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もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「そのいのち」見てきました

2024-11-29 00:14:08 | お芝居
ちからわざ第13回公演「そのいのち」 世田谷パブリックシアター 2024.11.17 13:00~

佐藤二朗さんの脚本で主演が宮沢りえさん。
なかなかすごい組み合わせじゃないですか~ということで、チケットゲット。
なかなか行ける日がなくて、東京の千秋楽になってしまいました。

中村佳穂さんの「そのいのち」という楽曲にインスパイアされて、佐藤二朗さん本を書いたそうです。
その楽曲を知らないので、、、何ともいえないのですが。

話の内容は
「マンションのキッチンで煙草を吹かす至って平凡な女性、山田里見(56)。彼女は介護ヘルパーである。新たな雇い主である相馬花(24)は障がいを持っている。花は動物ライターの夫・和清(45)とペットのウサギ「スケキヨ」と一緒に暮らしていた。要介助の妻と歳の差夫の関係はどこか奇妙ながらも幸せそうに見えた。
ある日、花の母・瑠依(44)とその再婚相手の悟(42)、息子の圭祐(10)が訪ねてくる。上辺は取り繕っていても実の親からも、世間からも見放されている花にシンパシーを感じていく里見。優しい時間の中で、花も徐々に里見や和清に自分の気持ちを吐露していく。しかしある出来事をきっかけに、穏やかだった3人の関係が徐々に狂い始めていく。そしてその先にあった驚愕の秘密…。浮かび上がる「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」。それを前にした時に、3人が選んだ衝撃の結末とは…。」(公式より)

障がいを持っている人の役は、キャストに本当に障がいを持っている方が演じてました。
そういうお芝居を観るのは初めてだったので、ちょっとびっくりしてしまいましたが。

話の始まりは、静か。
障がいをもつ相馬花(上甲にかさん)とその介護ヘルパーの山田(宮沢りえさん)の日常生活から。
花の夫は動物ライターをしている和清(佐藤二朗さん)。
花の賠償金で、住みやすい家を建て、ペットのウサギの「スケキヨ」と、中庭のリンゴの木と。。。平和に暮らしているように見える。
和清はなかなかけたたましい。大げさな物言いや、一人でのノリツッコミ。

だんだんと登場人物の人となりがわかってくる。
和清はリンゴが大好きで、食べ過ぎるため1日に3個までと花によってきめられている。
リンゴが好きな理由は、刑務所にいたときに、それを食べると甘くてほんとにおいしかったかららしい。
山田はもともと薬剤師だったが、最近、この家で介護ヘルパーを始めたらしい。
花はお風呂にはいるのがあまり好きではない。。。そして、いつも競馬で同じ馬ばかり買っている。

ある日、花の母と再婚相手、そして息子が訪ねてくる。
普通に会話をしているが、障がいをもつ娘を、疎ましく感じていることが言動から伝わってくる。
それは花もわかっているだろうし、ヘルパーの山田にも伝わっている。

花と和清は年の差もある。結婚は賠償金目当てかとも思われるが、和清は花を愛しているという。
二人は体の関係はなかったが、花は和清にねだり、そして和清によって「感じる」体験をする。
それを見た和清も大声をあげて泣くのだった。

芝居の最初から「その日」の●●前とか表示されていて「その日」は何かと思っていたが、
ついに「その日」がやってくる。

山田には、ダウン症の男の子がいた。その子が7歳のとき、15歳だった和清は弱者を虐待するということで
殺してしまったのだった。和清は、自分より弱いものを痛めつけるという性癖があって、急に大声をだしたり騒いだり、
急に攻撃的になったりするのは、ある種病気なのだろう。
山田は和清が出所して、それから、罪滅ぼしのためか、障がいをもつ花と結婚したということを聞き、
介護ヘルパーとしてきたのだった。それは復讐のためだった。

花の「この人は私にとって必要なの」との叫びも振り切り、山田は和清を刺し復讐を果たした。
和清は心の底では、障がいを持つ花のことをさげすんでいたから。。。

それから。。。
花はこの家を出て、やさしい継父とともに、母と継父たちの家に引っ越すことに。




介護士の山田と和清には何かあるとは思っていたけど、まさかそういう間柄だったとは。
そして最後の悲劇に、息がとまりそうでした。
和清は最初から何かおかしい、というかどこか壊れている人だったけど、
自分より弱いものを必要以上に攻撃するという性格は、それは15年たっても何も
変わってなかったということ。
障がいをもつ花と結婚したのも、そいいう性格だから、優位に立てるという気持ちがあったのだろうか

ゆがんだ関係ではあったけど、最後、花が新しい生活に出発するのを見て、
きっと花はこのあと幸せに穏やかに暮らせるといいなと思いました。

そして山田さんは復讐を遂げられて、ほっとしたのだろうか・・・・・

佐藤二朗さんって、福田さんの舞台とかドラマとかで、アドリブだかなんだかわからない演技で
めちゃめちゃ笑わせてくれるという印象だったけど、こういう作品をつくるとは、意外と越えて
衝撃的でした。
そして、うさぎのスケキヨが前半は特に癒してくれました。
本物の動物が出てるってすごいな・・・・ちょこちょこ動いてるのが可愛かった。


そしてキャストの感想

山田役の宮沢りえさん
本物の介護ヘルパーさんみたいでした。
すごく抑えた演技でだからこそ、最後の復讐劇がグッときました。
淡々と仕事をし、和清にも必要最低限のことしか言わない姿。
すべてがわかったあとで、心に復讐心を秘めてたからだと思うと、ちょっと怖かったです。

和清の佐藤二朗さん
登場してからの、自分のおなかがメタボな話とか、いつものごとくで笑わせてはいたけど、
だんだんと、それも狂気なのではと思わせるような演技だった。
静かな話し方をしているときも、怖さを感じるような・・・さすが二朗さんでした。

花役の上甲にかさん
障がいをもっておられるから、演技も大変だったと思うけど、そのままの姿で
とても良かったと思う。途中途中で「そのいのち」の歌詞をしゃべってたけど、
呪文のようにきこえ、あとから考えるとちょっとホラーチックだったかも。。

東京公演の千秋楽だったので、カーテンコールでは、このあとの地方公演で花を演じる佳山明さんも登場された。
佐藤二朗さんがあいさつ。
宮沢りえさんにオファしたときは、ほんとに出てくれるとは思わなかったそうです・・・

緞帳が一度閉まってから、再度のカテコでは
宮沢りえさんも挨拶されました。

なかなか、すごい芝居だったなというのと、佐藤二朗おそるべしというのが、一番の感想でした。
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ミュージカル 「グラウンドホッグ・デー」 見てきました

2024-11-19 00:25:39 | お芝居
ミュージカル 「グラウンドホッグ・デー」 東京国際フォーラムホールC 2024.11.13 18:00~

久しく福田さんがらみの芝居(テレビも)見てないな~と思って、久々に笑おうと思ってチケットゲットしました。
演出福田さんしか考えずに行ったんだけど、めちゃくちゃ客層が若くて、、、、若い女子が多く。
そっか~主演がWESTの桐山くんか~とここで初めて納得(汗)

桐山くん??あ!「泣くロミオと怒るジュリエット」の主演の桐山くんね~と・・・とても良い演技だったことを
思い出し、期待度大になりました。

グラウンドホッグ・デーって何?って思ったら、
「アメリカやカナダで2月2日に冬眠から目覚めた大きなリスの一種であるウッドチャック(別名グラウンドホッグ)の動きで、春の到来を予想するお天気占いの行事。昨今は、大勢の観衆のもと開かれるイベントになっている。」
だそうですね。初めて知りました。

話の内容は
「傲慢で自己中心的なテレビの人気天気予報士フィル(桐山照史)は、「グラウンドホッグ・デー」の実況中継をするため、アソシエイト・プロデューサーのリタ(咲妃みゆ)、カメラマンのラリー(川久保拓司)と共にペンシルベニア州のパンクサトーニーにやって来た。
今年もフィルは退屈な田舎町で行われるお天気占いの中継に文句たらたら。午前6時、グラウンドホッグ・デーを告げるラジオのDJの声で目を覚ましたフィルは、民宿のおばさんや、通りで出会った高校時代の同級生ネッド(戸塚純貴)にも不機嫌な態度で、町の広場へ向かう。
そっけなく中継を済ませ、仕事を終えたフィルたちが町を後にしようとした時、吹雪が町を襲い、道路は閉鎖され電話も不通という事態に見舞われ、やむなくもう一泊することになる。
夜が明け、朝がくると午前6時。昨日と同じようにDJはグラウンドホッグ・デーを告げていた…!民宿のおばさんは昨日と同じあいさつをし、通りで同級生ネッドに会い…、何もかもが昨日と同じ。そしてまた吹雪にあい、道路は閉鎖され、町に閉じ込められ、また一泊…。夜が明けるとまた午前6時。今日も同じ1日が始まる…。
フィルは自分だけが永遠に同じ2月2日を繰り返していることに気づき、仲間たちに打ち明ける。フィルたちは、本当の明日は永遠にやって来ない!であれば食べても太らない!飲んでも二日酔いにならない!と、この特権を利用して大暴れ。ある時は町で出会ったナンシー(豊原江理佳)と一夜限りの遊びを楽しんだり、ある時はリタを口説いてみたり、やりたい放題の1日を過ごしていくが……」


のっけから、いきなり福田さんっぽい演出で。フィルの性格がわかるように、ある番組のお天気コーナーの場面だったけど、
アドリブ満載っぽくて。。。これ、もし全部台本通りだったらすごいよな~と。
そこから、フィルの長い長い、、、2月2日の出来事に移っていきます~

