか、思ったより人、多いな。こんなんだったっけ。窓の外は、宮沢賢治が描いたあの風景。幻想的ってこういうことか。えっまだ乗ってくる? 全員座れなくない? ここで車掌が出てきてアナウンス。なんか乗車率のおわびと、ゲームの説明みたいのが始まった。えっと、これは銀河鉄道の夜、と思うんだけど、たぶん。」(公式より)

えっとですね、
思ったより「銀河鉄道の夜」をしっかりなぞってました。
もちろん、設定とか時代とかは、今だけど・・・・

原作のジョバンニがナオ。カンパネルラがレナ、そしてザネリがサツキということですよね~
そして、乗っている乗客は、みんなネット上で死んだ人。。。肉体は死んでないんですけどね。

美容師アシスタントのナオ(久保田紗友ちゃん)は要領が悪くて、職場の上司のナツキ(理子ちゃん)を
怒らせてばかり。同僚で親友のレナ(田村真佑ちゃん)は、気が利いてナツキのお気に入りだった。
レナはナツキとその夜フェスに行くという。
ナオは誘われることもなく、帰宅。病気の母親とお弁当のことで言い争いになり、、、お弁当を取り換えに行く。
その店員の態度にイライラし、さらに道であったナツキにもまた怒られ。。。気が付くと裏山へ

すると、、、銀河鉄道に乗り込んでしまっていた。
そこには、ナツキやレナ、それからテレビで見たことがある炎上した人たちも乗っていた。
車掌さんがこの列車に乗った人たちにはゲームをしてもらう。負けた人は列車から降りてもらうと。

そして、ゲームが始まっていき、一人ずつ脱落していく。
そのときに、その人の起こした事件なども描かれる。
ナオもついに脱落させられてしまうのだった。

地上に戻ったナオは銀河鉄道に乗っていたシゲフミ(戸塚純貴くん)と出会う。彼も脱落してしまったのだった。
二人は銀河鉄道を追いかける。銀河鉄道ではゲームが続けられている。そこに二人はまた入っていく

と、客の一人が自分は宮沢賢治であるといい、列車を占拠。彼は客のYouTuberと一緒に、配信を始める。
コメントが多く寄せられるが、だんだん炎上してしまうのだった。。。

ナオは地上の現実の世界に
ナツキとレナはフェスに行ったが、興奮した客の将棋倒しに巻き込まれ、レナはナツキをかばって死んでしまったと。
レナは銀河鉄道にそのまま乗って、死の世界まで旅立ってしまったのだった。
ナオはこれからまた頑張っていこうと心に決めて・・・幕


そんな感じの話で。。。
銀河鉄道の夜の筋を見事になぞっているな~と。最後レナが死んでしまうのがカンパネルラが死んでしまうのと
同じだし。
SNSの炎上とか、世間を騒がせて謝罪した人とか、そういう今の世の中の風刺と
ファンタジー要素をうまく組み合わせて、ポップな感じに仕上げていた。
音楽も、ラップだったしね。原作の文章をラップで歌うというちょっと斬新な感じ。
個人的にはヨーロッパ企画の面々のラップが見れてレアだった。

ただ。。。私にはちょっと中途半端だったかなあ。。。
1人ずつの問題が、ゲームによって暴かれていくという繰り返しなんだけど、
ちょっとくどかったな~と、乗客がいろいろいるわけで、その分の繰り返しだし
ゲームも違うものだったりするんだけど、
そのあたり、進行がわかりやすく、あまり意外性もなかったかな

あ~私がヨーロッパ企画というだけで、意外性とかいろいろ期待しすぎちゃってたのかも。
そういう意味では(当たり前だけど)ヨーロッパ企画度が薄くて、私にはちょっとがっかりだったのかも

それと、、、銀河鉄道の夜って「銀鉄」って略すのが当たり前?この芝居だけ?
私、、、すごいこれが違和感で、嫌だったんだよな~

そう、ラストのシーン、親友のレナが思いがけず死んでしまったのに、ナオがあまり
悲しんでないように見えたのは私だけ?
親友なのに?って違和感があったんだけどな。


ということで、意外にはまれなかった私なのでした。

キャストの中では、
ナオの久保田紗友さんが、生き生きと演じていてとてもよかった。
とくに最後のところはよかったな。

一番良かったのが、サツキの藤谷理子ちゃん
ヨーロッパ企画の芝居では、まだ一番下って感じの役が多いけど、ここではボス感がすごい出ててよかった。
貫禄もあったし、いつもとは違う役柄で、とってもよかった・・・
次の芝居も楽しみです。


ヨーロッパ企画の面々は、相変わらず芸達者で。でも上にも書いたけど、ラップがね。。。最高でした。

そう、あと、印象に残ってるのが、宮沢賢治役を演じた、かもめんたるのう大さん。
なんか、そのままな感じ。。。風貌が似てる?
自由な演技で、なかなかな賢治でした。


「銀河鉄道の夜」の世界観もあっての、今の時代の話。
ちょっと期待度が高かったから、うーんってとこもあったけど、
まあ、ヨーロッパ企画の単独の舞台でもないし、こういく話なんでしょう。
こちらは次の公演に期待します。

 

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ナイロン100℃ 48th SESSION 「Don't freak out」 見てきました

2023-03-27 01:22:43 | お芝居

ナイロン100℃ 48th SESSION 「Don't freak out」  ザ・スズナリ  2023.03.17 14:00~

ナイロン100℃も結成30周年。その記念公演第1弾ということで、
スズナリは超満員でした。いやあ。。。ホントにぎっしり。
階段にも人を入れてましたからね。コロナ禍後はこんなぎっしりを見たのは初めてかも。

