カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
菊池教会の電話:0968-25-2381

「今週の公教要理の錠剤」34

2012年07月12日 | メッセージ(その他)
B 年 年間第十五主日     2012・7・15
 「カトリック教会の教え」から
「感謝の祭儀―ミサ」
キリスト信者は毎週参加するミサに、いくつかの方法で呼ばれています。ミサと言うのは(missio)と言うラテン語のことばから発生しています。意味は派遣、つまり送りこむことです。つまりミサ「儀式」が終わってこれから社会の中で日常生活が始まる所に、キリスト信者は福音書の中にあるイエス様のみ言葉から送りこまれて、そこにイエス様の体を顕示しながら、出会う人と命のパン、生きる言葉を分かち合います。それにミサは感謝の祭儀とも呼ばれています。キリスト信者はまず神様から頂いた恵み、頂いた命、イエス様を通して頂いた救いの為に感謝します。それぞれ皆が自分の人生を振り返ると、確かに自分の欠点が赦されたこと、いろんな時に指導されたこと、支えられたことに思い至り、心を込めて感謝を表すようになります。ミサは教会の信者皆の行う儀式であり、儀式の時に全世界全体の教会がその中に参加して含まれています。ミサの参加者が大勢の時には荘厳な中で全世界のイエス様の教会を表すようになります。感謝の祭儀の構造は略して次の通りです。
―開祭、入祭、回心の祈りー言葉の典礼、聖書の朗読と説教、―感謝の典礼、奉納、奉献文、聖体拝領、-閉祭、派遣の祝福。
そしてキリスト信者は洗礼を受けてから出来るだけ毎週の日曜日、つまりイエス様のご復活を祝う「主の始めの日」ミサに参加して、典礼の流れに沿って自分の心の思いを合わせて神様に祈り、共同体と一体となり、大きな喜びを味わいながら、場合によっては辛い日常生活の為に大きな力と支えを得られます。感謝の祭儀の中で欠かせない頂点が二つあります。それは神様の言葉としてイエス様を知る、受け入れ、愛することです。次はイエス様の体を記念するパンとブドウ酒をいただいて、それを共同体と心と人生を分かち合うことです。
                                                   モヨリ神父