あらすじの通りの話で、フィルは何をしても2月2日から抜け出せない。
途中からやりたい放題を過ごし、警察につかまってももとに戻っちゃう。
気になっているアシスタントプロデューサーのリタを口説くことにも何度も失敗。
嫌になって、自殺を図ってみても、結局2月2日の朝を迎えることに。。。

リタに事情を話してみたフィル。そこから、気を取り直して、今までの傲慢な態度を変え、
人に親切にし、ピアノを習ってみたりと前向きに過ごしていく。
町で倒れていた老人を救うことには失敗したけど、その気持ちにみんなが理解し、ついていくようになる。
そして、、、ついにリタを口説くことに成功。

2月2日、一夜をともにして、、、目が覚めると、リタが隣にいて、2月3日になっていた。
フィルは無限ループから脱却できたことを喜んで。。。。幕

そんな感じのお話でした~

最初フィルの場面。。。アドリブなんだか、とにかく内輪受けっぽいのが多かったし、あと長かったのでちょっと辟易してたんですが、
だんだんと面白くなってきて、ほっとしました。
この調子でずっと行ったら飽きちゃうな~と思ったもんで。
ただ、途中WESTネタがあったみたいなんですが、そこは私はさっぱりでした。
お客さんたち、めっちゃ受けてたから、桐山くんのファンがすごく多かったんでしょうね。(直人ファンとして気持ちはわかる)

でもテンポもよかったし、歌もよかったし、楽しいミュージカルでした。

だけど、、、ずーっと一人だけ同じ日を過ごすことになったら、、、もう抜け出せないのではと思ったら、
最初は驚いて、困惑して、悩んで、途中破れかぶれになって、楽しんで、でも絶望してって、気持ちわかるな~

ヨーロッパ企画とかで、2分だけループとかあったけど(映画のリバーね、、、)1日だからなあ、、、
それに、リバーはみんなが2分前に戻っちゃうっていう設定だったからね。

何度も2月2日の場面をやるんですが、、、
通りであった高校の同級生ネッド(戸塚くん)とのやりとりは、ほんとに自由でアドリブ満載だったようで、
毎回桐山くんが戸塚くんに無茶ぶりをするという。。。お決まりなんですね。
この日は、途中、バク転をやらせようとして、、、大騒ぎになってました
戸塚くん、エンターテイナーだからなあ。笑った笑った。。。ある意味ここ見せ場ですね。

歌もダンスもかっこよかったし。。。タップもやってたね。
リタ役の咲妃みゆさんも、さすがの歌声でした。
あと川久保さんもいい味だしてたなあ・・・あの銀ラメのスーツには笑ったけど。

福田さんの芝居だけあって、楽しくてたくさん笑って、私は満足でした。
そう、笑おうと思ってチケットゲットしたんだし、目的達成。

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「セツアンの善人」 みてきました

2024-11-13 23:53:57 | お芝居
「セツアンの善人」 世田谷パブリックシアター 2024.11.03 13:00~

recriって聞いたことありますか?
チケットのサブスクで、登録すると(もちろん会費あり)、チケット診断にあったチケットを月1枚
送ってくれるというもの。登録時に自分の嗜好を入力しておきます。
その後のアンケート(診断)で、たとえば「流行は押さえておきたい」とか「考えさせられる作品が好き」とか
答えていくと、その人にあったチケットを選んでくれるんです。

今回初めてそのrecriで選ばれて送ってもらったチケットが、この「セツアンの善人」でした。
白井さんの演出はいくつかは見てますが、そこまで好みではないので、この芝居はチケット取りにいかなかったんですよね。
キャストもそこまで惹かれなかったし。。。

でも、なかなか面白い作品でした。ブレヒトの作品で、いろんなキャストで何回も上演されてきたものなんですね~

あらすじは
「善人を探し出すという目的でアジアの都市とおぼしきセツアンの貧民窟に降り立った3人の神様たち(ラサール石井、小宮孝泰、松澤一之)は、水売りのワン(渡部豪太)に一夜の宿を貸してほしいと頼む。ワンは街中を走り回って神様を泊めてくれる家を探したが、その日暮らしの街の人々は、そんな余裕はないと断る。ようやく部屋を提供したのは、貧しい娼婦シェン・テ(葵わかな)だった。その心根に感動した神様たちは彼女を善人と認め、大金を与えて去っていった。それを元手にシェン・テは娼婦を辞めてタバコ屋を始めるが、店には知人たちが居座り始め、元来お人好しの彼女は彼らの世話までやくことになってしまう。ある日、シェン・テは、首を括ろうとしていたヤン・スン(木村達成)という失業中の元パイロットの青年を助け、彼に一目惚れをしてしまう。その日からシェン・テはヤンが復職できるように奔走し、金銭的援助もしはじめるのだが、その一方で、人助けを続けることに疲れ始めていた彼女は、冷酷にビジネスに徹する架空の従兄、シュイ・タ(葵わかな・二役)を作り出し、自らその従兄に変装をして、邪魔者を一掃するという計画を思いつく……」

舞台美術がなかなかでした。ロビーに模型もって、手に取ることもできました。
そう、カプセルを積み上げたような部屋になってて、、、
昔の中銀カプセルタワーみたいな感じです。その部屋のいくつかに生演奏のミュージシャンの方も。




水売りのワン(渡部豪太さん)が登場し、貧民街の住人たちに水のペットボトルを奪い取られてしまう。
そこに現れた3人の神様たち(ラサール石井、小宮孝泰、松澤一之さん)
一晩泊めてほしいと頼む。ワンは街をめぐって家を捜したが、、、みんなそのような余裕はないと断る。
そんな中、貧しい娼婦シェン・テ(葵わかなちゃん)が神様を泊めてあげるのだった。
3人の神様はお礼にシェン・テにたくさんのお金を与えて去っていく。
シェン・テはそれで、タバコ屋の店を手に入れ、商売を始める。

が、あまりに善人であるシェン・テは、知り合いの大人数の家族に居つかれ、商品のタバコを勝手に取られたりするのに、彼らの世話をしてしまう。結局タバコ屋の家賃も払えないようになってしまう。
ある日死のうとしていた、元パイロットの青年ヤン・スン(木村達成さん)を助け、二人は恋人どおしになる。彼がまたパイロットになれるためにと、お金の援助もはじめるようになり、さらに困窮。疲れ果ててしまう。

そこで、彼女は冷徹な従兄シュイ・タ(葵わかなちゃん・二役)という架空の人物を作り出し、シェン・テを救おうとする計画をたてる。
シェン・テの家に住み着いていた家族を追い出し、タバコ工場を始めることにする。
シェン・テにたかっていた家族はそこで働き始め、タバコ工場は軌道にのってどんどんと大きくなる。ヤン・スンもここで働いているが、うまく立ち回り工場の責任者となっている。しかしシュイ・タはあまりに冷酷であるため、従業員たちは不満を持ち出す。そして従妹のシェン・テはどうしたと言い出す。シュイ・タがシェン・テを殺して財産を独り占めしようとしているのではとなり、裁判を起こされてしまう。
シェン・テはヤン・スンの子供を身ごもっていたので、だんだんとシュイ・タに成り代わることが厳しくなってきて。。。

裁判が行われ、裁判員は3人の神様。シェン・テはすべてを明らかにする。生きていくためには善人でばかりはいられなかったと言う。
そしてどうすればよいのか?と神様に問うが・・・
神様たちは、シェン・テの懺悔の言葉を聞いて、やっぱりシェン・テは善人だったと安心し、行ってしまった。

さあ、ここからどうなるの?と思ったら、
長老の隣人が前に出てきて「こんな終わり方でよいのでしょうか?何も解決していません」みたいなことを言い出し、
「解決していないのはわかってますが、あとは皆さんにお任せします」というような無責任な(笑い)挨拶をして幕。

いろいろと突っ込みどころはあるんだけど、
あまりにいい加減な神様たちと、あまりにいい加減な終わり方であっけにとられました。
でも、話自体は面白いし、私たちの胸にグッと刺さる問題提起だし、見ごたえはありました。
善人で居続けるのは難しい、、、どこかに無理が生じますよね。
そして善人とは何か・・・・他人が困っているときに、自分を犠牲にしても手を差し伸べる人?ってことですかねえ。
だけど、その他人のことを思えば、そこで援助しなかったり、突き放したりすることが大事なことも
あるんじゃないかなあとも思うし、なかなか難しいです。
シェン・テは悪意を持って頼ってくる人を見抜けないという問題を持っているとも思ったし。
私は、、、個人的にはシュイ・タの方が好きだったりします・・・

生演奏はやっぱりいいです。で、葵わかなちゃんはたくさん歌ってたけど、めっちゃ歌がうまくてびっくりだった。
声もすごくいいし。ミュージカルとかもやってるんだろうか?
あと、演出で、最初にワンがみんなに取られてしまった水のペットボトル。。。それを回収せずに、ずっとそのままに
なっていて、それが新鮮でした、だから、ときどききゃストが踏んだりして、音が鳴るのが面白かったです。

さて、キャストの感想ですが、
シェン・テとシュイ・タの二役の葵わかなちゃん
上にも書いたように、歌がめっちゃうまかった。声も伸びてたし、すごくよかったです。
ただ、、、二人の演じ分けがやっぱり難しいんでしょうね。
仮面をかぶって衣装を変えただけだと。。。うーん。あんまり背も大きくないし男性には見えずらい。
でも男装のシュイ・タの方が、声の出し方とかしぐさとかは良かったと思ったんですよね。
もう少しシェン・テの方が可愛い感じで演じてればな~と思いました。

