サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

リフォーム費用の融資を0.8%の金利で

2021-01-17 14:43:46 | 不動産賃貸業

先日、私が住んでいる宇治市から、借入金の利子を補助(実際には全額)する旨の通知を受け取りました。

借入金は300万円であり、また期間は9月から12月の3か月間だけなので、金額としては1万円弱ですが、やはりありがたいです。

支払った利子を自治体が負担してくれる、というとてもありがたい制度を知ったのは昨年でした。

特にコロナの影響というわけでもなく、以前から中小企業を宇治市が支援する制度「宇治市中小企業低融資制度」というものがあったようなのですが、全く知りませんでした。
(Ref. https://www.city.uji.kyoto.jp/site/ujinext/6493.html)

 

この制度を使って融資を受けたい旨、金融機関に申し込みを行います。融資条件としては金利は1.3%、期間は「運転資金」であれば5年以内、「設備資金」であれば7年以内であり、融資限度額は「運転資金」は2,000万円、「設備資金」なら3,000万円です。

私の場合は、「運転資金」として300万円、融資期間5年で借入ました。せっかくなので、妻も同条件で借入を申込み、どちらも審査を通って、昨年9月に融資を受けました。

 

この制度のすごいところは、最初の2年間は、支払った利息を全額宇治市が補てんしてくれる点です。また、保証審査では、その審査の手数料として信用保証料を支払いますが、それも宇治市が半分負担してくれます。私の場合は、49,500円かかりましたが、その半分である24,750円を宇治市が負担してくれました。

そもそも、この制度を知ったきっかけは、京都中央信用金庫(以下、中信)の担当者からの提案でした。不動産投資用の築古戸建購入時に中信から融資450万円を借りていたので、中信さんとは以前から付き合いがあり、その関係で、実はこんな制度があるんですが、利用してみませんか、と提案されたのです。

ただ、条件としては「運転資金」としての借り入れで融資期間5年、融資額は300万円くらいで、ということでした。

私としては、これからも築古戸建を買い進めていくつもりなのでできれば「設備資金」としての融資で不動産を購入したかったのですが、どうも不動産賃貸業という業態が合わないのか、それは難しいということになりました。そのため、とりあえず「運転資金」として借り入れて、賃借人入退去時の原状回復もしくは小規模なリフォーム費用に充てようと思っています。

 

さて、ここから、タイトルの金利 0.8% の話になるのですが、もともと金利1.3%で、しかも無担保。なかなか、こんなよい条件はないのですが、おまけに2年間は金利負担なし。保証料は半分宇治市が負担。さらに、金融機関への融資手数料も無料です。さらに、繰り上げ返済も可能なようなので、2年後に返済してしまうと、金利は全く支払わなくて済みます。

厳密には、金銭消費貸借契約書の印紙代などで6千円ほどかかるのですが、通常は、これは金利計算には含めないので、以下の計算では無視します。

今回の条件を整理すると、

借入金300万円、金利1.3%、融資期間5年の元金均等払い、2年間は無利子。初回に、保証料として24,750円の支払い。この場合に5年間で支払う金額(保証料と3年目以降の利子)は 61,523 円となります。

借入金300万円、融資期間5年の元金均等払い、保証料はなしとした場合に、金利0.8%の場合、5年間で支払う利子総額は61,400円となります。 

したがって、今回の融資は実質的には 0.8% で借り入れたことになると思います。

 

もし、2年後に繰り上げ返済をするとした場合には、保証料24,750円の支払いのみです。

借入金300万円、融資期間5年の元金均等払い、保証料はなしとした場合に、金利0.5%の場合、2年間で支払う利子総額は24,303円となりますから、繰り上げ返済をするのであれば、実質的には0.5%で借り入れたことになります。したがって、2年後に繰り上げ返済をして、再度、同じ手順で申請をして融資をしてもらうのが得策ではありますが、そこまでするかどうかはまだわかりません。

私と妻で併せて600万円を無担保かつ0.8%で借り入れができたのは大きいです。しばらくはリフォーム費用に困らなくて済みそうです。

もし、融資を考えている方は、こういった自治体が支援している制度を活用することができないか、一度調べてみることをお勧めします。

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