久しぶりの学生授業

外来がなかなか終わらない状況で、何とか区切りをつけ北大の授業にこぎつけました。

3年生の地域医療学の授業です。

3講時は「地域医療の歴史と課題」4講時は「地域協働型プライマリ-ケア」でした。

Starfield先生、Greenhalgh先生の本を読み直し、新しい考え方を披歴したつもりですが、解剖学、生理学の勉強に疲れた3年生には新鮮には響かなかったようです。

出席は6割、さらにほとんどの学生は眠っていて10数名が聞いているという状況でした。4、5名の地域医療に関心ある学生に向けてメッセージを発信しようと努めました。

自殺予防戦略

きのうの午後は「自殺予防戦略：日本と世界における今後の展望」に参加しました。

WHOのメンタルヘルス・薬物乱用部門のディレクターSaxena先生の講演と質疑でした。

自殺の道具（銃や農薬など）を周りにおかないこと、自傷行為者を見守り続けることなどをお話しされました。

日本の自殺予防は失敗でない。これから効果を発揮するはずだとも力説されました。

日本もハイリスク者へのアプローチはある程度効果を上げているようです。