ヤン・スンの木村達成さん
三条天皇じゃないですか・・・それはいいんだけど、もっと歌ってほしかったな~
思ったより出番が少なかったけど、でも普通に演じてられたなと。
そんな感じの感想でした。

神様の3人
小宮さんを久々に拝見しました。ってか、ラサール石井さんもいたので、
松沢さんが渡辺リーダーなら赤信号じゃないか!なんて思っちゃった。
この3人のコミカルで無責任な感じ。。。私は好きでした。いい味だったな

ワンの渡部豪太さん
途中、舞台下に隠れてたりするんですよね。すごいね。疲れるよね。
めっちゃいい味で、私は好きでした。

それと、キャストの名前はわからなかったんですけど、
大家さんでシェン・テの秘密を知ってる女性を演じてたあめくみちこさん
すごくよかったです。ちょいちょい心配そうにのぞいてたり、シェン・テのことを
心配しながらも、黙ってみてるという表情がよく出てました。
神様もこういう人を評価してくれればよいのにね。

初めてrecriで芝居に行ったけど、なかなかいい芝居をチョイスしてもらって
よかったです。
12月はいろいろ忙しいので、パスしたんだけど、11月はもうチケット持ってるので
それは楽しみにしてようっと。絶対、普通自分じゃ買わないような芝居だから。

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「ピローマン」見てきました

2024-11-12 00:47:37 | お芝居
「ピローマン」   新国立劇場小劇場 2024.10.17 18:30~

成河さん主演のイギリス劇作家マーティン・マクドナー作の戯曲。
まっちゃんこと、松田慎也さんが出演されるので、チケットをゲット。行ってきました。

会場はセンターステージで、観客席が対面形式。満席でした。

あらすじですが
「作家のカトゥリアンはある日、「ある事件」の容疑者として警察に連行されるが、彼にはまったく身に覚えがない。二人の刑事トゥポルスキとアリエルは、その事件の内容とカトゥリアンが書いた作品の内容が酷似していることから、カトゥリアンの犯行を疑っていた。刑事たちはカトゥリアンの愛する兄ミハエルも密かに隣の取調室に連行しており、兄を人質にしてカトゥリアンに自白を迫る。カトゥリアンが無罪を主張する中、ミハエルが犯行を自白してしまう。自白の強要だと疑うカトゥリアンは兄に真相を問いただすが、それはやがて兄弟の凄惨な過去を明らかにしていく......。」
(公式より)

キャストの熱量が、ものすごく伝わってくる芝居で、特に成河さんと木村了さんの演技がすさまじかったです。
話の内容的には、ヒリヒリするような、やるせないようなものでした。
1幕2幕ともあっという間、スピード感ある芝居でした。

話は取調室から。作家のカトゥリアン(成河さん)が警察に連行され、トゥポルスキ(斉藤直樹さん)とアリエル(松田慎也さん)の
取り調べを受けている。が、カトゥリアンはなぜ自分が連行されてきたかがわかっていない。
二人の刑事が担当している事件は、カトゥリアンが書いた物語の内容に似ているので、彼を疑っている。
彼の書く作品は、子供が虐待されるようなものが多いようだ。
刑事は知的障害のある兄のミハエル(木村了さん)も連行し、ミハエルが犯行を自供したとカトゥリアンに告げる。
ミハエルのいる部屋に行き、拷問していたアリエルの手が血にまみれていたことから、カトゥリアンは不安になる。が、刑事は
ミハエルが昔から聞いていたカトゥリアンの物語をそのまま実行しただけという。

場がかわり、カトゥリアンの子供のころ。両親と一緒にいて、物語を、それも幸せな物語を書くのが好きな子だった。
夜になると隣の部屋から聞こえてくる物音、それも誰かを痛めつけているような拷問のような音がするようになり、
カトゥリアンはだんだん暗い物語を書くようになっていった。
ある日、1枚のメモがあり、カトゥリアンの両親は、彼を作家にするための実験として、兄弟を毎晩拷問しているというもの
だった。しかし、隣の部屋をあけると両親がいるだけだった。
それから何年かしてカトゥリアンがその部屋に行くと、兄の死体を発見。死体の手には、カトゥリアンが書くよりも素晴らしい小説が。
・・・と、カトゥリアン本人が、これは後から書いた話だと言い、
実際は隣の部屋には、生きている兄を発見。カトゥリアンはその夜、兄への虐待の復讐で、両親を枕で窒息死させた。

また、場が変わり、カトゥリアンとミハイルは、警察の牢にいる、カトゥリアンは拷問をされたあと。ミハイルは拷問はされていなく、アリエルに頼まれて叫んでいただけだったという。
カトゥリアンは自分の作品「ピローマン」を話す。この話は、枕でできた男が、子供たちの未来が見え、そしてひどい未来になることが分かった子供には、子供のうちに自殺を促すという話。ミハイルは「小さなキリスト」の物語を聞いて、そのとおりに子供を殺したという。そして自分が好きな話は「小さな緑のブタ」だといい、それを読んでほしいと兄に懇願する。
子供たちを殺してしまったミハイルは、処刑されるだろうと思ったカトゥリアンは、「小さな緑のブタ」の話をしてミハイルを寝かせ、そして処刑の苦しみから救うために、ミハイルを枕で窒息死させた。

カトゥリアンは自身が書いた物語の「小さなキリスト」の話をする。
ある少女は自分がキリストの生まれ変わりと信じている。親は困り、少女を十字架にかけて、3日以内に復活できるように埋めるが、復活はできなかったという話。

カトゥリアンはアリエルとトゥポルスキとともに取調室にいる。トゥポルスキは両親とミハイルの殺人、および3人の子供の殺人について記録をかかせている。アリエルは拷問の準備をしている。残虐なアリエルは、子供のとき、父親に暴行を受けていて、その父親を殺してしまった過去があったのだった。。
トゥポルスキはカトゥリアンに3人目に殺した子供のことを聞く。「小さなキリスト」のとおりに殺したという子供のことだが、子供を埋めたとき、その子が生きていたかどうかをカトゥリアンは答えられなかった。カトゥリアンが殺害に係っていなかったのでは、ひょっとしてまだ生きているのではと、アリエルは急いで出ていく。
その間トゥポルスキは自分が作った話をカトゥリアンに聞かせる。その話は耳の聞こえない少年が、近くの塔から見ている人のおかげで列車に轢かれずに済むというような話。
そうしいていると、アリエルが生きていた少女と戻ってくる。
結局、カトゥリアンは刑事からの質問で、この事件にはかかわっていないことがばれてしまう。
刑事たちは、両親とミハイルを殺した罪で、カトゥリアンを処刑することにする。カトゥリアンは自分の書いた小説を保存するという条件で、すべての罪を認めるという。カトゥリアンは処刑されるが、アリエルは小説を燃やさないことにする。

ちょっと最後の方があやふやになっちゃったけど、こんな感じのお話でした。
ずっと、緊張感が半端ない芝居でした。とにかくキャストの皆さんがすばらしかったです。

カトゥリアンはなんで、あーいう物語ばかり書くんだろう、、、ミハエルへの虐待があったからとはいえ、心が痛い話ばかり。
でも、芝居のタイトルでもある「ピローマン」は考えさせられる話で、虐待を受けている子供の前に現れるピローマンは、この子が将来も幸せになれないなら、今の苦しみから救うために、子供が寝ている間に自分の体で、子供を窒息死させてくれるというもので。
その子にとっては、その方が幸せなのかと考えさせられてしまう。
ミハエルも、殺人の罪で拷問を受けるなら、自分が殺してしまおうと思ったカトゥリアンはピローマンなんだろうなと。

キャストの感想
カトゥリアンの成河さん
ほとんど出ずっぱりなのに、最初から最後まで、ものすごいエネルギーでの演技。すばらしいです。
あのセリフ量をよどみなく話すのにも感動。
やっぱりすごい役者さんですね

ミハエルの木村了さん
ちょっと頭の弱い兄のミハエル。その姿をしっかり演じてらっしゃいました。
そして汗だくでの演技。成河さんとの二人でのやり取りは、見ていて胃が痛くなるようなものだったけど、
でも、すばらしかった。カトゥリアンが読んでくれた話だから、それは行動に起こさなければと思っちゃうっていう
思考はわからないけど、それが当たり前と考えるミハエル。だけどカトゥリアンとの関係は友好で。
あんな両親でなければ、兄弟仲良く過ごせていたんだろうな~と思えるほっこりした感じもありました。

トゥポルスキの斎藤さん
アリエルと比べて「静」の部分を受け持つ トゥポルスキだけど、けっこう強圧的な言い方で取り調べるし、
この人もなんか過去があるんじゃないかと思えるように演じられてました。
でも、あの列車の話は、、、変だよね~この人もやっぱり変人だわ、、、って思えちゃった。

アリエルの松田さん
2列目だったので、松ちゃんでかい~ってのが、登場してきてすぐの感想でした(笑い)
何か心に闇を抱えてるがために、激情的になる刑事さん、ちょっと怖かったよ。でかいから(汗)
すぐに拷問しようとするし、直情型の人をしっかり演じられてて、よかったです。

そうそう、直人も見に行ったみたいですね。後輩松ちゃんの芝居ってことだし。
もし、私と同じ日で、対面の客席だから、向こう側に座ってることがわかったら、、、きっと
芝居どころではなかったかも(汗)