ナイロンがスズナリだから仕方ないですけどね~

さて、話の内容ですが

「天皇がまだ神だった頃。とある屋敷の女中部屋。身を寄せ合うようにして暮らすふたりの女。
部屋の外、土間を挟んだ居間からは怒号。宿痾と向き合う家主が、冷淡な家人たちと言い争っている。
どこか遠くから、気が違った女の声。今にも死んでしまいそうな犬の遠吠え。
窓の外、庭に黒ずんだ雪がちらついている。今夜は芯から冷える。
ふたりの女中は可笑しくもない話をして無理矢理笑う。それでもかき消せぬ魂魄たちの囁き。ふたりの耳元で小さく。「怖がらないで」。」
(公式より)

ダークで闇が深いホラーな話
ある名家の屋敷の女中として働く、あめ(村岡希美さん)とくも(松永玲子さん)の姉妹。
この二人を取り巻く、屋敷の人たちは、病んでいる人たち。

屋敷の主人、征太郎(みのすけさん)は、精神病院を経営している医者だが、
本人が気が狂ってしまい、女中部屋の地下牢にとじこめられている。
くもは征太郎の愛人である。
あめには、婚約者がいたが死んでしまい、彼のことが忘れられずにいる。

征太郎の前妻、雅代(安藤千草さん)は、今は征太郎の弟、茂次郎(岩谷健司さん)の嫁となっている
二人の息子の清(新谷真弓さん)は学校でいじめられているらしい。
清の姉の颯子お嬢様(松本まりかさん)には、婚約者のソネ(尾上寛之)がいる。

この屋敷で一番力のあるのは、大奥様(吉増裕士さん)。彼女も尋常ではない性格で、
孫の清を折檻する。
そのことが原因で、お風呂に入っているときにそのまま茹で上がらされて殺されてしまう。
ここから、この家では、いろいろなことが起きてくる。

雅代は姑の大奥様からいじめられていたので、大奥様が死んだことを喜ぶが、
清がいじめられていたことから、清をいじめていた同級生を誘拐してくる。
復讐には復讐をと、
その同級生の母親に、清は殺されてしまう。

死人がでているので、普段からきている警察官が家に出入りするるが、
警察官は茂次郎とのイザコザがあり、茂次郎を殺してしまう。

葬儀屋(入江雅人さん)が出入りするようになり、彼はあめの死んだ婚約者に瓜二つ。
ほどなくあめと付き合うようになる。が、
葬儀屋は颯子と浮気をし、それをしったソネは怒って、颯子に熱湯を浴びせる

町では、奇妙な子供が生まれるようになり、伝染病にかかっているようだと。
、、実は、地下牢に閉じ込められていた征太郎が、壁の穴から、外に出て遊んでいたのだった。
征太郎はそれがもとで、伝染病にかかってしまう、
そして葬儀屋もあめによって、同じ地下牢に落とされ、二人とも伝染病にかかったまま命を落とすことになる。

名家が崩壊していく様を、見ていた女中の二人。
人々の行動を見ながら、笑いながら話す二人。
最後の高笑いが、ちょっと怖かった。。。

 

みなさん顔を白塗りしてて、、、そういえば、ケラさんでそんな芝居も前にあったな~
全体的に、セットが古い家という感じなので、余計怖い感じが。。
普通の人が出てこない芝居だし。

ケラさんの芝居だけあって、プロジェクションマッピングとかもふんだんでよかったです。
セットは、女中部屋。
そして上に地下牢のセットも出現し、なかなか見やすかった。

それにしても、ケラさんはホントに引きだしが多いな~
この手の芝居は、何段目の引き出しなんでしょうね。
「ペイジルタウン」とか「イモンド」とかと全く違う感じなんだもん。

ただひたすらに名家の影の部分が強調され、復讐に復讐が重なり、どんどんと不幸になっていく。
もともとこの家の人たちは、みんなどこか狂っていたとしか思えない。
女中姉妹が一番普通の人なのかといえば。。。そうでもなく、ラストシーンでの高笑いがホントに怖かった。。。


キャストの感想ですが、、、
とにかく皆さん、うまい人ばかりなので、、、話の内容もあいまって、なかなか怖かったです。

あめとくもの、村岡さんと松永さんは、さすがでした。
普通の掛け合いの会話とか、なにげない感じで、こういう会話するよね~って
ホントに普通の会話なんだけど、でも、やっぱり二人の狂気も出ていて。
最後の高笑いにつながる会話とかも、ちょっと怖かったです。


葬儀屋の入江さん
存在感抜群でしたね。得体のしれない、一癖二癖ありそうな人を演じたら、最高です。


お嬢様のまりかさん
思ったより出番は少なかったんだけど、熱湯をかけられて顔をやけどしてしまうとこは狂気でした。
だけど、ついつい「妖怪シェアハウス」のお岩さんを思い出しちゃって・・・
声が通るから、芝居向きですね。またほかの舞台でも見たいです。


それから、
ソネ役の尾上さん
狂気に転じるところ。。。怖かった!!
普通のいい人だと思ってたのに。。。


ナイロンの方々は、やっぱり芸達者で、見ごたえありました。
そういえば、イヌコさんと大倉さんがいなかったな~

しかし、、、ケラさんってすごいな~としみじみ・・・

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