旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

第20回北海道老年期認知症研究会

2013-10-19 23:27:54 | 日記
物忘れ午後から認知症の勉強に行ってきました。20年続いている研究会です。ぼくも北大に赴任して間もなく認知症(当時は痴呆症)ケアの実際について涌谷町での経験を話しさせてもらいました。

認知症の人に対するクスリの使い方の講演もありましたが、特に新しい知見は得られませんでした。

浦上克哉先生(鳥取大学医学部保健学科教授)の講演「認知症の早期発見と早期ケア」からはエネルギーをいただきました。

「物忘れ相談プログラム」(日本光電)はタッチパネルで言葉3つの遅延記憶、時間の見当識、立方体模写をテストします。3分以内で終了します。より正確を期す健診ではTDAS(検査項目が9項目あり20分かかる)で正常群、予防教室群、専門医受診群に振り分けます。

予防教室群は週1回2時間の予防プログラムを受け、採用している町村は数百万円単位で介護保険費用を削減できているということです。

「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」から「認知症予防のできるまちづくり」が盛んになっているそうです。