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ヨーロッパ企画第43回公演 「来てけつかるべき新世界」 見てきました

2024-11-07 21:58:46 | お芝居
ヨーロッパ企画第43回公演 「来てけつかるべき新世界」 本多劇場 2024.09.25 19:00~

岸田國士戯曲賞を受賞したこの作品の再演。。。これは楽しみです。
2016年の初演はもちろん見ています。
その時の感想はこちら

まず見終わった感想。。。。
いろいろと進化してる(笑い)。少しだけ内容が前後したりしてる。でも大筋は同じ。
そして。。。面白い。いやあ~細かいとこもいろいろ面白い。
それと、この日はちょっとトラブルがあったけど(キャストは動揺してたらしい)普通に進行されてました。

キャストはですね。
初演から変わったところ。。。
歌姫は西村直子さん→町田マリーさん(客演)
「きて屋」のお父さん 角田貴志さん→板尾創路さん(客演)
理容店経営 本多力さん→岡田義徳さん(客演)
コインランドリー経営 福田転球さん(客演)→角田貴志さん
そうだ、理子ちゃんはこのときはまだ客演だったんだ。
あと、客演の金丸さんは、今回も同じ役どころ・



あとは基本同じだったかなあ。5話にわかれている。

話の内容も基本的には同じ。理子ちゃん演じるマナツが進行も。

1話目はドローンのお話。
初演から8年がたち、ドローンも進化。
大阪もドローンで宅配が普通になってきてる。
「きて屋」の店先のあれこれは、変わらず。。。
歌姫は歌い終わると、アプリをダウンロードして~とか言ってる。
相変わらずおっちゃんはソースを二度漬けしようとして、マナツに怒られてる。
「きて屋」は食べログの評価がよいらしく、客がやってくるが、常連客と喧嘩になり、、、
食べログの評価を下げてやると言って帰っていく。。。それにはマナツが常連客に激怒。
そこに、酒井さんテクノのドローンが、、、モニタには酒井さんのお顔のはずだったんだけど、
この日のトラブル、、、、お顔が映らない。。。でも声は酒井さん。
単なるモニターのドローンになってた、、、テクノは串カツを買いにきたらしい。
阪神が優勝して、道頓堀に飛び降りるファンの映像をドローンが映し出していた・・・

そして2話 ロボットの話。
「きて屋」の向かいにあるコインランドリー屋。ここの主人のワカマツは野良ロボットと仲良くなり、パトローと名付ける。
このロボットは、歌姫が窃盗ドローンに盗まれたビリケンさんを取り返してくれたり、家の周りのパトロールを
してくれたりしている。
ホームレスのトラやんが壊れたパトローを持ってくる。バットで壊してしまったと。ワカマツは激怒。
そこにもう一台パトローと同じロボットが現れる。
テクノがクラウドで保存していたデータを別のロボットに移し替えたので、これがパトローだと。
ワカマツは新しいパトローと心を通わせる。。。
帰ってきたワカマツの息子キンジとともにクリーニング屋で暮らし始めるのだった。
第2話はちょっとほろっとする話。。。
そう、テクノ本人が現れる。。。。ほんとに存在してたんだと感動するおっちゃんたち
そしてなんと。。。テクノはマナツにプロポーズ。表参道に連れて行こうとする。

3話目はAIの話
AIもロボットもどんどんとちまたに侵食してきている。
マナツは串カツを揚げるロボットを導入しようとしている。テクノとの結婚で東京にいくことを考えているのか、ずっと
「きて屋」にいるわけではないからと。。。。
常連のおっちゃんは、テクノがAIのチップをはめ込んだ炊飯器と将棋対決をする。が。。。おっちゃんは惨敗。
テクノはさらに、相手の将来を解析できてしまうアプリを開発していた。キンジが炊飯器を持つと価値があがる。
キンジはAIに命を吹き込まれた炊飯器を相方にした漫才を始める。炊飯器の鋭い突っ込みに
爆笑の連続となる。
マナツはテクノと結婚をやめて、幼馴染のキンジと結婚することにする。

4話はVR
マナツとキンジはハネムーン。。。だが、それはVR。ずっと座りっぱなしでVRを見てただけ。
「きて屋」のとなりの理容店のおっちゃんは、VR界の恋人リンネちゃんに夢中になって、現実を忘れてしまっている。
現実では更地の場所もゴーグルをつけると繁華街になっていて、そこにリンネちゃんもいるらしい。
テクノはまた暗躍。歌姫のアバターをVR界につくろうとするが、アバターではなくて同じ人格を作ってしまう。
歌姫は現実界とバーチャル空間と二つ複製されてしまう。バーチャル空間の歌姫は自分は本物だと言い張り、
SNSを更新したりやりたい放題。現実界にも行こうと、クローン人間を購入していた。
理容店のおっちゃんは、さらにすごいことになっていた。リンネがいろいろな電化製品に乗り移り暴走を始める。
ネットワークがつながっていれば、どこにでも入り込める。最後は電化製品たちが人形のような形になって
おっちゃんを襲っていた。

最終第5話
マナツの亡くなった母チナツのデータはバックアップされていた。
チナツは今ペテルギウス座にいるという、すべてデータ化されていてネットの世界からマナツのことを見守っているという。
チナツは「きて屋」のロボットに乗り移って揚げ物を始める。。。

で、終了。

上にも書いたけど、8年前より、世の中の進化に合わせて、話の内容も出てくるものも
いろいろ進化してた。。。
テクノロジーが進化したことによって、弊害もいろいろ出てきてるけど(これから出てきそうなものも含めて)
それも含めてしっかりと描いてるのがいいな~って思いました。
4話の歌姫の人格が複製されてしまうとか、理容店のおっちゃんの話とか、あと50年後には実際に起こりそうな気もする。

マナツの母のチナツも、データがすべてクラウドにあるから、通天閣に乗り移って、普通にマナツに話しかけられる。
クラウド上に亡くなった人のデータ(記憶や感情その他もろもろ)を残しておけば、いつでもその人の人格が
復活できるようになるんだろうか。。。それはそれで怖すぎる気もするけど。
ただ、、、マナツやお父ちゃんにとっては、忘れられない大事なお母ちゃんだから、自分たちのことを
見守ってくれているってだけでうれしいんだろうな。

キャストの感想

やっぱりこの芝居はテクノの酒井さん
トラブルもあったけど、この役の酒井さんはめっちゃ生き生きしてると思います。
きっと心の中は、なんでモニターに映らないんだ!がいっぱいだったと思いますが。
小道具大道具、IT機器その他も含めて最高の酒井さんでした。
てか、初演よりマナツにぞっこんだったよね。

お父さんの板尾さん
板尾さんが、ヨーロッパ企画にいるのが、なんか不思議。
それもいつも2階からうだうだいってるだけ。
だけど、すごい存在感なのはなぜ?こういう、お父ちゃんいるよね~
って、リアル感満載でした。

理容店のおっちゃんの岡田さん
岡田義徳さんも、ここで見るのが不思議。。
それも理髪店のおっちゃん。初演のときはパーマ屋だったような。それも本多さん。
4話は岡田さんのターンで、VRにがんじがらめになってる姿が笑えました。
また、ぜひぜひ客演してください。

マナツ役の理子ちゃん
初演のときはまだ劇団員じゃなかったんだよね~
すっかり主役様になってました。
今回はストーリーテラーも。。。声が通るからとてもよかった。

コインランドリー屋の角田さん
転球さんに当て書きだったのね。。。だからおまけトークショーでコインランドリー屋の
間口が狭いんだよって。。。笑えた。
転球さんとは違うお父ちゃんよかったです。

歌姫の町田マリーさん
マリーさん素敵だった~
もっと出番があればよかったけど、、、、VRに乗っ取られたマリーさんもなかなかでした。

キンジの金丸さん
初演と同じ役。はまり役。炊飯器と漫才(笑い)
毎回書いてますが。。。そろそろ劇団員になっちゃって~

他のヨーロッパ企画の団員さんたちは、相変わらず適材適所でよかったです。

この日あったおまけトークショーで、、、ドローンのモニターの画面が映らなかったとき、
皆さんめっちゃ動揺したらしく、石田さんはセリフが飛んだりしてたそうですが、
見てる方はわからなかったです。
炊飯器のAIが動くか、芝居しながらめっちゃ心配してたそうです、こっちは大丈夫でよかった。
こういう機械をたくさん使っていると、いろいろトラブルありますよね~
でも、皆さん流石でした。見てる方は、アクシデント回が見れて、ちょっと得した気分でした。
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いのうえ歌舞伎「バサラオ」 見てきました。…アップ忘れてた

2024-10-31 23:28:57 | お芝居
2024年劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎「バサラオ」 明治座 2024.9.12 14:00~&9.16 14:00~

いのうえ歌舞伎ってだけで、絶対見に行きたい案件なのに、主演が生田斗真、中村倫也だって?
で、古田先輩も出るって?
これは行かないといけない!!
とりあえず、キューブさんで1枚確保して、もう1枚何とか。。。と思ったけど、これがまた激戦。
A席ねらいで何とかもう1枚確保できました。・・・二日見に行くことができてうれしい~

明治座ですからね、のぼりもたってて、わくわくしました。










まずの感想ですが、
めちゃくちゃ面白かった。新感線はいつも面白いのですが、今回は特に。。。最高に面白かったです。
見に行けてよかった~
4時間弱の長い舞台ですが、あっという間でした。
今年見に行けたお芝居の中で(今のところですが)一番です。

ということで。。。感想を。

まずはあらすじ
「幕府と帝が相争う、混乱そして裏切りの時代。
島国「ヒノモト」に生きる男が二人。
幕府の密偵を足抜けし、逃亡していたカイリ(中村倫也)は、〝狂い桜〟の下、麗しき顔で女たちを従えたヒュウガ(生田斗真)が催す〝バサラ〟の宴に出くわす。
そこにやってくる幕府の役人たち。ヒュウガに惹かれ家を出た女たちを連れ戻そうとするが、女たちは嬉々として役人に斬りかかり、散っていく。それを平然と眺めるヒュウガ。
「俺のために死ぬのは最高の至福。それを邪魔する幕府はつぶせばいい」。
その言葉に驚き、惹きつけられたカイリはヒュウガの軍師になることを決意。二人は咲き乱れる〝狂い桜〟の下で手を結ぶ。
一方、鎌倉では執権・キタタカ(粟根まこと)に、女大名・サキド(りょう)がヒュウガの成敗を申し出ていた。 京都守護への道中、サキドはヒュウガを斬ろうとするが、彼の瞳に魅了されて隙を見せてしまう。
そして流刑のゴノミカド(古田新太)の首を取るともちかけられ、京でミカドの首を待つと告げる。
流刑の地・沖の島にゴノミカドを訪ねるヒュウガ。ミカドを手中に収めようとした刹那、ゴノミカドの守護役・戦女のアキノ(西野七瀬)がヒュウガに矢を放つ。だが、ゴノミカドもヒュウガの瞳に魅惑され、再び倒幕の御印となることを決意。京の都に向けて進撃を開始する。
新たに始まるゴノミカドの政。その陰で蠢くそれぞれの思惑、謀りの連鎖。
「バサラの宴は続く。この俺の光がある限り」
眩しい光に飲み込まれ、美の輪廻に堕ちた者の群れ。
たどり着くのは地獄か、それとも極楽か?
〝バサラ〟の宴が今、幕を開ける――。」(公式より)


簡単に言えば、鎌倉幕府の終わり・・・南北朝時代にかけての話です。この時代も結構好きだから。。。余計面白かった。

鎌倉にある幕府は執権キタタカ(粟根さん)が実権を握っている。
キタタカの密偵だったカイリ(倫也くん)は足抜けしたいと言ったため、追われる身に。
逃げる途中にバサラの宴を催していたヒュウガ(斗真くん)に出会う。
ヒュウガは女性たちと狂い桜の下で歌い踊るが、それを取り締まりにくる幕府の役人と争いになる。女たちは役人と剣を交え
殺される者も出るが、ヒュウガはそれを見ているだけ。カイリは女たちを守ろうとするが、ヒュウガは自分のために死んでいく女たちは
幸せなことと、一切助けない。
ヒュウガとカイリは同じ村の出身で、いじめられていたヒュウガにカイリは手を出さなかったという過去がある。
二人は手を結び、一緒に戦うこととなる。

ヒュウガに手を焼いた幕府は、サキド(りょうさん)にヒュウガを倒すよう申し付ける。彼女は京都守護に赴任するため京都へ向かう道中、
ヒュウガを倒そうと襲うが、彼の顔と瞳の美しさに魅了されてしまう。
ヒュウガ、カイリはサキドにゴノミカド(古田さん)を京都に持ち帰る(連れていく)からという約束をして、隠岐の島に向かう。
途中クスマ(村木よし子さん)たち斬歌党の手助けを得ながら、そしてヒュウガはその顔でゴノミカドも魅了し、京に連れ帰る。
ゴノミカドは帝に返り咲き、幕府と朝廷の対立が始まる。
キタタカを倒そうとするゴノミカドだが、彼はさすがの曲者で、カイリとクスマにこっそりヒュウガとサキドを倒すように命じ、
斬歌党と行動を共にしていた、ゴノミカドの王子タダノミヤ(インディさん)は半ば無視。

ゴノミカドが朝廷に復帰してからは、幕府と朝廷と、そしてヒュウガと・・・周りも含めて、裏切りの連続。
誰が誰を狙っているのか、誰が誰の味方なのか。。。目まぐるしく変わる展開であっという間。戦の途中でも裏切っちゃうんだもんね。

幕府のキタカタたちは、京都の朝廷と戦おうと京へ向かうが、結局倒すことはできず、殺されてしまう。
ヒュウガはタダノミヤを鎌倉で帝としてたて、ゴノミカドと対抗する。
そしてゴノミカドも鎌倉に呼び寄せて、そして殺してしまう。
登場人物も次から次へと負傷し、退場。。。アキノは目をやられ、サキドは背骨を折られ、ゴロウザは息子を盾にされ殺される。
ヒュウガも顔を焼かれる、あの美しい顔を焼かれ、仮面をつけるようになる・・・が、案の定治ってるんだよね~

さて、邪魔者はすべて消し、幕府も朝廷もなくなって、実権を手にしたヒュウガは、あの狂い桜を京都に運ぶこととする。
天下をとったヒュウガにカイリは自分の本心を話す。カイリは自分が思いを寄せていた同郷の娘が、最初に出会ったときに
ヒュウガと桜のまわりで踊っていて、そしてヒュウガを守るために命を散らしたことを恨みに思っていたのだった。
二人の一騎打ち。。。
ヒュウガに斬られるカイリ。。ここで終わりかというところに、サキドとアキノが現れ、協力して毒矢でヒュウガを狙う。。。が。
その矢はカイリにあたってしまう。
瞬間、その矢をカイリは抜き、ヒュウガにさす。そして毒消しの薬を取り出し、「この毒消しは飲むと、命は助かるが、顔がただれる」と
告げる。。。ヒュウガはどうするか。
毒消しをカイリから奪い、口に含むが、ヒュウガはそのままその薬をカイリに口移しで飲ませるのだった。


最終的にヒュウガは死に、カイリは、、、顔がただれたまま生きるということになるんだろうけど、
カイリのその後は特になく。。。
エンディングに入ったのでした~

とにかく艶やかで華やか、
話の展開は裏切りの裏切り。。。二転三転のストーリー、全く飽きないスピード感!
長い芝居なのにずっと引き込まれてた。誰が敵か味方か、面白かった。
さらに歌や踊りやてんこ盛りで、狂い桜の宴ですね。
そして、ラストの毒消しのシーンは、色っぽかったなあ。。。生田斗真と中村倫也だからできた
シーンだったかも。。。ヒュウガは自分が息絶えても、カイリには生きててほしかったのか?
いや、それはどうでもよくて、顔がただれてもなお、生きようと思わなかったのか。
二人の一騎打ちからのこの流れは見ごたえありました。

あと、花道はないけど、キャストが通路を走り回るので、通路側の人は楽しかっただろうな~
私は1階のときは、上手側の端っこだったから、美しいお顔を近くで見れなくて残念だった。


キャストの感想
ヒュウガの斗真くん
すごくきれい、美しい、色っぽい。ダンスはキレキレ。歌もうまい。
ヒュウガが天下を取りたい目的は、自分の美を知らしめるためっていう、バカバカしいけどシンプル。
そのためには何でもやるという姿を突き詰めてましたね。さすが生田斗真。
登場シーンが上からというのも、、、なかなか。そう旧ジャニーズだもんね。

カイリの倫也くん
声がめっちゃ良い。歌も上手いそして殺陣がキレキレ。斗真との殺陣もすごい。
なんだかんだ言っても、ヒュウガのことが好きで仕方ないというのが駄々洩れ。
いろいろ理由はつけてるけど、ヒュウガと対決する理由は好きだからなのよね~と
思えるような色っぽいお芝居してました。

アキノの七瀬ちゃん
演技がめっちゃ上手くなった。発声がすごくよい。殺陣はがんばれ。
そして、顔小さい。すごく良い役。
清野菜名ちゃんみたいな感じだけど、動きのキレかな。でも、歌はそこそこかも。
自分の彼氏は殺した男の髑髏って、、、おそらく今回のキャストで一番の変態だよね。
髑髏が場面で増えたり減ったりしてたのはなんでかなと、気になったけど。

サキドのりょうさん
怖い!存在感ある。こういう役は、りょうさんか小池栄子か松雪さん?
サキド好みっていうくらい派手好きらしいけど、、、そこはあんまりそういう風には見えなかったかな。

ゴノミカドの古田先輩
存在感半端ない。結構前に出てくる役だった。久しぶり?殺陣はやっぱり、斗真や倫也に負けてた。歳のせい?
普段は関西弁のいいおっちゃんなのに、実は腹黒で、ねちっこく嫌な奴。これを古田先輩が演じるのが最高でした。

キタタカの粟根さん
もっと最後まで出て欲しかったけど、らしい役。
歌も踊りもなかったような。。。ちょっと残念

タダノミヤのインディさん
インディさんがたくさん見れてうれしい。ヒカラビさんではなくて、天皇の息子ってのがまたよい。
ゴノミカドに邪険にされて、悲しそうな顔がまたよかった。


あとはの団員さんたち
サンボさんは何でいつもこんな役?
川原さんがもうカッコ良すぎ。殺陣相変わらずキレキレ。惚れ惚れ見てました。
団員さんは適材適所。
いやあ、楽しかったな。

カテコの時のノリノリで踊り歌う斗真と倫也がよかった。楽しそう。そうそう2人ともほぼ出ずっぱりなのに、最後の殺陣とか凄すぎる。体力お化け?で、カテコでもノリノリって笑
3回目?4回目のカテコで、倫也は、サンボさんとか、いじって楽しそうでした。
斗真と倫也仲良しだなって。
ほんとにいい座組なんだろうな~ってカテコ見てて思いました。

じゅんさんと聖子さんいなかったのがちょっと残念




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月刊「根本宗子」第19号 「共闘者」  見てきました。

2024-09-17 00:13:03 | お芝居
月刊「根本宗子」第19号 「共闘者」 TOKYO FMホール 2024.09.04 14:00~

久々のねもしゅーさんのお芝居。
コロナ禍で通常での上演はなかなかだったので、、、ほんとにお久しぶりです~という感じ。
会場はTOKYO FMホール。ん?半蔵門?え?
行くのは平日昼公演。もしかして、もしかしたら、収録に来てる直人とすれ違っちゃったりする?なんて
ちょっとした期待を持って、、、、
しかし、その前日に収録があったようで、、、私の野望はあえなく散りました。






ステージが、真ん中に作られて、四方を観客が囲む形。5列ずつかな。。なので、どの席も見やすいと思います~

内容を簡単に。。。
高校の演劇部の同級生の5人(京子、優香、瑞希、吉田、真理恵)は、松たか子さんに憧れ、出待ちをしたときにもらった手ぬぐいを分け合って持ち、
5人同じ大学の演劇科に進み、劇団を結成することを約束していた。
が、いつも主演の京子(前田あっちゃん)が突然失踪。優香(ねもしゅーさん)は京子を待ち続けて劇団をやろうと強い気持ちを持っていたが、
真理恵(短ちゃん)が役者になるとアメリカに行ってしまい、また吉田(むらきゃみさん)は男に騙されて高額の水を買わされて逃げ出し。。。と
バラバラになってしまう。

話は。。。
真理恵はアメリカ人男性と結婚して子供も生まれたが、その子の改名手続きのために訪れた区役所で、京子と再会する。
そこから、上に書いたような過去の出来事などオムニバス的に振り返る感じ。。。
なぜ京子が失踪したか、それは家族の秘密を優香に話してしまったから。

そして、京子が失踪してから12年後、京子が刑務所から出所してくる日、5人は再会する。
再会した5人は、力を合わせてそれぞれが戻りたかった過去へタイムスリップする。
京子と優香が二人になって、戻ったのは、京子が失踪する前に優香に秘密を打ち明けた日。
人生がやり直せるなら、、、やり直せないとしても同じ道を選んでいくだろうと。。。
そして3人もまた登場し、「お」「も」「い」「地」「獄」を背負って生きていく

ねもしゅーさんの舞台だけあって、セリフの応酬がすごかった。
それも、あ~こういうこと言うよね~のような、普段使いの言葉たち。。。
5人でのわちゃわちゃ感もなかなかで、圧倒的なテンポ感に飲み込まれました。

今までのねもしゅーさんの舞台なら、いやあ、このセリフのテンポ感がここちよく、
そして5人の気持ちなどを感じつつ感動してたんだけど、今回はそうもならず。。。
というのは、この舞台の形なんではないかなと。

まず、ここは劇場ではなく、プロレスなどもやるホールだそうで、なかなか声が響くというか
反響して、セリフが聞きづらかった。
女性みんな、声がキンキンする感じで、ちょっと何をいってるかわからないときも。
それに輪をかけて、真ん中が舞台で、四方を囲む形だったから、演者が自分と反対側を
向いてセリフを言ってると、セリフがよくわからない。。
なので、いまひとつ、はまれなかったんですよね~
ちょっと残念でした。

キャストでは、、やっぱり前田敦子さん、素晴らしかった。
最近の前田あっちゃんの演技力は目を見張るものがあります。いい女優さんになったな~とつくづく。。。
それから長井短ちゃんも、いい味だしてました。
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イキウメ 「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」 見てきました

2024-09-16 00:48:55 | お芝居
イキウメ 「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」 東京芸術劇場シアターイースト 2024.09.01 13:00~

何たる失態!!!
14:00開演と勝手に思い込んでた。なんでチケットチェックしなかったかなあ。。。
最近こういう間違い(時間とか日にちとか)多くて。。。もう年かな~と悲しくなる。

めっちゃ楽しみにしてたのに、、、
行ける日が、東京千秋楽のこの日しかなかったから、リベンジもできない(涙)

劇場についたのが、13:30くらい。ちょうど開場と思っていったけど、どうも雰囲気が。。。
愕然!!でした。
係りの方に、話してロビーまで入れていただき、客席に入っていいころ合いを、みはからって入れてもらいました。
席は3列目を持ってたんですが、入ってすぐの端の席が空いているということで、そこをご案内していただきました。
ほんとにありがとうございました。

ちょうど2つ目のお話でした。
2つ目のお話の最初の方はロビーのモニターで見てたので、見れなかったのはオープニングと1つ目のお話ってことかな?
ほんとにバカな私。。。

途中からだったのに、とってもよかった。ほんとによかった。
あ~だからこその後悔です。。。
そして、本を読みたくなりました。

まずは、公式より
「怪談は 昔も今も 変わらない
東へ西へ 旅した八雲は 知っている
この世は実に 奇ッ怪だ」

とある旅館に宿泊していて、小説を執筆している作家の黒沢(浜田さん)
ある日、旅行客の田神(安井さん)と、宮地(盛さん)がやってくる。
ここで出会った3人は奇怪な話をお互いにすることになることとなったらしい(見てないので・・)

ここから語られるのは、小泉八雲の怪談5編「常識」「破られた約束」「茶碗の中」「お貞の話」「宿世の恋」
怪談は、劇中劇として、話の中の人物と、そこにいる人物がうまく入れ替わり演じるというのが、
イキウメらしく、さすがだった。違和感なく、すーっと物語に入り、そしてすーっと現実に戻る。その匙加減がすばらしいなと
改めて思いました。

「破られた約束」では、ある侍(浜田さん)には病床の妻(松岡さん)がいた。自分が死んだら新しい嫁を迎えてというが、
侍は妻のことを愛しているから、そんなことはしないと約束する。妻はなくなり、約束したとおり、侍は妻の亡骸を庭の梅の木の下に埋め、鈴も一緒に埋めた。
しばらくして、侍は再婚した。ある夜、侍が家をあけたとき、新しい妻(平井さん)が眠っていると、鈴の音とともに前妻の幽霊が現れ、離婚して家を出ていけという。
新しい妻は侍に離婚したいという。そして前妻の幽霊に言われたことを侍に話す。
再び、侍が仕事で夜、家を空けるとき、周りに男たちに番をさせる。鈴の音が聞こえる。気が付くと男たちは倒れていて、新しい妻が声を上げて男たちを呼ぶが
誰も来ず、幽霊に襲い掛かられる。
翌朝、侍は新しい妻の首が引きちぎられて死んでいるのを発見する。。。。

田神は、怪談なら幽霊が呪い殺したで済むが、これを事件として考えると、侍が犯人とも思えてくる。実際にこの怪談のような事件があって少女が殺されているという。

次の話は「茶碗の中」
ある男性(安井さん)は、茶碗の中に見知らぬ人の顔が映っていて、お茶が飲めない。同僚に渡すが、同僚には見えていないようだ。茶碗を変えても変わらない。
男性は嫌だったが、それを飲み切った。
男性役を宮地(盛さん)に代わる。
宮地が遺体安置所にいると、外に見知らぬ男が立っている。ここは関係者以外立ち入り禁止。。。しかも、その男は茶碗に中にいた男だった。
彼は自分を飲み干したなと言って、襲ってきた。が、何とか逃れることができた。
そして、その茶碗の中に出てくる男が黒沢にそっくりだと話す。

宮地は実は検視官で、実際に遺体安置所から、一人の女性の遺体が行方不明になっているという。もう一人の田神は刑事で、二人はこの事件を捜査中。
この旅館と、小説家のことを聞き、やってきたのだった。二人は黒沢にその女性の写真を見せる。

ここから黒沢の過去の話になる。「お貞の話」
黒沢(学生時代は大窪さん演じる)は学生のころから小説家をめざし、そのころの彼女は画家志望のしのぶ(平井さん)だった。
しのぶは、想像で描いた絵も、実は過去にあったことと全く同じ立ったりするという才能をもっていた。彼女が言うには、この世で起きることは決まっていて、
それを私は絵にすることができるのだと。
そして自分の顔が黒く塗られている絵を見せる。これは自分が死ぬことを表しているという。もし死んだら、15年後に生まれ変わって、また黒沢の元に戻ってくる
ともいう。そしてしのぶは自殺してしまった。
先日、黒沢は旅館で忍にそっくりの女性をみかけた。それが遺体がなくなってしまった女性だった。話しかけてみたが、彼女はわからないようだった。
すると田神が、彼女の姉の証言を話す。彼女はその旅行のあとから、様子がおかしくなったとのことで、突然別人格が現れるようになったみたいだったと。
そしてそのあと自殺してしまったそうだ。
田神と宮地は、黒沢にそのあと会ってないかと聞くが、黒沢は会ってないと答えた。

そこへ旅館の女将(松岡さん)が来て怪談話を始める。これは「宿世の恋」。「牡丹灯籠」の題材でもある。
新左衛門(浜田さん)という浪人は、旗本の娘のお露(平井さん)と恋仲になる。しかし身分の差があり結婚はできない。
最初に紹介してくれた医師(安井さん)にお露と会いたいとお願いするが、それは無理だと断られる、
あるとき新左衛門はお露がなくなったことを聞く。
その後、町でお露とその女中(生越さん)に出会い、驚く。その後お露は夜になると新左衛門のところにやってくるようになる。
様子がおかしい新左衛門を心配して、医師たちが身に行くと、新左衛門はお露と女中の死体と戯れていた。
新左衛門は和尚(森下さん)にお露の霊が取りついていると言われ、お祓いをすることになる。1週間お経を唱えればお露の霊は成仏してくれるという。
そしてそのお経の最中に、お露の声にこたえてはいけないと言われる。
新左衛門はお露の声にこたえるのを耐えて、6日間。とうとう最後の日、、、お露の声に耐え切れず答えてしまう。そして、、それなら自分がお露のもとに行くと
自害してしまったのだった。

暗転したあと、
旅館だった場所は廃墟。そして黒沢はいない。いるのは田神と宮地だけ。
祠の前の地面の蓋を開けると、ものすごい悪臭とともに、女子高生の遺体と、黒沢の遺体を発見する。
二人は黙って手を合わせる。それを黒沢が遠くから見守っている。

「報告書どう作成します?」と田神。狐に化かされたとこからですかね・・・・



現代の遺体がなくなった事件と、それぞれの怪談話との融合が絶妙でした。
最終的に、事件の真相にもだんだん迫っていって、終わり方もきれいでしたよね。すばらしい。。。

最後の「宿世の恋」
お露に叫ばれ続けるのは、、なかなか怖いというかつらいですね。あれを聞こえないようにしてお経を唱えるのは、、、
お露役の平井さん、絶叫でしたもん。熱演でした。

それと舞台セットもよかったです。シンプル。不要なものを一切排除した感じだけど、何かあったかい感じすらする。
奥に作られた中庭には、実際に砂利があって、祠、梅の木も。。。
照明も怪談のときと、そうでないときとのメリハリを出していて、怪談のときは、ちょっと怖さを出していました。


キャストでは、
やっぱり黒沢役の浜田さん
以前からイキウメの舞台を見に行った感想に書いているんだけど、
私、浜田さんの声がめっちゃ好きなんですよ。今回もすっかりその声にやられちゃいました。
さらに、和装の衣装がお似合いで、色気がすごい。
小説家というけど、訳ありな感じが浜田さんにぴったり。堪能させていただきました。

他の安井さんはじめイキウメの人たちも、適材適所でさすが。。。。

で、今回の客演では、
黒沢の恋人や、お露などを演じた平井さん
何役か演じられてたけど、全然違う役をしっかり演じ分けられていて、すばらしかった。
黒沢の恋人役では、いまどきの若者だけど、ちょっと得体のしれない不思議ちゃんという感じで、黒沢をほんろうしてた。
さらに、お露のときは、新三郎を引き込もうとする狂気の出し方がすごかった。。。
今後が楽しみな役者さんです。。。

現実と怪談話や過去の話を行き来するのですが、そこがシームレスにつながるので
とても見やすかった。見ている方も??にはならずに、ついていくことができるのは
演出の仕方もそうだし、キャストの所作やセリフもうまく作られているからだと思う。
そこが、イキウメだな~って思う、、、
あ~だからこそ、最初から見るべきだった、、、、

この舞台は再演なわけで、、、また何年後かに、再演を期待します。


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NODA・MAP 第27回公演 「正三角関係」見てきました

2024-09-05 00:28:17 | お芝居
NODA・MAP 第27回公演 「正三角関係」 東京芸術劇場プレイハウス 2024.08.22 19:00~

NODA・MAPは最近、そうでなくてもチケット争奪戦が激しく、見に行くのが大変なのに、、、
今回は、松潤が主演ということで。。。激戦も激戦も大激戦。
野田地図先行はもとより、ぴあもローソンもイープラスも何度も何度も落選で。。。
(こういう時に限って、キューブの役者さん出てないから、キュービット先行もないし)
そしたら、一番最後の、ぴあNICOSカード先行で、ひっかかりました。。。やったー。

しかも、、、そんな最後の抽選だったのに、最前列(端の方だけどね)ってどういうこと?

ってことで、行ってまいりました。

いやあ、すごいものを見たなという感じかな。

野田さんの芝居にしては、テーマが早めにわかるようになっていて
(大体は2幕になってようやくというのが多い)、太平洋戦争、そして長崎に落とされた原爆だと察しがすぐについてしまった。
なので、単純な頭の構造をしている私には、わかりやすかったかな~

今年は、「イノセントピープル」の芝居も見たし、この前直人ツアーで広島に行ったときに、原爆ドームもいったりしたので
身近に感じていたことだったので、余計刺さってきたのかもしれないです。
原爆ドームの前で、ピースして写真撮る、白人のグループを見て、ちょっとやるせない感じになったりして
ワタシ的にはナーバスだったわけです。。。この話は。

お話は ドストエフスキーの小説「カラマーゾフの兄弟」の設定からなるということで、「カラマーゾフの兄弟」といえば、
吉田鋼太郎さんや市原隼人さん、斎藤工さん、林遣都くんのドラマのイメージが強くて・・・
あ~そういえば、高梨臨ちゃん出てたなとか、松下洸平くんがキーマンだったなとか、ついつい思い出しちゃってたんですが、
設定を借りたというところでしたね。

原作でいう強欲で成り上がりの父親フョードルならぬ、唐松兵頭を竹中直人さん。長男で真っすぐだけど放蕩息子のドミートリイならぬ、唐松富太郎を松潤。
彼は、花火師という設定。二人が取り合うグルーシェニカ・・・これはこの話ではで火薬の名前となっていて、富太郎はとくにこれを大事にしていたという
設定。だけどグルーシェニカという女性も登場し(長澤まさみちゃんが二役)、この女性をめぐる三角関係も・・・
そして、次男のインテリな科学者イヴァンならぬ、唐松威蕃を永山瑛太さん。彼は物理学者、三男の修道僧アレクセイならぬ唐松在良という聖職者を長澤まさみちゃんが演じている。

芝居は、富太郎が父親殺しの罪で裁判にかけられているところから始まる。
富太郎の弁護人不知火が野田さん。そして盟神探湯検事が竹中直人さん。
法廷には、次男と三男。それから小松和重さん演じる唐松家の番頭も出廷している。

裁判が進み始めると、空襲警報が発令され、人々は避難。そのたびに、富太郎は柱に手錠でくくり付けられる。
裁判のシーンと、空襲警報のシーン、そして三兄弟の話と、あちこち動くのでちょっとめまぐるしかった・・・

富太郎は花火で人を幸せにしたいという思いから花火師になった。次男の威蕃は、量子力学に目覚めて、物理学者になった。そして三男は聖職者になった。
富太郎はグルーシェニカという名前の火薬を軍に取り上げられて、花火を打ち上げることができなくなっている。その軍に協力して儲けている父親に対して
恨みを抱いている。そのため、途中途中で、ボクシングのリングが現れ、富太郎と兵頭が対戦。富太郎が父を殴り倒す。

裁判の証人として、池谷のぶえさん演じるウワサスキー夫人が出廷。彼女の証言によって、二人の関係が明らかになっていく。
二人の間の確執には、グルーシェニカという名前の火薬だけでなく、グルーシェニカ(長澤まさみさん二役)という女性もあったことがわかってくる。
富太郎には、村岡希美さん演じる生方莉奈という婚約者がいたにもかかわらず。。。である。しかし生方莉奈は弟の威蕃にも好意をよせていた。
三男は聖職者といっても、浦上天主堂で台所の下働きをしている。そして次男は新型爆弾(原子爆弾)の研究をしているらしい。

空襲警報は相変わらず鳴り、そのたびに裁判は中断となる。戦争は激しくなっているようだ。
アメリカ軍は原爆を作り、それをどこに落とすかを話し合っていた。いくつかの都市が候補にあがり、8/7に広島で落とされた。

一方、裁判。結局、富太郎は父殺しで有罪になる。しかし、次男が研究している新型爆弾に点火するためには、富太郎の花火師としての
腕が必要ということで、釈放される。富太郎は長崎を旅立っていく。

8/9、空襲警報がやんで、人々がほっとして防空壕をでたとき、、、長崎に原爆が落とされた。
残った富太郎の独白。一人の男が一人の命を奪って裁かれる。でも、一人が大勢の人の命を奪ったことが裁かれないとは。。。この場合、だれが裁かれるべきなのだろうか



上にも書いたけど、今回は、早い時間に長崎の原爆の話だとわかったので、それを頭に入れながら、見たので
瑛太さんの役割も。。。それから池谷のぶえさんのセリフも、そういうことか。。。何となくわかるという点ではみやすかったです。

瑛太さんが研究していたのは、日本も秘密裡に開発していた原爆で、ただそれが完成する前に、先にアメリカが完成させ
広島と長崎に投下してしまった。だからアメリカが戦争に勝った。そしてその原爆を投下した人は、多くの命を奪っても
何も裁かれない。
ひるがえって、次男が先に完成させてたら、そして点火技術のことで、長男がアメリカに投下する役割を果たしていたら、日本が勝って、
そして長男は裁かれたのだろうか。
そう考えると、すごく奥が深いテーマだなと。。。思ってしまう。

舞台「イノセントピープル」では、原爆を開発していた研究者は、罪の意識から、命を絶ってしまっていた。。。
父殺しの罪、そして戦争時の罪。。。戦争という異常事態における罪の軽重。
今も、ウクライナで、ガザで戦闘が起きている。そういったことを踏まえての野田さんの提起なんだろうなと。

ただ、重いテーマではあるけど、言葉遊びも楽しかったし、アンサンブルはかっこよかったし、
布とかボールとかリボンとか小道具を使った演出はすてきだった。たくさんの人でいろんなこと、いろんな場面を表す切れの良さは
NODAMAPの醍醐味だなと、改めて思ったのでした。

キャストの感想。。。

富太郎の松本潤さん
松潤の芝居を生で見るのは初めて。
最初出てきて思ったのが、、、松潤太った?顔が大きくなった気がしたんだけど。
それと、1幕の最初からかなり汗かいてた。。。ステージ上は暑いんだろうか。
笑顔がない役だから、ずっとつらそうな苦しそうな顔で、、、カテコでも笑顔なかったのがちょっと寂しかったかな。
でも、力強かったし、富太郎のもつ苦悩をしっかり表してて、最後の独白もすごく良かったと思いました。
また、舞台に出てほしいな~(チケット大変だけど)

次男の威蕃の瑛太さん
NODAMAPにはよく出てるし、演技力はさすがでした。
量子力学の説明のときに、量子を表すカラフルなボールが飛び回る演出が好きだったな~
ノートに向かって数式を必死に書いたり、彼の頭の中が画面に現れたり。。面白かった。

三男の唐松在良役とグルーシェニカの長澤まさみさん
いやあ、素晴らしいですね。二役。早着替えもさすがでした。
舞台を見たことも何回もあるけど、やっぱりすごい役者さんだと思う。特にグルーシェニカが色っぽくて。。。
聖職者の三男とのギャップがまたすごかったです。
声がやっぱりいいんですよね。すごく通るよい声をしていると思います。

父親と検事の竹中直人さん
存在感ありますよね。声もとてもいい。
ふざける感じの時も好きです。
検事役も似合ってました。

それと。。。。ウワサスキー夫人の池谷のぶえさん
いやあ、存在感抜群ですよ。出てくるなり場をさらってしまうっていう。
いろんな小道具を使いながら、笑わせながら、セリフをしっかり言い切る。すばらしすぎです。
飼っている猫の名前が「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」っていうのには、ケラさんの顔が浮かんできて、爆笑してしまったです。

村岡希美さんや小松和重さんも芸達者なんだけど、今一つの出番で、使い方がもったいないな~とつくづく思っちゃいました。


この時期に、こういうテーマの作品。。。キャストの演技もよかったし、
ほんとにすごい舞台を見たなと思いました。そして改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを感じました。
被爆国であるからこそ、もっと発信しなければいけないことがあるなと、思いました。

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「江戸時代の思い出」見てきました。(アップするのを忘れてた)

2024-08-27 01:42:52 | お芝居
ナイロン100℃49thSESSION「江戸時代の思い出」 本多劇場 2024.06.27 18:30~

ライブだなんだで遊びまわっていたので、アップするのをすっかり忘れてました。
もうずいぶん前に書いていたのに、、、だいぶ日がたってしまいましたが、アップします。

ケラさん率いるナイロンのお芝居。時代劇は意外にも初めてとか。
三宅弘城さん大倉孝二さんなどなど、ナイロンの主要メンバーが出られるのにプラスして
客演が池田成志さん、坂井真紀さん、峯村リエさん、山西惇さん、奥菜恵さんなど、なかなか豪華。
ということで、本多劇場まで行ってきました。

話の内容は


筋があるようでないような。。。ケラさんのナンセンスコメディらしいといえばらしいんだけど。
話としては、三宅弘城さん演じる武士之介という町人と、参勤交代の行列からはぐれてしまった大倉くん演じる人良がばったり出会ったことから始まる。
行列に戻ろうとしている人良を無理やりひきとめ、自分の思い出話を聞いてくれと、無理やり話しだす武士之介。
そこには、3姉妹(奥菜さん、イヌコさん、松永玲子さん)がやっているお茶屋があって、二人はそこで話していた。

なんだけど、その思い出話というのが、江戸時代というより、現代の話。
4人(喜安さん、山西さん、峯村さん、坂井真紀さん)がこのあたりにタイムカプセルを埋めたと掘り起こそうとしている。そこにはみのすけさん演じる教師もいるんだけど
4人は全く無視。
掘り起こしていた4人は、土の中から一本の腕を発見。タイムカプセル?(な、わけない)すると、足も出てくる。。。
ようやく、彼らはそれが死体だと気が付く。

話は現代の話ではあるんだけど、武士之介と普通に会話ができてしまい、今が江戸時代なのか現代なのかよくわからなくなってくる。

土の中から脳みそらしきものが出てくる。その脳みそを見た武士之介は、あれは自分の脳みそだと言い出す。自分はずっと埋められていたのだと。
と、そこに出てきたのは成志さん演じる悪玉菌座右衛門。彼は、同級生たちや先生を斬り付け殺してしまう。。ここで「第一話・完」となる。

突然、客席にスポットが当たり、観客の心の声が(笑い)
全然伏線回収されない。とか。わけがわからないとか。。。(いやいや、全くそう。私の心の声でもあったけど)
客席にいた観客のカップル(猪俣さんと水野小論さん)が立ち上がり、こんな芝居見てられないと、出口に向かおうとすると、落ち武者(眼鏡太郎さん)の
劇場の係員が二人を引き留める。二人はそのままステージに、、、

ここから第二話
江戸時代、飢饉となり、食べ物がなくなってしまい、疫病も流行っている。
お茶屋さんの姉妹は、客を食べて、生き延びているらしい。
お茶屋さんに坂井真紀さん演じるおえきがやってくるが、彼女は疫病らしく体が斑点模様になっていた。
井戸から武士之介があがってくる。助けようとした同窓生のひとりが代わりに落ちてしまう。
武士之介はお茶屋にやってくると、お茶屋の二人の姉は、妹(おにく)の体を食べたいといい、おにくは姉たちに食べられそうだから、家に帰れないと言っている。
結局おにくは家に帰り、扉を開けてはいけないと言い残す。武士之介が扉をあけると、おにくは鶴となって織物を織っていて、そのままとびたってしまった。
武士之介が上がってきた、井戸に殿様とその奥方、家来がやってきて、食べ物をさがしている。
おえきがやってきて、そこにいたものたちはみんなお茶屋に一緒に入る。。。が、しばらくたってみんなでてくると、体に斑点がある疫病にかかっていた。
で、ここで「第二話・完」

休憩となるけど。。。。ほんとに意味がわからない。とりとめのないばらばらの芝居。。。

そして第三話。
江戸の飢饉は終わった。今の話題は顔が臀部の侍の話。
お茶屋のおにくは悪玉菌座右衛門と結婚したらしい。
そのお茶屋を訪れた役人たちが顔が臀部の侍を捜している。懸賞金300両がかかっているらしい。
悪玉菌座右衛門は、それを聞いて目を光らせる。
ここで、アナウンスが入る。参勤交代中の行列から、猫背で長身の男が行方不明になっているので、いますぐ役所にくるようにと。。。
これは人良のことのようだが、彼は行列には戻りたくなかった。
お茶屋にきた若旦那がもっていた高級な壺が割れてしまい、武士之介もそのために300両の懸賞金を考え始める。

顔が臀部の侍とその姉が現れ、姉は弟のことを見守っていたが、見つかってしまう。
そして顔が臀部の侍は口から煙を吐き。。。。。ここで「第三部・完」となる。

さきほど客席から出ていこうとした男女の客が、出口から戻ってくる。下北沢の駅まで、落ち武者の劇場の人に追いかけられ
連れ戻されたようだった。
ステージの土の中からみのすけさん演じるキューセイシュが出てくる。江戸時代の人たちはみんなステージの床に眠っていたのだった。
そこにアナウンスが再び流れる。大名行列からはぐれた人良を捜すものだったが、人良は自分たちで行列を作ればいいといって
そこにいる人たちと行列を作って歩いていく。
井戸の中から、エノモトが出てくる。井戸の底にはキューセイシュがつくったらしい地下都市があるらしい。
それを聞いて同級生たちは井戸の中に入っていく。。。

で、終了。

覚えている範囲で書きましたが、、、まったくストーリーがよくわからない話。。。。
っていうか、ストーリーはあるの?いろんな伏線はどうなった?っていうか、最終的にはどう落ち着くの?
という???がいっぱいの話でしたが、
飽きずに見れたのは、逆にすごいと思います。
その場その場の笑いを楽しんじゃいました。

で、、、武士之介の江戸時代の思い出って、、、どこまでが思い出?どこからが現代?
彼はいったい何者?なんて、考えちゃいけないんだろうな。

いやあ、一番笑ったというかびっくりしたのが、第一話完の後、客席の男女のところかなあ。
あんなセリフやこんなセリフ。。。ケラさん、挑戦してるな~って思っちゃいました。

ということで、、、特にこれ以上の感想もないんですが(汗)
キャストは、実力派ぞろいで、特にあれこれもないんですが。。。

坂井真紀さん、なかなかすごい3役だったなと。印象的でした。
侍の姉のときは、声でわかったという感じだけど、個性的な役を演じ分けられてて、、、きっと面白かっただろうな~

それからおにく奥菜恵さん
めちゃくちゃ個性的。だけど、奥菜恵さんにあってるな~って、。。。思いました。

大倉さんとか三宅さんはいわずもがなで、
ちょっとずれた会話とか、二人で話してるのを聞いてるだけで楽しかった、、、

山西さんとか峯村さんとは、ある意味無駄遣いっぽいんだけど、そこがまたよかったです。
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